蛟 (ミズチ) | - | 竜になれなかった蛇のなれの果てとされる。水を司る神や蛇の類で、水蛇とも言われる。 |
以津真天 (イツマデ) | 蛟型 | 『太平記』に記述のある怪鳥。疫病が発生した年に現れ「いつまでも、いつまでも」と鳴いた。 |
温羅 (ウラ/オンラ) | 蛟型 | 岡山県南部の吉備地方を統治したとされる古代の鬼。伝承では崇神天皇に派遣された吉備津彦命によって退治されたという。 |
猿猴 (エンコウ) | 蛟型 | 広島県に古くから伝わる伝説上の河童の一種。毛むくじゃらで猿に似ており、金属を嫌う。女性に化けるという伝承もある。 |
隠形鬼 (オンギョウキ) | 蛟型 | 平安時代の豪族、藤原千方が従えていたとされる四人の鬼の中の一人。気配を消して敵に奇襲をかける。 |
化蛇 (カダ) | 蛟型 | 中国に伝わる妖怪。伊河の水中に棲んでおり、人面で豺のような胴体と鳥の翼を持つという。これが見られた土地には洪水がもたらされる。 |
金鬼 (キンキ) | 蛟型 | 藤原千方の四鬼の一人。どんな武器でも弾き返してしまう堅い体を持つ。 |
刑天 (ケイテン) | 蛟型 | 中国神話に登場する頭のない巨人。乳首の部分に目、臍の部分に口があって、盾と斧とを持って暴れまわる。 元は頭もあり、神農に仕えていたが黄帝と戦った際に首を切り落とされた。 |
猩々 (ショウジョウ) | 蛟型 | 中国の古典書物などに記された架空の動物。猩々はオランウータンの漢名でもある。 |
水鬼 (スイキ) | 蛟型 | 藤原千方の四鬼の一人。如何なる場所でも洪水を起こせる。 |
仙狸 (センリ) | 蛟型 | 中国に伝わる猫の妖怪。長生きした山猫が神通力を身につけた存在で、美男美女に化けては人間の精気を吸うという。 |
鉄鼠 (テッソ) | 蛟型 | 平安時代の僧頼豪の怨霊と鼠にまつわる日本の妖怪。鉄鼠は江戸時代になって『画図百鬼夜行』において付けられた名前。 |
塗壁 (ヌリカベ) | 蛟型 | 夜道に現れて行く手を阻む見えない壁のような妖怪。狸が化けたものとも言われる。 |
野槌 (ノヅチ) | 蛟型 | 頭部には口しかなく胴が太い蛇のような妖怪。一般的にはツチノコと伝わっている。 |
風鬼 (フウキ) | 蛟型 | 藤原千方の四鬼の一人。強風を繰り出して敵を吹き飛ばす。 |
風狸 (フウリ) | 蛟型 | 狸程度の大きさで、猿に似ており、豹のような模様のある妖怪。 骨を砕かれない限り殺しても生き返り、山を飛び越えるほどの飛距離を滑空するという。 |
飛頭蛮 (ヒトウバン) | 蛟型 | 頭部が胴体から離れて飛び回る中国の妖怪。 |
黄泉軍 (ヨモツイクサ) | 蛟型 | 日本神話において黄泉の国に棲むとされる鬼の軍勢。イザナミがイザナギを捕えるために差し向けた。 |
怪火 (カイカ) | 蛟型 | 原因不明の火が現れる怪異現象。 |
朱厭 (シュエン) | 蛟型 | 中国に伝わる怪物。 |
修陀 (シュウダ) | 蛟型 | 中国の神話に登場する怪物の一つ。巴蛇(はだ)とも呼ばれる。 |
畢方 (ヒッポウ) | 蛟型 | 中国の伝承に登場する怪火を引き起こす妖鳥。 |
