自動車のカテゴリ市販車市販車-システムでの区分-市販車とは、その名の通り公道走行・販売を目的として製作されてクルマ(例外あり)。 レーシングカーとの対比としてロードカーとも呼ばれる。 公道を走る為のクルマであるから、各国ごとに定められた保安部品を装着している必要がある。 その範囲は幅広く、軽自動車から各セグメント車(A-Eまでの5段階)。 セグメントに囚われないスポーツカーやスーパーカーなど多種多様。 ここでは、サイズ・動力源・使用用途などの「システム」別にグループ分けをする。 軽自動車全長3400mm以下、全幅1480mm以下、全高2000mm以下のボディ寸法、かつ、排気量660cc以下(現在)を満たし、最大定員4名、最大貨物積載量を350kg以下とする車両を指す。 意外かもしれないが日本独自規格であり、日本以外に軽自動車と呼ばれる規格は存在しない。
コンパクトカー
ハイブリッドカーHybrid Car
電気自動車電気をエネルギー源とし、モーターを使用して走行する車両。
スポーツカースポーツドライビングを主な目的とし、高速走行時の運動性能及びその楽しさに重きを置いて設計・製造された自動車の事を指し、はっきりした定義はない。
スーパーカー広義にはスポーツカーの一種だが、一般的に『(スポーツカーと比べ)独創性のある外観で極端に性能が優れるもの』を指し、はっきりした定義はない。
市販車-形状での区分-ここでは、市販車を「形状」別でグループ分けする。 セダン最もベーシックなスタイル。 エンジンルーム、居住スペース、トランクの3つで構成されている事から「3BOX」とも言われる。 4ドア・セダンと2ドア・セダンがあるが、今日販売されている大半のセダンが4ドア・セダンである。 サイズによって小型、中型、大型に分類される。
ハードトップセダン・クーペからセンターピラーやサッシを取り払い、スポーティ感、開放感を演出することを狙いとしたデザイン。 固定式の屋根を持ちながらオープンカーのようなスタイルを連想させるデザインである事から、英語ではFaux Cabrioret(偽のカブリオレ)とも言われる。
クーペセダンの全高・車高を低くし、後席をなくす・狭くして、空力性能・運動性能の向上を目的としたデザイン。 セダンに比べてコンパクトな印象を受ける。 スポーツカーは大半がこのタイプで、後席は無い(定員2名)か、あるいはあっても補助的なものとして設置されることが多い。
ステーションワゴンセダンの居住スペースとトランクとの仕切りを外し、屋根部分までトランクを持ち上げ、車両の後部にテール・ゲートを設けたスタイル。 仕切りが1枚無くなるため、ハッチバックと並び2BOXとも称される。 名称は「鉄道の駅=ステーション周辺で利用される馬車」が「ステーションワゴン」と呼ばれていた事から来ているが、これにはちょっとした誤解が存在する。
ワンボックス1BOXと表記することもある。ボンネットがたいへん短い、あるいは全くない箱型ボディが特徴。 エンジンの上に運転席や助手席がある、いわゆるキャブオーバー型が主である。
ミニバン自動車の形態のひとつ。家族連れなどに人気のタイプの車である。 概ね大きい車が多いのに「ミニ」バンと呼ぶのは、アメリカの「フルサイズバン」という形態の車より一回り小さいからである。
クロカンSUVスポーツ・ユーティリティ・ヴィークルの略称。 ここでいう「スポーツ」は、そのクルマ自身がスポーツカーだということではなく、人間の娯楽(サーフィン、スキー、キャンプなど)を表している。
ピックアップハッチバックオープン自動車の形態のひとつ。簡単にまとめると「屋根が取り払える・自動(または手動)で収納できる機能を持った車である。
チューンドカーチューニングカーとも呼ばれ、市販車を改造して性能を向上させたクルマ。
レーシングカーレースカーとも呼ばれ、競技専用目的で開発・使用されるクルマ。
ラリーカーRally Car
ラリーレイドカーRally Raid Car
プロトタイプレーシングカーPrototype Racing Car 以前はSUPER GTで特別公認という名前のプロトタイプカーが存在したが、現在は参戦不可能になっている。 以前はSUPER GTで特別公認という名前のプロトタイプカーが存在したし、現在はマザーシャーシと呼ばれる基礎モノコックを共有するシルエットGTカーが認可されている。
フォーミュラカーFormula Car
ストックカーStock Car
ツーリングカーTouring Car
駆動方式FF(FWD)フロントエンジン・フロントドライブ
FRフロントエンジン・リアドライブ
MRミッドシップエンジン・リアドライブ エンジンを車体の中央寄り(主にドライバーシートの後ろ辺り)に搭載し、後輪のみを駆動させる方式。
RRリアエンジン・リアドライブ
4WD(AWD)four-Wheel Drive
