分類性能
国籍/メーカー日本/トヨタPP844.84総排気量3,600cc
カテゴリーGr.2/FIA-LMGTP最高出力775PS/7,500rpm最大トルク83.7kgfm/6,000rpm
カータイプ#レーシングカー吸気型式TB駆動型式MR
年式1999車両重量900kg/49:51TM6速
入手方法セッティング他
レジェンドCr.250,000,000制限---
その他---特記GTカフェでの解説あり
デフォルトでレーシング・ミディアムタイヤを装着
デフォルトでアンチラグシステムを使用可能


  • トヨタがル・マン24時間レースへの参戦を目的として1998年に開発した、グループGT1規格のグランドツーリングカー、TS020型『GT-One』。
    主な設計はプジョー・905等を手がけたアンドレ・デ・コルタンツによるもので、その実態はほぼ完全なプロトタイプレーシングカーである。
  • エンジンはかつてのターボ時代のグループCカーの流れを持つ3.6L・V8ツインターボで、最高出力は1998年は約600ps・翌年は約700psを発揮。
    運転席後部の燃料タンクはホモロゲーション取得用のロードカーでは半減させ、余った隙間をレギュレーション上必要な「トランク」とした。
    これにより空力性能が従来から大幅に改良され、その形状はベントレー・スピード8などの後のプロトタイプレーシングカーに影響を与えた。
    各レギュレーションの穴を突いた設計は、名ばかりの「GTカー」と化していたLM-GT1クラスを事実上撤廃させる契機になったとも言われる。
  • ル・マンでは1998年のLM-GT1クラスに3台が参戦。全車ともミッショントラブルに悩まされ、1台は一時トップになるも最上位は9位に終わる。
    1999年はLM-GTPクラスに参戦し予選から驚異的な速さを見せたが、決勝ではBMW勢のチームプレイや最終盤のタイヤバーストなどに襲われた。
    総合優勝こそ叶わなかったが、3号車(片山右京・鈴木利男・土屋圭市)が総合2位で「日本人3人でLM-GTPクラス優勝」という功績を残した。
    1999年のル・マン後は「ル・マン富士1000km」にも参戦したものの、トラブルやペナルティが災いしまたも2位でのフィニッシュに終わった。
    以後トヨタはF1参戦へと舵を切り、TS020はF1参戦に向けてのテスト車両として使用された後、トヨタやその関係者等により保管されている。



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