疫鬼 (エキキ) | 蛟型 | 中国に伝わる鬼神あるいは妖怪。疫病を引き起こすなどして人間を苦しめる。 |
百々目鬼 (ドドメキ) | - | 『今昔画図続百鬼』に描かれている妖怪で、腕にいくつもの目のある女の姿をしている。 盗んだ銭が腕に貼りつき目に変化したとされる。 |
網剪 (アミキリ) | 百々目鬼型 | 『画図百鬼夜行』に描かれている妖怪。蟹や蠍のようなはさみを持っていることは分かるが、どのような妖怪かははっきりしていない。 |
一目連 (イチモクレン) | 百々目鬼型 | 出て来ると天候を荒らすとされる一つ目の龍。江戸時代には天候を司る神として庶民に信仰された。「ヒトツメノムラジ」とも読む。 |
隠神刑部 (イヌガミギョウブ) | 百々目鬼型 | 愛媛県松山に伝わる化け狸。日本三大狸話の一つである『松山騒動八百八狸物語』に登場する。 808匹の眷属を抱え、松山城を守っていたが、お家騒動を機に離反、謀叛に手を貸し眷属もろとも封印された。 |
後眼 (ウシロメ) | 百々目鬼型 | 目が頭の後ろに一つだけあり、一本の鋭い爪を持つ日本の妖怪。親にらみや親白眼という名でも伝えられている。 |
襟立衣 (エリタテゴロモ) | 百々目鬼型 | 日本の僧侶が着る僧衣が妖怪になったとされる存在。 |
煙々羅 (エンエンラ) | 百々目鬼型 | 日本の煙の妖怪。具体的な伝承が無いため正確な姿は不明。煙羅煙羅(エンラエンラ)の名でも知られる。 |
攫猿 (カクエン) | 百々目鬼型 | 中国の伝説上の怪物。猿に類するもので、雄しかおらず、人間の女をさらって犯す習性を持つ。 |
髪鬼 (カミオニ) | 百々目鬼型 | 日本の妖怪。人間の女性の怨みの念や嫉妬心が自分の頭髪にこもって妖怪と化したものとされる。 その名の通り伸びた髪が鬼の角のように逆立っているという。 |
僵死 (キョウシ) | 百々目鬼型 | キョンシーの名で有名な中国の妖怪。 |
蜈蚣姥 (ゴショウロウ) | 百々目鬼型 | 大きな百足のお化け。ぼろぼろの服を着た老婆に化ける。 |
相柳 (ソウリュウ) | 百々目鬼型 | 中国神話に登場する、九つの人間の頭を持つ大蛇の姿をした妖怪。体から毒水を出し、周囲を汚染した。 禹によって退治されたが、その時流した血も土地を汚染した。 |
刀労鬼 (トウロウキ) | 百々目鬼型 | 江西省の臨川の山々に出没する妖怪。風雨の酷いときに現れ、人間に死に至る毒のようなものを吹きかける。 |
蚣蝮 (ハカ) | 百々目鬼型 | 中国の伝承において、竜が生んだ九匹の子「竜生九子」のうちの一匹。魚に似ており水を好む。「バシャ」「コウフク」とも読む。 |
白蔵主 (ハクゾウス) | 百々目鬼型 | 日本の妖狐、稲荷神。少林寺をはじめとして各地に逸話があり、白蔵主大善神として祀られている。伯蔵主とも。 |
魍魎 (モウリョウ) | 百々目鬼型 | 水辺の物の怪の総称。または亡者の肝を食べる妖怪。「ミズハ」とも読む。 前作では渾沌がpc武将化したため代わって袁紹をヨイショした。 |
蝟怪 (イカイ) | 百々目鬼型 | 年をへた化けはりねずみ。 |
瘧鬼 (ギャクキ) | 百々目鬼型 | 中国に伝わる疫鬼あるいは妖怪。 |