RWD後輪駆動車のこと。FR、MR、RR車をまとめてこう呼ぶことがある。 2WD2輪駆動車のこと。ファミリー車に2輪駆動と4輪駆動を両方持つ車種で、4輪駆動との対比で使われることが多い。 トランスアクスルトランスミッションとデフギアを一体化したもの。 言葉としては、トランスミッションを後方に配置したFR車やフロントエンジン4WD車に対して使われることが多い。 自動車のチューニングパーツ関連GT6における各種の詳細はセッティングを参照してください。 サスペンションタイヤとボディの間に設置され、タイヤのショックを吸収する装置 キングピン角車両を正面から見たときのキングピン軸の傾きをキングピン角という。 空力系統(エアロダイナミクス)ダウンフォースマイナスリフトとも呼ばれる。
ファン・カーエンジンとは別にファンを用いたクルマ。
アクティブエアロシステム走行状態によって自動で可変するスポイラー全般の事を指す。 その性質上、高コストなデバイスであるため一般車への採用例は皆無で、一部のスポーツカーやスーパーカー等に採用されるに留まる。近年ではLexusLFA、プジョーRCZ、HondaS660のOPなど 主に直進安定性を狙い装着されている。
エアロパーツ車体の空力を整えるために設置される外装品 車体の空力を整えるために設置される外装品。 前述のとおり、車体の空力を整えるのが本来の役割であるが、ドレスアップ用として装着される例も見られる。 微量に車重が増える為、コンパクトや軽自動車などのローパワー車両では装着しない方が良い。 微量に車重が増える為、コンパクトカーや軽自動車などのローパワー車両はパフォーマンスに支障をきたしやすい。 過給機エンジンの排気圧力(つまり排ガス)を利用し、タービンを回して同軸上にあるコンプレッサーで吸気を圧縮。NAエンジンの自然吸気以上の空気を圧縮吸気するのがターボチャージャー通称ターボ。 エンジンの排気圧力(つまり排ガス)を利用し、タービンを回して同軸上にあるコンプレッサーで吸気を圧縮。NAエンジンの自然吸気以上の空気を圧縮吸気するのがターボチャージャー、通称ターボ。 元は航空技術で空気密度の低い上空を飛行する為に開発された。 エキゾーストマニホールド上に取り付けてタービンを回す。シングルスクロール式とツインスクロール式さらにシーケンシャルツインターボという物もある。 F1やWECでは空気の圧縮をしても余る排ガスの力を使って発電機を回すという技術の開発も進んでいる(所謂ERS-H)。 スーパーチャージャーはエンジンベルトを介してコンプレッサーを回す。混同しないよう注意。 近年、開発されているのがモーターによるコンプレッサー回転という電動過給器。ターボラグの解消、NA並みの燃費を目指しているという。 圧縮率:理想はポート噴射で7〜8程度。近年では8〜10前後×1L〜2Lクラスの組み合わせでマツダは13〜14という高圧縮。 圧縮比エンジンに取り込んだ空気をどれだけ圧縮するかという数値。圧縮率とも。 理論上圧縮比を高くすれば高くするほど1度の爆発で大量のエネルギーを取得できるため、上げられるのであれば上げた方が良い。 しかし大量のエネルギーが出るということは熱量やエンジン強度の問題も発生するため、それらを加味しエンジンは設計される。 基本的に無加給エンジンの方が加給エンジンより大きくされるが、これは加給エンジンではブースト分が圧縮に上乗せされるため。 ガソリンエンジンでは圧縮比を高く取り過ぎるとノッキングを起こし最悪エンジンブローするために、ある程度抑えた数値になっているが、 2000年台より増えてきた直噴エンジンではこの閾値がかなり上がっている為に、市販車でありながら自然吸気で14という、一昔前であればレース用スペシャルエンジンと思わせるような数値を達成している*8。 一方ディーゼルエンジンではいくら圧縮した所でノッキングを起こさないのと、エンジンの仕様のためにある程度高圧縮が必要とされるため、ターボ併用かつ16〜17といった超高圧縮エンジンが使われている。 しかしこのような超高圧縮だと市販車の壁である排ガス試験を通しにくいということで、あえて14まで落とすというアプローチも行われており、どの数字に持っていくかはエンジン設計の面白いところである。 圧縮比に対する膨張比を大きく取る事という理論がある。 吸気バルブ関係によるもので吸気後の圧縮工程中に閉じきらないと吹き戻って圧縮比が低減し、スパークプラグによる点火爆発後の膨張行程で全てのバルブは閉じているので膨張比が大きくなる。場合によってはトルク低下を招くが熱効率は向上する。 ゲームとはいえECU(EngineControlUnit)やVSAの影響、スピードリミッター関係もあるのでただ単に「過給すれば良い」という訳ではない。 過給圧ターボ及びスーパーチャージャーで掛ける圧力のこと。ブースト圧とも呼ばれる。分かりやすくすると「どれだけ沢山の空気を送れるか」である。
インタークーラー過給機の圧縮で温度が上がった空気を冷却する熱交換器。
ターボラグタービンの慣性などによってすぐに過給されず加速が鈍る現象。 タービンの慣性や、タービンを回すためにはある程度の排ガス量が必要なため、主に低回転時や、アクセルを踏み直した時にすぐに過給されず加速が鈍る現象。 一般的にタービンが大きいほど、出力も大きいがターボラグも大きい。 ドッカンターボエンジン単体のパワーピークにターボチャージャーの過給が加わり、急激な出力変化が起こった状態。
