分類性能
国籍/メーカー日本/トヨタPP913.58総排気量3,400cc
カテゴリーGr.1/FIA-LMP1 Hybrid最高出力537PS/10,000rpm最大トルク42.3kgfm/6,000rpm
カータイプ#レーシングカー #ハイブリッド吸気型式NA駆動型式MR
年式2012車両重量900kg/47:53TM6速
入手方法セッティング他
セントラルCr.100,000,000制限---
その他---特記デフォルトでレーシング・ミディアムタイヤを装着

TS030.jpeg

  • 実質プロトのGT-One TS020以来実に13年ぶりとなるトヨタのレーシングプロト。車両番号もTS020からの連番でTS030と名付けられた。
    カラーリングは、シェイクダウン時はTS010の36号車に似た赤/白であったが、本番仕様では92年33号車を彷彿とさせる青/白となった。
    ダウンフォース量の違いでカウルが2種類用意されており、収録モデルはハイダウンフォースパッケージと呼ばれるタイプである。
  • 今回からはライバル・アウディのように車両制作とチームオペレーションを分離し、それぞれの得意分野を生かす方向にシフト。
    そのオペレーションは、前年までプジョーのサブチームを担当していたチームオレカが担当となった。
  • 最大のポイントは、トヨタのプロトタイプレーシングカーとしては初のハイブリッドシステムを搭載した事にある。
    パワートレインはTS030専用設計で、ディーゼルかと錯覚する圧縮比14を達成しつつも、エンジン単体100kg以下という超軽量化を達成。
    これに組み合わせられる電気二重層キャパシタは、日清紡ホールディングスと共同で開発したものである。
  • トヨタにとって久々のプロトタイプレーシングカーという事で、多数の問題点も抱えていた。
    ヘッドライトは効率を重視してフルLED化されていたが、夜間走行には適さないほど暗かったとの事。
    立ち上がり時にはパワーが出過ぎて踏めず、減速時には想定した減速度にならない等、ハイブリッド制御についても問題を抱えていた。
  • 翌年は燃費性能に振った方向で改良が加えられ、エンジンは圧縮比17というガソリンエンジンとしては脅威の領域に到達。
    またサスペンションピックアップがアーム長よりダメージからのリカバリー性能を重視し、モノコックの外側へと移動していた。
    ライトは省電力重視で常時点灯のポジションランプと、レスポンス重視のパッシングライト以外が光量重視でHID化された。
  • 2014年、レギュレーションの変更で全軸回生が可能になったため、新コンセプトのTS040へとバトンタッチ、TS030は2年で終了した。



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