雍和 (ヨウワ) | 百々目鬼型 | 中国に伝わる怪物の一種。 猿に似た姿をしているが体色は黄色く、赤い目と赤い嘴を持つという。 |
縊鬼 (クビレオニ) | 百々目鬼型 | 中国または日本の妖怪。人に取り憑いて首を括らせるとされる。イキ、イツキとも言う。 |
窮鬼 (キュウキ) | 百々目鬼型 | 貧乏神 |
窮奇 (キュウキ) | 百々目鬼型 | 中国神話に登場する怪物あるいは霊獣の一つ。四凶の一つとされる。 |
牛鬼 (ギュウキ) | - | 西日本に伝わる、牛の頭と鬼の胴体を持つとされる妖怪。残忍な性格で、人を食い殺すことを好み、主に水辺に現れるという。 |
異獣 (イジュウ) | 牛鬼型 | 『北越雪譜』で語られている謎の獣。髪が長く、猿に似ており、背丈は人間より大きい。 人間に食べ物をねだるが特に害はない様子。 |
遺念火 (イネンビ) | 牛鬼型 | 沖縄に伝わる火の亡霊。伝承では恋愛のもつれなどで非業の最期を遂げた男女が一組の火となって現れるという。 |
鬼熊 (オニクマ) | 牛鬼型 | 木曽谷に伝わる、歳を経た熊が妖怪化したもの。怪力を持ち、夜更けに人里から家畜を盗んで食らうという。 |
影鰐 (カゲワニ) | 牛鬼型 | 島根県に伝わる鮫に似た妖怪。水面に映った影を飲まれた船乗りは死ぬと言われる。 |
九嬰 (キュウエイ) | 牛鬼型 | 中国に伝わる九つの頭を持つ大蛇。水と火の両方を噴き出し、人々を苦しめていたが、堯の命を受けた羿によって退治された。 |
鑿歯 (サクシ) | 牛鬼型 | 中国に伝わる怪物。古代中国南方の湿原地帯に棲んでいたと言われる。鑿のような長い牙を持つ。堯の命を受けた羿によって退治された。 |
酸与 (サンヨ) | 牛鬼型 | 中国に伝わる鳥の妖怪。首と尻尾が蛇のように細長く、四つの翼と六つの目、三本の足を持つ。 |
燭陰 (ショクイン) | 牛鬼型 | 中国神話の龍神。目を開けば昼になり、目を閉じれば夜になる。そして吹けば冬となり、呼べば夏となるという。 一説では中国神話の火の神である祝融(祝融が祖先としている神)と同一のものとも言われる。 |
饕餮 (トウテツ) | 牛鬼型 | 中国神話の怪物。体は牛または羊で、曲がった角や虎の牙、人の爪と顔を持つ。「饕」は財産を貪る、「餮」は食物を貪るの意。四凶の一つとされる。 |
独足鬼 (ドクソクキ) | 牛鬼型 | 中国に伝わる、山にいる一本足の神。独脚鬼(ドッキャクキ)とも。 |
塗仏 (ヌリボトケ) | 牛鬼型 | 目玉の飛び出た黒い坊主の姿をした、江戸時代の絵巻などに描かれている妖怪。 |
馬絆蛇 (バハンダ) | 牛鬼型 | 中国の四川省や雲南省の川に済んでいたとされる蚊龍の一種。馬絆とも。 |
狒々 (ヒヒ) | 牛鬼型 | 大きな猿の姿をした妖怪。山中に棲んでおり、怪力を有し、よく人間の女を攫うとされる。老いた猿が妖怪化したものとも言われる。 |
亡者火 (モジャビ) | 牛鬼型 | 津軽地方に伝わる、海で死んだ人間の魂が帰ってくる怪異のこと。火の玉の姿をしているという。「モウジャビ」とも呼ぶ。 |
夜刀神 (ヤツノカミ) | 牛鬼型 | 『常陸国風土記』に登場する日本の妖怪、蛇神。姿を見たものは一族もろとも滅ぶと言われる。「ヤトノカミ」とも読む。 |