屍族

墓から蘇った生ける屍。要するにゾンビの魔物。さらっとシリーズ皆勤賞である。本作では、主人公のゼットやビーコはゾンビという設定であることから外見はさておき、ゼットやビーコは屍族ということが出来る。なので、嘸かし本作では屍族が優遇されているのだろう、と思いきや特にそんなこともない。

もっとも、シリーズの特徴としてHPが高く、魔ビリティーでHP回復等も出来るので打たれ強いという性質は本作でも活きており、アイテム界を自動で進める上では屍族の魔ビリティーが有用な場面も少なからずある。

第3話クリアで出現する屍族解放クエスト達成で作成可能。達成条件はイモリの黒焼きの納品である。イモリの黒焼きは病院の景品として入手出来るものを納品するのが最も楽であるが、万一使ったり売ったりしてしまうとアイテム界のデパートでないと購入できなくなってしまうので、屍族を早々に解放したいなら売ってしまわないように。

性能

高いHPを持っている上、魔ビリティーの効果もあるのでHPの数値以上にタフ。「捕食」は与えたダメージに応じてHPを回復出来る固有魔ビリティー。アイテム界などだと大ダメージを受けずとも多少のダメージは避けられないケースも多いため、捕食があると安心である。同じような回復魔ビリティーとしては「自己再生」があり、こちらは受けたダメージの30%を回復する効果。言い換えるとダメージを30%軽減するようなものだが、当然受けたダメージで死亡する場合はそちらが優先されるので注意。

「屍肉食らい」はユニットを撃破するとHPとSPが1体につき10%回復する魔ビリティーであり、攻撃力が高いのであれば、捕食以上に便利。SPも一緒に回復出来るため、高火力のアタッカーにセットしておくとアイテム界でガス欠も起こさずに済む。

特殊技は威力重視の「ゾンビリベンジ」以外は全て毒の追加効果を持っている。「ポイズンチャンス」があると毒状態の相手に与えられるダメージが100%増えるので、毒を付与してから攻撃するのであれば有用。イノセント「毒追加屋」との相性も良いが、毒よりも行動を止められる眠りなどの方が使い勝手が良いので悩みどころ。

特殊技の中では「ゾンビテンペスト」は比較的範囲が広めなので、「捕食」や「屍肉食らい」を有効活用したいなら優先的に強化しておきたいところ。

魔ビリティー「アンデッド」は防御力+50%であるが回復魔法で回復出来なくなるデメリットを受ける。ただ、魔ビリティーによる回復効果は問題なく受けられるので、「捕食」「屍肉食らい」などで回復するのであれば付けてしまっても問題ない。

炎に弱いのはおおよそ見た目通りだが、斧についても耐性-50とかなり弱い。SPDも低く回避が難しいので注意が必要。