分類性能
国籍/メーカーイタリア/ランチアPP446.07総排気量2,418cc
カテゴリーその他/ホモロゲーションモデル最高出力188PS/7,000rpm最大トルク23.0kgfm/4,000rpm
カータイプ#ロードカー吸気型式NA駆動型式MR
年式1973車両重量980kg/41:59TM5速
入手方法セッティング他
ユーズドCr.53,210,000(18,822km)制限---
その他---特記GTカフェでの解説あり
+  ←カラーバリエーションを表示

ストラトス.jpeg
  • ↓リトラクタブルヘッドライト可動時
ストラトス-L.jpeg

  • ランチア社がWRCに勝利する事だけを目的に開発した車両で、本車はその公道仕様である「ストラダーレ」にあたる。
    他に競技仕様の「コンペティツィオーネ」があり、ラリーフィールドを圧巻したストラトスWRCは、競技仕様が基となっている。
  • エンジンは、同じフィアット傘下のフェラーリが持つディーノのV6DOHCを、ラリー競技用に細かく調整したもの。
    しかし、フェラーリ側とフィアット側の摩擦の煽りを受け、ランチアへのエンジン供給数は極めて不安定だったという。
  • ベルトーネも関わったこの特徴的なボディは、WRCという過酷な場面で最大限に性能を活かせる工夫が各所に施されている。
    その最たる例が前後のカウル部分で、現場での整備を容易にするために、大きく開口できるような構造となっている。
    ホイールベースは2,180mmと極端に短くまとめられており、運動性能とボディ剛性の双方を飛躍的に高める事に成功した。
    しかしその弊害として、熟練ドライバーをして「直線は舗装路ですら走らせにくい」と言うほどのクイックなステア特性となった。
  • このようにある意味「市販車離れ」していたストラトスは、ホモロゲーション取得のために約500台分が生産された。
    この500台の中には組み立てられず部品単位で存在しているもの、火災で焼失したものも含まれるため、完成車の実数は更に少ない。
    また発売当時はその特異な性格を理解できる人間は多くなく、1970年代末に至っても相当数が売れ残っていたという。
    フィアットグループ内でも「利益率の高い大衆車」とはかけ離れた本車の扱いに困り、積極的な宣伝・販売は行われず、
    WRCでも「宣伝にならない」という理由でワークス勢は大衆車ベースのラリーカーに転換していき短命に終わった、という側面もある。
  • しかしグループBの隆盛と共に状況は一変。本車の資質が見直されると同時に、オリジナル車両はコレクター同士で奪い合いとなった。
    コレクターズアイテムとして、その人気は現在に至るまで非常に高く、数多くのレプリカや本車を模した車両が製造されている。



リロード   新規 下位ページ作成 編集 凍結 差分 添付 コピー 名前変更   ホーム 一覧 検索 最終更新 バックアップ   ヘルプ   最終更新のRSS