分類 | 性能 |
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メーカー | ホンダ | 総排気量 | 3,397cc | PP | 572 |
国籍 | 日本 | 最高出力 | 500PS/-rpm (500PS/9,000rpm) | 全長 | 4,675mm |
カテゴリ | プロトタイプレーシングカー/SUPER GT-GT500 | 最大トルク | 40.0kgfm/-rpm (40.5kgfm/7,000rpm) | 全幅 | 2,000mm |
モデル | 高品質 | 駆動形式 | FR | 全高 | ---mm |
ギャラリー | 対応 | 吸気形式 | NA | 車両重量 | 1,100kg/50:50 |
内装 | 再現 | PWR | 2.20kg/PS | TM | 6速 |
入手方法 | カスタム/チューン制限 |
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ディーラー | Cr.98,000,000 | カスタム | ペイント:不可、ホイール交換:不可、エアロ装着:不可 |
プレゼント | --- | チューン | エンジンチューン・ターボキットのみ可 |
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- ホンダのSUPER GT参戦車両はJGTC時代の1996年から長らくNSXを使っていたが、2010年、ついに新型車両「HSV-010」(以下、HSV)が投入された。
車名の「HSV」は"Honda Sports Velocity"の頭文字とされる。正式名称はHSV-010 GT。
- 近年のSUPER GT(GT500クラス)では珍しい「実質的なプロトタイプレーシングカー」であり、リーマンショックにより開発中止になったNSXの後継車がモデルになったと言われるが、ホンダからの正式なアナウンスは行われていない。
- 搭載エンジンはSUPER GTのレギュレーションに適合させたエンジン「HR10EG型」で、3.4Lの排気量を持つV8エンジンである。これはホンダがフォーミュラ・ニッポン*1というレース用に供給しているHR10E型エンジンをGTレース向けに改良したものである。
- そして本車の最大の特徴は、フォーミュラカーとも思える程の甲高いエキゾーストノートである。これはホンダが音に拘って、8-4-2-1集合レイアウトの排気管を採用したからである。他2車種(SC430とGT-R)のサイド2本出しとは異なり、リア一本出しなのもこの為だ。しかし、2013年モデルではエンジンの高回転・高出力化を図り、従来のリア一本出しから他2車種と同じ、排気管が短いサイド2本出しを採用した為、甲高いエキゾーストノートは失われてしまった。ただ2013年からミシュランタイヤを装着する事となった、No.18 ウィダー モデューロ HSV-010のみタイヤとのマッチングを優先した為、開幕戦 岡山から第3戦 セパンまで従来のリア一本出しで戦った。
- 因みにGT6に収録されている08年型NSXもリア一本出しなのでV型6気筒とは思えない甲高い音がするのだが、残念ながらこちらは再現されていない。
- レギュレーションの関係で、ホンダのSUPER GT参戦車両としては初のFRレイアウトとなっている。レーシングカーとして見ても、チューニングガレージがGr.N仕様で作っていたスーパー耐久仕様S2000(GT6未収録)ぶりとなり、ホンダ本社からしてみればノウハウ0から組み上げられたマシンとなる。
- HSV参戦初年である2010年は前年と同じ計5台で参戦。開幕戦ではNo.18 ウイダー HSV-010とNo.8 ARTA HSV-010、No.32 EPSON HSV-010の同士討ちによる大クラッシュが発生。EPSON HSVは何とか立て直した物の、ウイダー HSVとARTA HSVはリアを激しく大破。不安な出だしだったが、その後は着実にポイントを稼ぎ、事実上のホンダワークスチームであるWeider Honda RacingがHSVデビューイヤーにして見事チャンピオンに輝いた。
- HSV-010の同士討ちは13年第4戦菅生でも起きている。No.39 DENSO KOBELCO SC430が300のマクラーレンに接触、その反動でマクラーレンのアウト側にいたNo.38 ZENT CERUMO SC430に接触しZENTはコースオフ。DENSOの加速が鈍った所へ、No.18 Weider Modulo HSV-010とNo.100 RAYBRIG HSV-010が両サイドから挟む形でオーバーテイクを仕掛け3ワイドに。イン側のWeiderがDENSOのフロントに接触しスピン、アウト側のRAYBRIGを巻き込む形でコースアウトしてトップ争いから脱落してしまう。Weider側は復帰しようとしたもののグリーンゾーンに戻ってしまう。RAYBRIG HSVはコースに復帰出来たが運転席側のドアが外れてしまい、ドライバーが非常に危険な状態に晒されてしまった。幸いなことにマシンは無事ピットまで戻ってきたが2台ともリタイアを喫した。しかしこのことでNo.8 ARTA HSV-010に勝利をもたらす結果となった。それどころかARTAがGT300クラスにエントリーしているNo.55 ARTA CR-Z-GTもクラス優勝しARTAが両クラス優勝を果たすという前代未聞のレースとなった。
- またホンダはGT500クラスの車両規則が一新される2014年からのベース車両に「NSXコンセプト」を採用することが決定しており、HSV-010のGT500クラス参戦は2013年限りとなる。
- 歴代モデルの中でも11〜12年モデルはラジエターがサイドに行っている。重量物をセンターに集め旋回モーメントを軽減しようとしたが、ハンデウェイトを積もうとしたときのセッティングが厳しいことが発覚。また一番ぶつかりやすい所にちょうどラジエターが来てしまうため、ちょっとしたクラッシュでラジエターコアに穴が開いてリタイヤとなりやすいという弱点も抱える事となった。
そのため、最終年となる13年モデルではまたフロントに戻っている。
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| | ウイダー HSV-010について
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- 2011年のSUPER GT GT500にWeider Honda Racingから参戦したHSV-010。ドライバーは小暮卓史とロイック・デュバル。
- 収録モデルである2011年は、GT車両ではあまり例を見ないサイドラジエータを採用、コーナリング性能の向上を図っていた。
第3戦のセパンと第5戦の鈴鹿500km(東日本大震災の影響で1000kmから短縮)で優勝するも、ノーポイント3回(リタイア1回、ポイント圏外2回)と安定性に欠け、シリーズタイトルは安定してポイントを稼いだNo.46 S Road MOLA GT-Rに奪われ2連覇はならなかったが、ホンダ陣営では最上位となるシーズン3位のリザルトを残している。
- 東日本大震災の影響かハチマキが「がんばろう日本」になっている(これはHSV-010以外も同様)。2012年以降は「ニッポンを元気に!」になっている。
- 2013年は、ホンダアクセスがスポンサーに付き、チーム名を「ウイダー モデューロ 童夢レーシング」に変更し、ミシュランタイヤを装着することになった。
なお、ホンダがJGTC及びSUPER GTでミシュランタイヤを装着するのはこれが初めてである。
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