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分類 | 性能 |
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メーカー | アストンマーティン | 総排気量 | 5,935cc | PP | 521 | 国籍 | イギリス | 最高出力 | 517PS/6,500rpm | 全長 | 4,380mm | カテゴリ | ノーマルカー/スポーツカー | 最大トルク | 58.2kgfm/5,750rpm | 全幅 | 1,865mm | モデル | 高品質 | 駆動形式 | FR | 全高 | 1,241mm | ギャラリー | 対応 | 吸気形式 | NA | 車両重量 | 1,680kg/51:49 | 内装 | 再現 | PWR | 3.24kg/PS | TM | 6速 | 入手方法 | カスタム/チューン制限 |
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ディーラー | Cr.21,735,000 | カスタム | ペイント:可、ホイール交換:可、エアロ装着:可 | プレゼント | --- | チューン | ダート走行不可 過給器のみ不可 |
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カラーバリエーション |
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☆Stratus White | Morning Frost White | Hammerhead Silver | Meteorite Silver | Quantum Silver | Tungsten Silver | Lightning Silver | Silver Blonde | Sunburst Yellow | Madagascar Orange | Fire Red | Magma Red | Appletree Green | Viridian Green | Hardly Green | Cobalt Blue | Midnight Blue | Mariana Blue | Marron Black | Storm Black | Onyx Black | Jet Black | --- | --- | --- |
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- V12 バンテージは、2009年3月のジュネーブモーターショーでデビューした。エンジンはベースモデルのV8 バンテージに搭載されていた4.3L(2008年から4.7L) V8エンジンから、DBSに積まれたものと同じ5.9L V12に換装された。
それでいてDBSより一回り小さいアストンのフラッグシップモデルである。
- 昨今のトレンドである2ペダルミッションの設定はなく、硬派に3ペダル6速MTのみの設定となっている。また、トランスアクスルレイアウトを採用することによって、前後重量配分は51:49を実現した。
- 足回りもエンジンの換装に合わせて煮詰められており、ベースモデルとなったV8バンテージから車高を15mm下げ、スプリングは45%硬い設定とした。
また、アルミニウム・カーボンといった軽量素材の使用により、エンジン換装により避けられない重量増も、ベース比で50kg増となる1680kgに抑えられている。
- 動力性能もそれらに恥じないものとなっており、0-60マイル(96km/h)加速は4.1秒、最高速度は310km/hとなる。
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| | 派生モデル・レース活動等
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- 公道走行可能なモデルは以下の通り。
尚、派生元となったV8 バンテージの派生モデルについては割愛する。
- V12 バンテージ S
2013年5月にリリースされた、V12 バンテージのエボリューションモデル。
搭載されるパワーユニットは5.9L V12と変更はないが、573psまで出力を向上させている。
また、新開発となるギヤボックスはシングルクラッチ式ながら7速セミオートマが、2016年4月からはドッグレッグパターン*1となる7速マニュアルが選択できるようになった。
足回りも専用のセッティングが施されている。
それらにより、0-60マイル加速はV12 バンテージの4.1秒から3.7秒まで短縮されるとともに、最高速度は328km/hを発揮する俊足ぶりは、同車をアストンマーティン史上最速の量産車に相応しいものとさせている。
ちなみに、車内ダッシュボード中央に設置されたセンターコンソールも、人間工学に基づいて直感的に操作できるように設計されている。
- V12 ザガート
2011年のイタリア・コモ湖畔で開催されたクラシックカーイベント、コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステにおけるコンセプトカーの参考出品を皮切りに、2012年のジュネーブモーターショーにてリリースされた限定モデル。
