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分類 | 性能 |
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メーカー | トヨタ | 総排気量 | 3,400cc | PP | 615 | 国籍 | 日本 | 最高出力 | ---PS/--- (537PS/10,000rpm) | 全長 | 4,650mm | カテゴリ | プロトタイプレーシングカー/FIA-LMP1*1 | 最大トルク | ---kgfm/--- (42.2kgfm/7,000rpm) | 全幅 | 2,000mm | モデル | 高品質 | 駆動形式 | MR | 全高 | 1,030mm | ギャラリー | 対応 | 吸気形式 | NA | 車両重量 | ---kg(900kg)/50:50 | 内装 | 再現 | PWR | 1.67kg/PS | TM | 6速 | 入手方法 | カスタム/チューン制限 |
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ディーラー | Cr.200,000,000 | カスタム | ペイント:不可、ホイール交換:不可、エアロ装着:不可 | プレゼント | --- | チューン | 全項目チューン不可 |
- 備考:Ver.1.10でフロントのFIA WECロゴがバーコードに差し替え
- 実質プロトのGT-One(TS020)以来実に13年ぶりとなるトヨタのレーシングプロト。車両番号もTS020からの連番でTS030と名付けられた。
カラーリングは、シェイクダウン時はTS010の36号車に似た赤/白であったが、本番仕様では92年33号車を彷彿とさせる青/白となった。
ダウンフォース量の違いでカウルが2種類用意されており、収録モデルはハイダウンフォースパッケージと呼ばれるタイプである。
ちなみにローはルマン前のスパでテスト投入される場合もあるが、ほぼルマン専用のため、取材はルマンでなく他のサーキットで行われている事が分かる*2。
- 今回からはライバル・アウディのように車両制作とチームオペレーションを分離し、それぞれの得意分野を生かす方向にシフト。
そのオペレーションは、前年までプジョーのサブチームを担当していたチームオレカが担当となった。
- 最大のポイントは、トヨタのプロトタイプレーシングカーとしては初のハイブリッドカーとなっている点である。
搭載された3.4LのV8自然吸気エンジンはTS030専用設計で、ディーゼルエンジンかと錯覚する圧縮比14を達成しつつも、エンジン単体100kg以下という超軽量化を達成。これに日清紡ホールディングスと共同開発した電気二重層キャパシタが組み合わせられた。
これはリチウムイオン電池より一度に大出力が得られ、且つ充電も素早い特性を狙ったもので、コクピット内部の助手席の位置に搭載されている。
通常積まれているバッテリーを廃し、このキャパシタから必要な電力を取り廻して、電力供給を簡略化させているため、ハイブリッドパワーを放出しきったあとにスピンなどでエンジンを止めてしまうと、セルモーターを回す電力を確保できずに再始動不能となるため、スピンモーションに入った瞬間にクラッチを切るという特訓がドライバーに課されている。
- ただしこのハイブリッドシステム、設計時には前軸回生/後軸放出という予定だったが、モノコック作成後に同じ軸で回生放出を行わなければいけないとされてしまい、急遽後軸のみに切り替えている。
そのためフロント側には回生システム用のデッドスペースが生まれていた。
- トヨタ久々のプロトタイプマシンということで、多数の問題点も抱えていた。
効率重視でヘッドライトはフルLED化されていたが、夜間走行には適さないほど暗かったとのこと。
立ち上がり時にはパワーが出過ぎて踏めず、減速時には想定した減速度にならない等、ハイブリッド制御についても問題を抱えていた*3。
- 翌年は燃費性能に振った方向で改良が加えられ、エンジンは圧縮比17というガソリンエンジンとしては脅威の領域に到達。
またサスペンションピックアップがアーム長よりダメージからのリカバリー性能を重視し、モノコックの外側へと移動していた。同時に前軸回生用のデッドスペースも埋められている。
ライトは省電力重視で常時点灯のポジションランプと、レスポンス重視のパッシングライト以外が光量重視でHID化された。
- 2014年、レギュレーションの変更で全軸回生が可能になったため、新コンセプトのTS040へとバトンタッチ、TS030は2年で終了した。
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| | その後…
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- その後、"TS050 ハイブリッド"を開発してル・マン24時間耐久レースに向けて例年開発を進めてきた。
- 2016年は、5号車が惜しくも残り2周でリタイア(失格)してしまい、6号車が何とか2位表彰台を獲得した。
この年の優勝したのが、因縁のライバルであるポルシェチーム(919 Hybrid)である。
- 2017年は、苦難のレースとなった。
深夜に7号車と9号車を失い、残る8号車もトラブルに見舞われ一時54位まで後退。後半戦に懸命の追い上げを見せるも9位でチェッカーを受け、レース後に上位車両(オレカ 07 - ギブソン)の失格により8位となった。
- 2018年6月のル・マン24時間耐久レース、ライバルのポルシェが不在となったレースとなった。
日本車としての優勝は1991年のマツダに続く2度目であり、トヨタ自動車と日本人ドライバーを含む陣営としては初となる快挙を成し遂げた。
8号車が1位となり、7号車が2周遅れで2位を獲得し、ワンツーフィニッシュを飾ったのである。
- 2019年6月のル・マン24時間耐久レースは、2018年と同様ワンツーフィニッシュして2年連続の優勝を飾った。
- 2021年からは、新規定であるル・マン・ハイパーカー規定に基づいたGR010で参戦している。
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