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分類 | 性能 |
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メーカー | フォード | 総排気量 | 2,100cc | PP | 530 | 国籍 | アメリカ | 最高出力 | 426PS/-rpm (426PS/8,000rpm) | 全長 | ---mm | カテゴリ | ラリーカー/WRC-グループB | 最大トルク | ---kgfm/--- (46.9kgfm/5,000rpm) | 全幅 | ---mm | モデル | 簡易 | 駆動形式 | 4WD(35:65) | 全高 | ---mm | ギャラリー | 非対応 | 吸気形式 | TB | 車両重量 | ---kg(980kg)/50:50 | 内装 | 簡易 | PWR | 2.30kg/PS | TM | 5速 | 入手方法 | カスタム/チューン制限 |
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ディーラー | Cr.145,000,000 | カスタム | ペイント:不可、ホイール交換:不可、エアロ装着:不可 | プレゼント | --- | チューン | エンジンチューン・ターボキットのみ可 |
- 当時としては珍しい流線型のフォルムをした、グループB後期のラリーカー。ベース車はこちらを参照。
収録モデルのゼッケン8のRS200は、スウェーデン・ラリーで3位を獲得したマシンと思われる。
- 実質プロトタイプレーシングカーとなっていたグループB末期の中、本車は珍しく「ロードカーをベースとしたラリーカー」である。
これはグループBの参戦条項である『連続する12ヶ月以内に200台以上生産』を満たせなかったためと、開発の遅れから20台のエボリューションモデルのホモロゲを取得できなかったためである。
規格の関係で馬力や車重も他グループB車両と比べて劣っており、また開発の難航により参戦も遅れ、更に度重なる車両トラブルが発生する等、RS200のグループBは悲運の連続であった。
- 本車の特徴として、4WDの駆動力配分をコントロールする機構が搭載されている。
「50:50」「37:63」「フロントに駆動力を供給しない2WDモード」の計3段階からなる。
この内2WDモードは、4WDはターマックにおいては大きく不利であるため、それを解消するために実装された。
しかし前輪へのトルクを遮断してもフロントLSDが効いたままだった為、アンダーステアは解消できず、結局実戦では使用されなかった。
- 本車もまた、グループBの惨劇を引き起こした車両の内の1台である。
86年のラウンド3、ラリー・ド・ポルトガル・ヴィンホ・ド・ポルトで、ヨアキム・サトス操るRS200が観客に突っ込んだのである。
結果、死者3名(一説には4名)を含む、40人以上の死傷者を出すという大惨事を引き起こしてしまった。
原因はマナーの悪い観客を避けようとして、逆にバランスを崩してしまったが故の事故であるが*1、グループBカーの余りにも過激すぎる性能も原因の一つである事は明確だった。
しかしFISAは、主催者サイドの管理に問題があったとの見解を示し、過激な性能が原因ではないと認めなかった。
そして後に決定的な事件が発生する事となる。
- なお、本車はスタンダードモデルの中でも、極めてクオリティが高い車両の内の1台である。
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