分類 | 性能 |
---|
メーカー | 三菱 | 総排気量 | 2,972cc | PP | 448 |
国籍 | 日本 | 最高出力 | 280PS/6,000rpm | 全長 | 4,575mm |
カテゴリ | ノーマルカー/スポーツカー | 最大トルク | 43.5kgfm/2,500rpm | 全幅 | 1,840mm |
モデル | 簡易 | 駆動形式 | 4WD(40:60) | 全高 | 1,285mm |
ギャラリー | 非対応 | 吸気形式 | TB | 車両重量 | 1,710kg/59:41 |
内装 | 簡易 | PWR | 6.11kg/PS | TM | 6速 |
入手方法 | カスタム/チューン制限 |
---|
ディーラー | Cr.4,315,000 | カスタム | ペイント:可、ホイール交換:可、エアロ装着:可 |
プレゼント | --- | チューン | --- |
+
| | ←カラーバリエーションを表示
|
カラーバリエーション |
---|
☆Passion Red | Mariana Blue Pearl | Symphonic Silver Metallicd | Galaxy White Pearl | Pyrenees Black Pearl |
|
#ref(): File not found: "Twinturbo.jpg" at page "GTO ツインターボ '95"
- 1990年、三菱はクーペモデルのフラッグシップとしてスポーツカーGTOを発売した。
キャッチコピーを『スポーツは、ライバルがいるから、面白い。』『あなたのスポーツは、面白いですか。』とし、絶対的な速さよりも運転する楽しさを押し出した広告展開を行った。
- デザインは三菱らしいアメリカ的で濃いもの。
なお、本ページは中期型のものであり、GT6では前期型が収録されてない(PS1のGT2までは収録されていた)ため知らない人は想像できない点があると思うが、当時はリトラクタブル・ライトを採用していた。
全幅はNSXやスープラよりも広い1840mmで、抑揚のあるデザインと合わさって圧倒的な存在感を放った。
- エンジンは全グレードにおいて3,000ccV6の6G72型を搭載。
国内ではDOHCの自然吸気とツインターボがラインナップされ、ツインターボ車は馬力規制いっぱいの280psを発揮、トルクも低回転から43.50kgfmという強力なトルクを発生させ決して軽いとは言えない車体を軽々と引っ張った。
海外仕様では162PSのSOHC仕様もラインナップされており、1996年まではダッジ・ステルス(後述)専用、1997年以降北米仕様に搭載されていた。
- 装備も豪華で、アルミ製4ポット異径対向ピストンブレーキキャリパーや高張力鋼製のドライブシャフトが与えられた。
ツインターボモデルにはドイツ・ゲトラグ社製の5速MTやスイッチで排気音を変えられる「アクティブエグゾーストシステム」、可変リアスポイラー及びフロントスカート「アクティブエアロシステム」が与えられ4WDシステムと相まって非常に高い直進安定性を備えていた。
- なお北米では3000GTとして、またダッジから「ステルス」という姉妹車も販売された。
3000GTにはSLとRTの前輪駆動モデルも設定された。また、日本では280PS規制に基き最高出力も280PSだったが、出力規制のない北米では最上位グレードであるVR-4で320psを発生させていた。
- なお、本車はスタンダードモデルの中でも、特にクオリティが高い車両の内の1台である。
+
| | 派生モデルの解説
|
- 高速隊のパトカーとして前期型と中期型、中期型MRが導入されていたことがある。
現在では減価償却によりほとんどが廃車となっているが、新潟県警と奈良県警、愛知県警、滋賀県警に現存している。
- NAモデルの「SR」は一時期「神のGTO」で話題になっていた。これによってツインターボと共にSRの知名度も高まった。
|
+
| | GTOの歴史と収録モデル
|
- GTOは90年の販売開始からほぼ毎年、10回の改良が施されている。特に前期型から中期型にかけては1年に3回も改良を行っており、三菱がGTOにかけていた期待が大きかったことがわかる。
1992年、1993年と改良を進め、1994年には軽量化された最上位モデル「MR」が追加。
1995年にNAモデルがSRとなった。
1996年にはターボモデルに18インチホイールが採用。フロントバンパー、リアスポイラーのデザインが変更されアクティブエアロが廃止された。
1997年にはMRとSRにABSが標準装備。1998年の最後のマイナーチェンジでターボモデルに大型リアスポイラーが与えられた。
1990年〜1992年までを前期型、1993年〜1997年までを中期型、そして1998年〜生産終了の2000年までを後期型と呼ぶ。
2000年8月4日、最後のGTOがラインオフ。三菱自動車名古屋製作所大江 第15工場発送ラインで
GTOの生産に携わった関係者が多数出席しささやかなセレモニーが開催された。
- 3.0LV6ツインターボエンジンという強力なエンジンと4WDシステムということからドラッグレースに使用されることが多く直線番長と言われることが多い。
しかし高いボディ剛性やトルク豊かなエンジン、強度が高いゲトラグ社製ミッション、大容量ブレーキシステムなど素性は確かであり、センターデフを溶接ロックしFR化することで良好なハンドリングを得た個体もある。
- またよく誤解されるのだが、GTOの基本特性はオーバーステア傾向になるよう設計されている。45:55(NAは50:50)のフルタイム4WDシステムにより前輪へ常にトルクが配分されることと、3.0L+ターボという非常に大きなトルクが災いしフロントが先に限界を超えてしまうためドライバーは強いアンダーが出たと錯覚してしまう。これを防ぐためにホイールベースを短くしたりリアが必要以上に粘らないようなシャシー設計が行われているが、タイトコーナーではどうしてもアンダーを消しきれない。
フロントヘビーだからアンダーステアだとも言われるがBNR32スカイラインGT-Rとほぼ同じ前後重量配分(58:42)である。実際、スポーツランドSUGOでは豊かなトルクを生かしてBNR32スカイラインGT-Rよりも早いタイムを記録している。
- 販売面では国内よりも北米での販売のほうが好調で、国内ではマイナー車として扱われることが多い。
そのためかアフターパーツも国内は非常に少ないのに対して国外では多くのパーツが販売されている。
- レースではN1耐久選手権(クラス1)においてスカイラインGT-Rの対抗馬としてまともに張り合えた数少ない車種であり、なんと2位にまで追い上げた。
- GT6に収録されているのは以下のモデル。
- 国内仕様(モデル解説:「SR」=NAモデル、「ツインターボ」=ツインターボモデル、「ツインターボ MR」=ツインターボ最上級モデル)
- 海外仕様「3000GT」
- 残念ながら前述の通り前期型はGT6未収録である。
- GTシリーズ過去作には、本車をベースにした架空のレーシングカー「GTO LM」なるものがあったが、GT2を最後に未収録となっている。
|