1960年から1963年の4年間に19台のみリリースされた"DB4 GT ザガート"生誕50周年を記念して、イタリアのカロッツェリア・ザガート社とのコラボレーションにより実現した。
搭載されるパワーユニットはベースとなったV12 バンテージと同じ5.9L V12に6速マニュアルと変更はないが、専用アロイホイール・リヤ周りを中心に大幅にモディファイされたエクステリア・ザガート流にアレンジされたインテリアが大きな特徴となる。
当初生産台数は150台を計画されていたが、諸事情により65台しか生産されなかった。
- 市販化に先駆けて、2011年・2012年の両シーズンのVLNシリーズ 及び 2011年のニュルブルクリンク24時間に計2台のV12 ザガートが参戦した。
レースに参戦するにあたって、エアロパーツのモディファイ・120Lの燃料タンクなど、主に耐久レース向けのモディファイがなされている。
ドライバーはアストンマーティンCEOのウルリッヒ・ベッツを筆頭に、同社テストドライバー・アマチュアドライバー・ジャーナリストなどを起用している。
ニュル24時間ではそれぞれ総合89位・総合111位で完走を果たしている。
ちなみに、同車で参戦したアストンマーティンレーシング内では、緑の個体には"Zig"、赤の個体には"Zag"とそれぞれ愛情を込めて名付けられた。
- バンテージ GT12
2015年のジュネーブモーターショーにて発表・100台限定でリリースされたモデル。
FIA-GT3規格で製作されたバンテージ GT3のノウハウを生かし、カーボンやマグネシウムなどの軽量素材をふんだんに使用して100kg以上の軽量化を図っている。また、オーダー次第ではカーボンルーフ仕様も可能となっている。
外観もバンテージ GT3を彷彿とされるアグレッシブなデザインのエアロパーツを採用、強力なダウンフォースを生み出している。
出力向上も実施されており、エンジンは同じ5.9L V12だが、ついに600psの大台に乗っている。
変速スピードが向上した7速セミオートマの恩恵もあり、0-60マイル(96km/h)加速3.5秒、最高速度330km/hを叩き出す。
ちなみに、発表当初はモチーフとなったレース車両と同じ"バンテージ GT3"と言う名だったが、1999年以降自然吸気のハイパフォーマンスモデルにGT3の名を使い続けてきたポルシェの抗議*2を受け、改名している。
- バンテージ GT12 ロードスター
2016年6月のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードにて発表されたワンオフモデル。
『アストンマーティン史上最強のオープンモデル』をテーマに、アストンマーティンの特別車両開発部門が制作した。
ボディパネルのカーボン化・オープンモデル化・リヤウィングのオミットを除けば、動力性能はクーペのGT12とほぼ同等。
- レース専用モデルは以下の通り。
- V12 バンテージ GT3
前年までDBRS9を世界各地のカスタマーに供給してきたアストンマーティンレーシング(以下、AMR)が、2012年から供給しているFIA-GT3規格の車両。
先代のDBRS9ではウェットサンプ方式だったオイル循環系をドライサンプ方式に改めて重心の適正化を図ったほか、トランスミッションをXトラック製の6速シーケンシャルにパドルシフトを組み合わせたものに変えるなど、アストンマーティンの本気度合いが垣間見える。
ブランパンGTシリーズやシリーズ末期のFIA-GT1世界選手権、ニュルブルクリンク24時間レースをはじめ、世界各地のGT3車両が投入可能なカテゴリーに投入されている。
- 日本には供給初年度の2012年から参戦*3。
前年までFIA-GT2仕様のV8 バンテージ GT2で参戦していたA SPEEDが投入、#66 Triple a Vantage GT3として参戦、第5戦鈴鹿1000km・第7戦オートポリスの計2勝を挙げている。
特に第5戦鈴鹿1000kmでは、レギュレーション違反*4により予選失格・決勝最後尾スタートとなる不運に見舞われるも、蓋を開けてみればGT300クラス全車を周回遅れにしての大逆転優勝を成し遂げている。
しかし、速さはあるものの信頼性に乏しく*5、ランキング2位につけて迎えた最終戦もてぎで予選中に発生したトラブルに泣かされ、チャンピオンを逃してしまった。同シーズンを以ってチームを解散することとなったA SPEEDの有終の美をシリーズチャンピオンという形で飾ることはできなかった。
翌2013年シーズンからはA SPEEDが使用していた個体をメンテナンスしていたアルナージュが、2013年仕様にアップデートした上で引き継ぎ参戦していた。
しかし、AMRやヨーロッパの有力チームのサポートが得られにくい状況下での参戦故に、次第に戦闘力の陳腐化が露呈したこと、また、A SPEEDに在籍していた星野一樹・吉本大樹の両名が解散と同時に揃って他チームへ移籍したことから成績は振るわず、2014年シーズン終了を以てSLS AMG GT3にスイッチするまでに記録した最高位は2013年第7戦の2位だった。
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