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分類 | 性能 |
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メーカー | フェラーリ | 総排気量 | 5,998cc | PP | 584 | 国籍 | イタリア | 最高出力 | 660PS/7,800rpm | 全長 | 4,702mm | カテゴリ | ノーマルカー/スーパーカー | 最大トルク | 67.0kgfm/5,500rpm | 全幅 | 2,035mm | モデル | 高品質 | 駆動形式 | MR | 全高 | 1,147mm | ギャラリー | 対応 | 吸気形式 | NA | 車両重量 | 1,255kg/45:55 | 内装 | 再現 | PWR | 1.87kg/PS | TM | 6速 | 入手方法 | カスタム/チューン制限 |
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ディーラー | Cr.100,000,000 | カスタム | ペイント:可、ホイール交換:可、エアロ装着:可 | プレゼント | 国際Aクラス・スターコンプリート | チューン | ダート走行不可 ボンネットのみ不可 デフォルトでダウンフォースが存在(20:50、調整不可) |
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カラーバリエーション |
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☆Rosso Corsa | Rosso Scuderia | Rosso Mugello | Rubino Micalizzato | Nero Daytona WB | Nero | Giallo Modena | Bianco Avus | --- | --- |
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- 原寸大のモックアップとして東京都現代美術館で初めて披露されたプロトタイプFXを経て、2002年フェラーリが創業されて55年、創始者の名を取られたこの車は、レースで培って来た技術を結集して製造された。
デビュー以前には、F60という仮称が各メディアで使用されたが、車名が正式発表となった際には驚きの声が上がった。
後にF60という名称は2009年のF1マシンに用いられることになる(こちらはF1参戦60周年を意味し、直接的な関係はない)。
- 実質の先代にあたるF50のシャシーはレーシングカーとしては10年先まで見据えた非常に良く出来た物だったのだが、エンジンの性能がマクラーレン F1に大きく劣り、ロードカーとしての使い勝手が悪く、マクラーレンを基準に見るとF50の評価は相対的に低い物になっていた。
さらにレーシングカーとして見た場合は非常に良く出来たシャシーであったが、ロードカーとしてはストレスマウント構造の設計が裏目に出て、車内の静粛性が低く、振動も激しかった。
- そこで、F50同様のカーボンモノコックシャシーを基本としつつ、F50で用いられたストレスマウント構造を採用せず、運転席後方にフレームを張り巡らせてエンジンをマウントする構造に改めた。
これにより、ストレスメンバーとしてエンジンを用いることがなくなり、頑丈な鎮鉄ブロックのエンジンを生産する必要もなく、フェラーリのFR車両に用いられるアルミブロックのエンジンを流用することが可能になり、599などと共通部分がある6.0L 65度V12自然吸気エンジンを搭載した。
実用域のトルク向上の他、アルミブロックエンジンのためかなりの軽量化もできたとのこと。
- ミッションもF1譲りのパドルシフトを導入した6速セミATに改められ、トラクションコントロールやABSも搭載し、イージードライブとは行かないものの、F50の短所だった旧世代のレーシングカーのような重いドライブフィールが改善された。
- 以上のように、F50のマイナス要素を徹底的に改善するという方向で車両が開発されており、エアコンなども当たり前に装備されるなどドライバーの負担を減らす装備を搭載し、ロードカーとしての使い勝手を向上させている。
- 当時ピニンファリーナに在籍していた日本人カーデザイナー奥山清行氏によるデザインは、F1を意識したフロントノーズ、フェラーリ伝統の丸形テールランプを削り出したかのようなテールエンド、大きく張り出した前後フェンダーなど大胆で、見るからにスーパーカー、レーシングカーを思わせるデザインになっている。
- ちなみにF1風フロントデザインが採用された背景には当時のフェラーリF1の圧倒的好成績があったからと言われている。現実に普通なフロントまわりのデザインも制作されており、F1の成績次第では別デザインのフロント周りになっていたとされる。
- 非常に長いフロントオーバーハングや幅広なリア周りなど、市販ロードカーとしてみればネガティブな要素も少なからず存在しているが、それでも一級品の性能を持ち合わせているあたりはフェラーリのフラッグシップの面目躍如といったところ。
- レーシングドライバーの中谷明彦によると、公道走行用のタイヤ(本車両は専用開発のランフラットタイヤ)ではどう足掻いても弱アンダーステアにしかならないようセッティングされていたため、スリックタイヤを履いた状態じゃないと本車両の真のポテンシャルは発揮できないとのことである。
- 当初349台の生産予定だったが追加生産で50台の合計399台が生産され、そのうち日本国内正規輸入台数は33台である。今の所これ以上の台数を生産する予定はなく、新車価格は邦貨換算7850万円とも言われているが、そのプレミア性のために1億円以上の価格をつけることも珍しくない。
- 上記にもあるとおりこの車は60周年記念車という扱いで誕生した車なのだが、実際はかなり前倒しで発売されている。これにはフェラーリの苦しい内情が関係しているとされる。*1
- 余談の部類かもしれないが、当時はポルシェカレラGTやメルセデスSLRマクラーレンなどのスーパーカーの生産・販売が盛んだった頃であり、商機を逃すまいと考え他社の類似コンセプトの車両より早く売ってしまおうと考えていたのかもしれない。
- 2013年3月、ジュネーブモーターショーにて実質エンツォの後継車と言える「ラ・フェラーリ」が発表された。
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| | 派生モデルの解説
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- FXX
エンツォをベースにしたサーキット専用車。詳細は上記の項を参照。
- FXX Evoluzione
2009年に発表された、FXXをベースに更なる進化を遂げさせたモデル。
- P4/5ピニンファリーナ
エンツォのシャシーフレームに330P4似のカウルを纏わせた車。サーキット仕様のP4/5コンペティツィオーネ(こちらのベースは430スクーデリア)も存在し、ニュル24時間などで姿を見せた。
- マセラティMC12
エンツォとフレームを共有する兄弟車。サーキット仕様車の「マセラティ MC12 GT1」はFIA-GT1世界選手権で活躍していた。
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| | 余談
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- 本車が初収録されたのは、携帯ゲーム版となったGTPSPから。
- GTPSPの予約特典として、本車のスペシャルカラー(Giallo Modena)が貰えた。(レンタルビデオ・リユース大手の「ゲオ」予約特典)
前作GT5と本作では、通常カラーとして収録された。
- 前作GT5では、かなり珍しい本車のスタンダードカー仕様が販売されていた。(基本性能は一緒)
"ホットカーディーラー(オンライン必須)"のみでの入手であり、色々と制約*2があった。
- GT5では専用ウィングは黒色だったが、今作ではボディと同色となる。
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