自動車のカテゴリ
市販車
市販車とは公道走行・販売を目的として製作されたクルマ(例外あり)。
レーシングカーとの対比としてロードカーとも呼ばれる。
公道を走る為のクルマであるから、各国ごとに定められた保安部品を装着している必要がある。
その範囲は幅広く、軽自動車から各セグメント車(A-Eまでの5段階)、セグメントに囚われないスポーツカーやスーパーカーなど多種多様。
一般的な通称は「軽」、海外では「Kカー」等と呼ばれる事が多い。
全長3400mm以下、全幅1480mm以下、全高2000mm以下、排気量660cc以下、最大定員4名、最大貨物積載量350kg以下。
以上6点の条件を満たした車両が軽自動車であり、カタログ上の最大出力を64PS(47kW)までとする自主規制も持つ。
一言に軽自動車といっても、時代と共にサイズアップを果たしており、現在の規格は1998年10月に施行されたもの。
- 意外かもしれないが軽自動車は日本独自規格であり、日本以外に軽自動車と呼ばれる規格は存在しない。
独自規格車である事により、欧米各国の自動車メーカーより自国の車両が日本で売れない原因としてよく槍玉に上げられる。
ただ、そもそも同じようなCセグメントセダンですら売り上げの差がある事を考えると、大した関連性はないと言ってよい。
- メカニズムを旧世代車から流用する等、一時期はコスト削減が最優先課題だったため、1.5Lクラスの車両にも効率で劣る点があった。
しかし2010年代、小型・軽量なボディを活かす形で、第三のエコカーというキャッチフレーズで低燃費を追求したモデルが登場した。
以降は超低燃費の軽が増加し、現在ではスズキの8代目アルトが、37km/Lでガソリンエンジン単独駆動車としては世界一の低燃費を誇る。
また、燃費向上のための各種エンジン抵抗の徹底した低減等により、自然吸気エンジンの軽であっても加速性能がかなり向上している。
- 年代によって規格が異なり、150cc→300cc→360cc→550cc→660ccと順次排気量が上がっている。
基本的には「発売時の年代」