トランスミッション動力伝達装置のひとつで、伝達する動力の回転速度を変換する装置である。ギアボックスと呼ばれることもある。
MT マニュアル・トランスミッションManual Transmission
AT オートマチック・トランスミッションAutomatic Transmission
セミAT セミ・オートマチック・トランスミッション簡単に言えば「自動MT」
DCT デュアル・クラッチ・トランスミッションDual Clutch Transmisson
CVT シーブイティーContinuously Variable Transmisson(和訳:連続可変トランスミッション)
ギア比トランスミッションでの歯車の比のこと。
ファイナルギアディファレンシャルギアの歯車で、タイヤに伝わる直前(ファイナル)のギアにあたることから、この名がある。
駆動系統(ドライブ・トレイン)クラッチエンジンなどの回転動力を伝えるための機械要素。
フライホイール重量のある円盤状の機械部品で、回転させることでエネルギーを保存し、一定の方向へ回転させ続けるための部品。
プロペラシャフトエンジンからの動力を伝える回転軸部品。 特にFR・4WD車で前のエンジン・ミッションから後ろのデファレンシャルギアへ動力を伝えるシャフトを指すことが多い。GT-Rはエンジンからリア側にあるミッションに伝えるプロペラシャフトと、そのミッションからフロントタイヤに動力を伝えるプロペラシャフトの2本を持っている。 特にFR・4WD車で前のエンジン・ミッションから後ろのデファレンシャルギアへ動力を伝えるシャフトを指すことが多い。R35 GT-Rはトランスアクスル4WDという性質上、エンジンからリア側にあるミッションに伝えるプロペラシャフトと、そのミッションからフロントタイヤに動力を伝えるプロペラシャフトの2本を持っている。 ドライブシャフトエンジンからの動力がデフで左右に振り分けられた後、デフからタイヤに動力を伝える回転軸部品。
LSD リミテッド・スリップ・デフLimited Slip Differential
DCCD ドライバーズ・コントロール・センターデフ
DCCD ドライバーズ・コントロール・センターデフ運転中にドライバーが任意に前後輪のトルク配分を制御することができる機能。
ACD アクティブ・センター・デフACD アクティブ・センター・デフActive Center Differential ハンドル角、速度、ブレーキ、旋回G等のセンサを基に前後の駆動制限をコントロールする。 ハンドル角、速度、ブレーキ、旋回G等のセンサーを基に前後の駆動制限をコントロールする。
AYC アクティブ・ヨー・コントロールActive Yaw Control (System) ハンドル角、速度、ブレーキ、旋回G等のセンサを基に後輪左右の駆動配分をコントロールし、旋回性能を向上させるシステムである。 こちらも三菱自動車が開発したもので、詳細は上記のリンクを参照。 ハンドル角、速度、ブレーキ、旋回G等のセンサーを基に後輪左右の駆動配分をコントロールし、旋回性能を向上させるシステムである。 こちらも三菱自動車が開発したもので、ランサーエボリューション等のクルマに搭載された。 詳細は上記のリンクを参照。 ボディトレッド
オーバーハング車輪軸から車両端部にかかる部分のこと。ホイールベースの外側にあたる部分。または、その長さのこと。
ホイールベース前後のタイヤの距離のこと。正確には前輪の車軸から後輪の車軸までの距離を示す。
ホイールベースウェイトレシオハンドリングレスポンスの指標として、NSX販売時にホンダが提唱したもの。ヨーモーメントの発生の早さ大きさを数値化したものだと言える。 ボディ剛性車体のねじりなどに対する強さのこと。
車両重量車両の重量。車重と略される。市販車の定義としては「潤滑油や冷却水に加えて燃料を全量入れた状態での重量」表記となる。が、例外も多い(下記)。 GT6ではPP調整によく利用される。
タイヤ衝撃の緩和や、安定性の向上などを目的に、車輪(ホイール)の外周にはめ込むゴム製の部品。クルマが唯一地面と接する部品。
コンパウンドcompound
ブレーキ車輪に設置され、走行中のクルマを減速・停止させたりするための装置。制動装置ともいわれる。
ディスクブレーキ車軸と一体になって回転するディスクをブレーキパッドで挟み、その摩擦によって制動力を確保するブレーキのシステム。
ブレーキローターディスクブレーキを構成する部品。鉄などの材料からなる円盤状の部品である。 ブレーキキャリパーディスクブレーキを構成する部品の一つで、ブレーキパッドをブレーキローターに押さえつける役割を果たし、摩擦による制動を可能とする。 ドラムブレーキ中空の円柱(ドラム)の内側からブレーキシューを押しつけ、その摩擦によって制動を行うブレーキ。
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