分類性能
メーカートヨタ総排気量1,794ccPP376
国籍日本最高出力140PS/6,400rpm全長3,885mm
カテゴリノーマルカー/オープンスポーツカー最大トルク17.3kgfm/4,400rpm全幅1,695mm
モデル簡易駆動形式MR全高1,235mm
ギャラリー非対応吸気形式NA車両重量970kg/42:58
内装簡易PWR6.92kg/PSTM5速
入手方法カスタム/チューン制限
ディーラーCr.1,980,000カスタムペイント:可、ホイール交換:可、エアロ装着:可
プレゼント---チューン---
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  • 2代目MR2の後継車種として1999年にデビュー。MR-Sは「Midship Runabout Sports opencar」の略。
    日本車では数少ないMRレイアウトのオープン2シーターであり、同じくオープン2シーターかつ車格も近いマツダ ロードスターのライバルともいわれた。

    国外ではMR-Sの車名が「Mrs(既婚女性)」に通じる等の理由から「MR2」を継続採用したり、米国ではオープンカーであることを明確にするためMR2 スパイダーとして販売された。
  • 1997年の東京モーターショーにMR2の後継車として出展されたコンセプトカーの市販版として1999年10月に登場したMR-S。
    車名は「Midship Runabout Sports opencar」の略称で、日本国外においては名実ともに3代目のMR2として販売されていた。

    MR2のターボモデルで顕著だったピーキーな挙動を踏まえ、本車両はダウンサイジングを行い、速さよりも軽快さを強調。

    プラットフォームは先代同様にFF用(本車ではヴィッツ系)がベースで、各部軽量化を行う事で総重量1トン切りに成功した。
  • 2代目MR2、特にターボモデルで顕著だったピーキーな挙動という問題点を踏まえ、トータルバランスを重視して開発が進められた。
    先代同様FF用のコンポーネント(本車ではヴィッツ系)を流用しMRレイアウトとしたスポーツカーとしては不利な成り立ちではあるが、各部の作りこみにより操縦安定性を高めつつ、軽快な運動性能を獲得している。

    性能ありきのハイパフォーマンスカーではなく、あくまで運転を楽しむスポーツカーとして初代MR2当時のトヨタのスローガン「Fun to Drive」を体現した1台であると言えるだろう。

    言い換えれば思い切ったダウンサイジングを敢行した事にもなり、その点でも評価が高いといえる。
  • エンジンは全グレード共通で最高出力140PSの1.8L直4の1ZZ-FE型を搭載、MRの挙動を誰にでも楽しめるように配慮された。
    収録された「"S EDITION"」は通常グレードにアルミ製のホイールやペダル、マフラーカッター等を追加した上位グレード。

    搭載されるトランスミッションは当初は5速MTのみであったが、2000年に国産市販車初となる5速セミAT仕様が追加された。
  • エンジンは全グレード共通で排気量1.8Lの1ZZ-FEエンジン(直列4気筒DOHC・VVT-i)を搭載。
    普通車にも多く搭載されスペックはごく標準的だが、1000kgほどという重量の軽さや低回転域からの扱いやすさなど上記のとおり数値上の性能よりシャシーとのバランス、更にはコスト面を考えての選択であると思われる。
  • 2002年8月には後期型となり、内外装の変更の他、足回りやボディ剛性の強化が行われ、トランスミッションも6速化した。
    2006年11月に最終特別仕様車を1000台発売、翌年4月に完売・生産を終了し、23年続いたMR2シリーズの歴史に幕を閉じた。

    前年にはセリカも廃止されていた為、MR-Sの生産終了後はトヨタブランドのスポーツカーが2012年の86まで一時消滅した。
  • トランスミッションは当初は5速MTのみであったが、2000年に国産市販車初となる5速セミAT仕様が追加された。
    これはMTにおけるクラッチ操作を自動化したものであり、ATのマニュアルモードとは一線を画すものである。

    MR-Sではギア選択はマニュアル操作のみとなっており、シフトレバーもしくはステアリングの左右裏表に取り付けられたシフトボタンにて行う。
  • 誰にでも扱いやすいスポーツカーを目指したMR-Sであったが、スポーツカー受難の時代もあり人気は伸びずライバルといわれたロードスターにも販売台数では水をあけられ2007年7月に累計77,840台をもって生産終了した。前年にはセリカの生産も終了しており、一時トヨタ車のスポーツカーが消滅。復活は2012年の86まで待つこととなる。
  • 本モデルは前期型の5MTであり、6MT化された後期型よりも10kgほど軽い。
  • レースでは小回りが利く小型軽量な車体を生かしJGTC、SUPER GTのGT300クラスで複数回のチャンピオン獲得など活躍している。
    MR-Sの国内レース活動についてはこちらの項も参照



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