分類性能
国籍/メーカードイツ/メルセデス・ベンツPP878.35総排気量4,973cc
カテゴリーGr.1/FIA-グループC2最高出力720PS/7,000rpm最大トルク82.6kgfm/3,500rpm
カータイプ#レーシングカー吸気型式TB駆動型式MR
年式1989車両重量893kg/44:56TM5速
入手方法セッティング他
レジェンドCr.300,000,000(8,780km)制限新品エンジン・新品ボディの購入不可
その他---特記デフォルトでレーシング・ミディアムタイヤを装着

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  • 93年から現在までF1コンストラクターとして活躍しているザウバーが、F1以前に参戦していたWSPCにおいて、メルセデスと共に製作・使用したグループCカー。
    • ちなみにザウバーのレーシングカーは初代から現在のF1に至るまで一貫してC○○という名称を使っているが、これはチームオーナーであるペーター・ザウバー氏の愛妻クリスティーヌ氏のイニシャルより取られている。
  • メルセデスとのパートナーシップは85年に始まり、C8と呼ばれるマシンで85年、翌86年を戦った。C9はC8の発展型で、87年のWSPCシリーズ第4戦・シルバーストンでデビューした。
    • C8は、ザウバーがBMWとパートナーシップを結んでいた時期に製作されたC7と基本構造は同一で、エンジンだけをメルセデス製に換装。
      1955年以来のメルセデス復活という意味で記念碑的なマシンであった。
  • 89年のル・マンでは61・62・63号車の3台体制で参加し、収録の63号車が61号車との1-2フィニッシュを決め見事優勝。ザウバーチーム史上初、メルセデスにとっては37年ぶりのルマン制覇であった。
    また、61号車はレース中に400km/hを記録し、今後絶対に破られないであろう記録として残った。
  • 同年のWSPCにおいても、全8戦中7戦で優勝、チーム・ドライバー(ジャン=ルイ・シュレッサー)のダブルタイトル獲得という快挙を成し遂げた。
  • 翌年のWSPCは後継車両のC11にスイッチしたが、開幕戦鈴鹿のみ2号車をC9が務めた。
    • しかしその開幕戦、本命の1号車であるC11が予選でクラッシュしたために結局2台ともC9で出場することになった。急な出場の為に代理の1号車はグリッドでのガソリン漏れでピットスタートになる等完走さえも危ぶまれたが、終わってみれば1号車の優勝で見事1-2フィニッシュ。これが引退レースとなり、有終の美を飾った。
  • メルセデスの代名詞でもあり、本マシンのカラーリングでもある『シルバーアロー』であるが、マシンの塗装は85年から88年まではスポンサーカラーであり、シルバーアローの復活は89年まで待つことになった。
  • 『ザウバー』の名が冠された最後のグループCマシンであり、翌'90年からはザウバーの名が外れ、名実ともにメルセデスワークスとなる。
    ただ、チーム運営は引き続きザウバー氏が行っており、それは車両に掲げられたCのイニシャルからも明白である。



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