分類 | 性能 |
---|
メーカー | 三菱 | 総排気量 | 1,997cc | PP | 463 |
国籍 | 日本 | 最高出力 | 280PS/6,500rpm | 全長 | 4,350mm |
カテゴリ | ノーマルカー/ホモロゲーションモデル | 最大トルク | 38.0kgfm/3,000rpm | 全幅 | 1,770mm |
モデル | 簡易 | 駆動形式 | 4WD(30:70) | 全高 | 1,415mm |
ギャラリー | 非対応 | 吸気形式 | TB | 車両重量 | 1,360kg/59:41 |
内装 | 簡易 | PWR | 4.37kg/PS | TM | 5速 |
入手方法 | カスタム/チューン制限 |
---|
ディーラー | Cr.3,248,000 | カスタム | ペイント:可、ホイール交換:可、エアロ装着:可 |
プレゼント | --- | チューン | アクティブ・ヨー・コントロール・システム搭載 デフォルトでダウンフォースの調整が可能 |
+
| | ←カラーバリエーションを表示
|
☆Dandelion Yellow | Palma Red | Scotia White | Satellite Silver Metallic | Pyrenees Black Black |
☆Dandelion Yellow | Palma Red | Scotia White | Satellite Silver Metallic | Pyrenees Black Pearl |
|
#ref(): File not found: ".jpg" at page "ランサーエボリューション V GSR '98"
#ref(): File not found: ".jpg" at page "ランサーエボリューション V GSR '98"
- 1998年1月に登場したランサーエボリューションV(以下エボV)は、先代のエボIV同様5代目ランサーをベースとしたが、先年にランサーがマイナーチェンジしたため後期型(フェイスリフトが実施され角目となる)がエボVのベースとなった。
しかし、それ以上にメカニズム的に大幅な進化を遂げていた。(通称CP9A型)
- 1998年1月に登場したランサーエボリューションV(エボV)。5代目ランサーがベースの第2世代ランエボでは2代目となる。
ベース車のビッグマイナーチェンジに伴い前後のライトが変更され、型式名も「E-CN9A」型から「GF-CP9A」型となった。
- エボV最大の特徴は、当時のWRCのレギュレーションいっぱいである全幅1770mmのワイドボディを初めて採用し、初の3ナンバー車となったことである。
具体的にはフロントタイヤ部はアルミ製プリスターフェンダー、リアタイヤ部はオーバーフェンダーを採用し、冷却効果を狙った大型フロントバンパーが装備されたことも相まって迫力ある風貌となった。
これによりタイヤおよびブレーキサイズの拡大が可能となり、WRCにおいてグループA規格を堅持しつつ改造範囲が広いWRカーに対抗することとなった。
その結果、エースであったトミ=マキネンらの活躍によりマニュファクチャラーズチャンピオン、ドライバーズチャンピオンのダブルタイトルを獲得し、更にはグループN優勝という偉業を成し遂げた。
なお、拡大された全幅は後のエボXで1800mmを越えるまで1770mmが継承されることとなる。
- 最大の特徴は当時のWRCのレギュレーション限界の全幅1770mmのワイドボディを採用し、3ナンバー車となった事である。
前後ワイドフェンダーの導入により、エボIVの弱点だったタイヤとブレーキが大径化され、AYCと併せて旋回性能を強化。
エアロパーツの形状や開口部もエボIVから大型化し、空力性能はもちろん、エンジンとブレーキの冷却性能も改善された。
- 市販仕様に目を向ければ、伝統の4G63型エンジンの最高出力280PSはそのままに最大トルクが+2kgfmの38.00kgfmに向上した。
加えて標準仕様のGSRでは前後にブレンボ製ブレーキ、フロントにヘリカルLSD(リアはAYC)を新たに採用し、ロードカーとしての大幅なパフォーマンスアップも実現していた。
これらの改良によって舗装路における性能が大きく向上し、車格的には格上であるはずのスカイラインGT-Rに肉薄するまでに至った。
- 市販仕様に目を向ければ、伝統の4G63型エンジンは最高出力280PSはそのままに最大トルクが+2kgfmの38.00kgfmに向上。
収録モデルの「GSR」では、前後にブレンボ製ブレーキ、フロントにヘリカルLSD(リアはAYC)を新採用、標準装備とした。
競技用モデルの「RS」では、軽量な薄板ボディをオプション設定する等、改造範囲の狭い競技での戦闘力も強化された。
上記改良によって舗装路での性能が大きく向上し、新たに「悪路だけでなく舗装路も速い」という特徴を持つ事となる。
- エボVの特徴となった「ターマックでの強さ」は後のランエボの方向性を決定付けることとなり、ラリーベース車以外の新たな魅力を手にすることとなった。
そして、フィールドを問わない活躍ぶりがランエボ人気を更に押し上げることとなり、エボVは現代に至るまでコンパクトなハイパフォーマンスカーとして一定の人気を保持している。
- WRCでは他チームの許可を得てグループA規格をベースに小改造を加えた車両で参戦、改造範囲が広いWRカーに対抗した。
トップカテゴリーでの参戦数は1998年シーズンの計9戦のみと少なかったものの、その内の4戦で優勝する活躍を見せた。
その結果、三菱初のマニュファクチャラーズ/トミ・マキネンのドライバーズ/グループNと、WRC全タイトルを獲得した。
+
| | 余談
|
- グランツーリスモ2(以下GT2)のオープニングデモにてS2000とチェイスを繰り広げていることでも有名な本車であるが、それと同時にGT2時点での山内一典Pの愛車でもある。
山内氏によれば、グランツーリスモ制作の際に三菱自動車に許可を得に行った所、本車が飾られており一目惚れ状態で即ご購入になった・・・らしい。
- なのだが、GT2発売時点でエボVIが世に出ていたこともあり"OPでメインを張った割には新車で購入できない"というある種珍状態に陥っていた*1。
もっとも、前作GTのOPでメインを張ったニスモGT-RLMが"購入できない車両"だったこともあり、問題になることは無かったが。
- エボVから導入されたブレンボキャリパーだが、ハードブレーキを繰り返すと白のブレンボロゴが焼けて茶色に変色する。なので中古車を探すときはここを見るとだいたい前ユーザーがどんな使い方をしていたかがわかる。
- グランツーリスモ2のオープニングムービーではS2000と共に登場しているが、これは当時の山内一典氏の愛車だった為とされる。
山内氏によれば、GT1の制作時に三菱自動車へ許可を得に行った所に本車が飾られており、一目惚れして即ご購入となったらしい。
ただしGT2の発売がエボVI発売後だった為、GT1のGT-R LMと同様「OPに大きく出ているが新車購入は不可能な車」となっていた。
|