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- 総排気量:7600cc
- 最高出力:693ps(728ps)/7200rpm(7000rpm)
- 最大トルク:---kgfm(79kgfm)/---rpm(6000rpm)
- 駆動形式:MR
- 全長:3683mm
- 全幅:1981mm
- 全高:---mm
- 車両重量:821kg
- 重量バランス:47対53
- 価格:Cr.1,492,627,600(走行距離983km)
- Lv:23
- PP:663(669)
- 備考:トランスミッションは3速
- 備考:ファンシステム搭載
- 備考:()内の数値はリフレッシュ・OHした際のもの
- 備考:ヘッドライト無し
- 備考:ダウンフォース調整不可
- 前作「2H」で大敗を喫したシャパラル・カーズが1970年のCan-Amシリーズに満を持して投入したファン・カー。白物家電のような洗練されたスタイルと車体後部のファンが特徴で、マニアからは「室外機」と呼ばれ親しまれている。
- 原型はGMの技術実験車で、シャパラルがSCCA(Sport Car Club of America)のCan-Amシリーズに参戦するためにそれを改良する形で製作された。通常動力にはシボレー製V8エンジンに2D譲りの3速セミオートマチックトランスミッションを組み合わせたものを搭載。それとは別に45PSを発生するスノーモービル用エンジンを2基搭載し、その動力で直径17インチ(約43cm)もの巨大な後部ファンを駆動して強力なダウンフォースを発生した。さらにファンによる効果をより大きなものにするため、ボディ下部にリアサスペンションと連動する可動スカートを装着し、車体下面の気密性を高めていた。ファンによるダウンフォースの効果で停止時より明らかに車高が下がっていくのをはっきりと確認できたという。
- 斬新な機構の採用で2Jレースカーはポルシェやマクラーレンなどの強豪ワークスがひしめくCan-Amでも高いポテンシャルを発揮した。予選では出場した4戦すべてでポールポジションを獲得し、ある時には2位と2.2秒もの差をつけたラップタイムをたたき出したことすらあったが、決勝レースでは複雑なマシン構造が仇となって完走できたのは1戦のみだった。1971年度の活躍に期待が寄せられたが、マクラーレンをはじめとする他のワークスが2Jがあまりにも速すぎるとしてSCCAに抗議。その結果レギュレーションに2基以上のエンジン搭載を禁止されてしまったため、シャパラルはCan-Amシリーズから撤退を余儀なくされてしまう。ファンカーシステムも、1978年のF1GPにブラバムがBT-46Bを投入するまで、深い歴史の闇に埋もれてしまうこととなった。
- しかもそのブラバムBT-46Bも他チームから「速すぎ」とクレーム殺到で即引退を余儀なくされた。その後、現在に至るまでファンカーシステムを搭載した車両やファンを搭載できるレースがほぼ存在しない。
- 低・中速域ではあらゆる状況下でも一定量のダウンフォースが確保されるというファンカーの利点が生き、X2010にも似たクイックな挙動を示すが、高速走行時では見た目の通りエアロパーツの類が一切装着されていないにも等しいため、ダウンフォースが不足気味となってしまう。そのため高速コーナーの多いコースは苦手のようである。またファンカーはジャンピングスポットで車体下部が路面から離れてしまうと ファンから得られる全てのダウンフォースを一挙に失ってしまう という構造上の欠点を抱えている。ダウンフォースを失ったマシンはコントロール不能に陥り、コースから飛び出してしまう。ニュル北やラグナセカなどでは予期せぬコーナーでクラッシュする危険性があるので要注意。
- エキスパートリーグのヒストリック・レーシングカーカップのコート・ダ・ジュール戦では無双の速さを誇る敵車としてプレイヤーに立ちはだかる。低速コーナーの連続するモンテカルロ市街地はこのマシンにとってまさに鬼に金棒。最もこのクルマに遭ってはいけない場所で我々は戦わざるを得ないのである。
- ちなみにPP制限が600〜650程度のオンライン配信イベントでは上位ランカー御用達のマシンとしても知られる。
- コーナー性能が良くパフォーマンスレベルが高い割にPPが少なめであるため配信イベントでは「性能差ボーナス」を多く獲得できた。場合によってはワンメイクで4億を稼ぎ出す、まさに「ドル箱マシン」である。
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