概要
- 静岡県小山町にある日本を代表する国際レーシングコース。現在はトヨタの傘下である富士スピードウェイ株式会社が運営している。
- 1966年に完成し、2005年から現在のレイアウトになっている。
- 70年代はトヨタと日産のプロトタイプ対決、76年には日本初のF1が開催、70年代から80年代末にかけては富士グランドチャンピオンレースやスーパーシルエットなどが開催され、レースファンにとってはなじみの深いコースである。
- 最大の特徴であるホームストレートは約1.5Kmもあり、このストレートでのオーバーテイクシーンは多くのファンを魅了してきた。
コース攻略
富士スピードウェイ F
コース図 | | 1.メインストレート 2.第1コーナー 3.第2コーナー 4.コカコーラコーナー 5.100R 6.ヘアピン 7.300R 8.ダンロップコーナー 9.第13コーナー 10.プリウスコーナー 11.パナソニックコーナー | コース長 | ストレート長 | 高低差 | コーナー数 | ピット | 天候変化 | 時間変化 | コース種別 | 4563.0m | 1475.0m | 37.0m | 16 | あり | なし | なし(16:00) | リアルサーキット |
- 全般
一見するとモンツァのような高速サーキットと思われがちだが、ストレートエンドや100Rの後のヘアピン、第3セクションのつづら折りなど低中速区間も多いテクニカルコースである。
一見するとモンツァのような高速サーキットと思われがちだが、ストレートエンドや100Rの後のヘアピン、第3セクションのつづら折りなど低中速区間も多くどちらかと言えば低中速のテクニカルコース。
車もドライバーも総合的な能力が試され、特にブレーキングが肝である。1コーナーやヘアピン、ダンロップと高速域からのフルブレーキングが多く、アップダウンも激しいためしっかりと荷重を移動させる必要がある。
ギア比はホームストレートでスリップに入ることを考慮しよう。ダウンフォースは100Rを基準にするといい。
- メインストレート(1)
全長約1.5kmというF1が開催されるサーキットの中では最長のストレートである。
全長約1.5kmで、ここ数年でF1が開催されたサーキットの中では最長のストレートであった。
本コース最大のオーバーテイクポイントであるが、オーバーテイクを確実なものとするには最終コーナーの立ち上がりやギア比の設定、スリップストリーム、ストレートエンドのブレーキングなどテクニックを要求される。
基本的にはスリップを使うことを前提としてギア比を設定するといい。ダウンフォースは他のコーナーのことも考えると落としすぎは禁物である。
- 第1コーナー(2)
ロングストレートでスピードが乗った状態からのブレーキングとなる。
タイミングが遅れると確実にコースアウトし大幅なロスとなるので注意。少し早めにブレーキングしたほうが確実。
世界最強レベルのハードブレーキングが要求されるコーナーとされる。どのくらいかといわれたら、ニュルブルクリンク 北コースで鍛えたはずのGT-Rのブレーキが、たった3周で悲鳴を上げるほど。
- コカコーラコーナー(4)
ランオフエリアに惑わされてブレーキや侵入を誤り脱出でコースアウトしやすい。
とはいえ、実質は直線を繋いだだけのコーナーで決して難しいレイアウトではないので、
縁石を頼りにタイミングを合わせていけば綺麗に脱けられる。
- 100R(5)
スピードを上げすぎるとアウトに膨らんだりリアが流れてしまうが、ここで車速を落とすとタイムにかなりの影響が出る。
最初はアウトから入りイン側へ抜けるようなラインを取ると次のヘアピンに進入しやすい。
脱出でアウトに膨らむとヘアピンのブレーキングから進入でやや無理なライン取りを強いられるため、膨らんでもミドルライン程度で抜けたいところ。
- ヘアピン(6)
きついコーナーと緩いRのコーナーが合わさった複合コーナー。
基本的にアウトインアウトで2つ目の緩いRのコーナーの縁石に軽く載せるくらいで脱出するといい。
この後の300Rからダンロップでオーバーテイクを考えるなら、立ち上がり重視でアウトからミドルへと脱出するのがいいだろう。
- 300R(7)
2つのコーナーから成る高速コーナー。下り坂になっているためスピードが乗りやすくオーバーテイクもしやすい。
ダウンフォースを多く得られるレーシングカーやPP500くらいの市販車ならアクセル全開でクリア可能。
プッシングアンダーの強いハイパワーの後輪駆動車はアウト側に膨らみやすいので注意。
- ダンロップコーナー/プリウスコーナー/パナソニックコーナー(8〜11)
各コーナーが特徴的な形状なうえ、若干ブラインドとなっているため、ライン取りが難しい。
各コーナーが独特な形状をしており、また上り勾配で若干ブラインドとなっているため、ライン取りが難しい。
そのため正解と言えるラインはないが、クリップを奥目に取っていくと、比較的スムーズに脱けられる。
最後のパナソニックコーナーは、続くホームストレートを考慮し、脱出速度を重視したライン取りを心がけよう。
プリウスコーナーは少しブレーキを当てながら(1/4程度)曲がるとパナソニックコーナーに入りやすい。
また、最後のパナソニックコーナーは、続くホームストレートを考慮し、脱出速度を重視したライン取りを心がけよう。
またダンロップコーナーへの進入は高速域からのフルブレーキングとなるため、前輪に荷重がかかりすぎてアンダーステアが出やすい。
後輪駆動でMT限定だが、早めにシフトダウンしエンジンブレーキを使うことで荷重をリア側に戻し4輪のグリップを適度に使って減速することができる。
ATや前輪駆動の場合はブレーキバランスコントローラーでリア側を強めにしておくと同じ効果が得られる。RA機能でダンロップコーナーへの進入のみバランスを変更してもいい。
富士スピードウェイ GT
コース図 | | 1.メインストレート 2.第1コーナー 3.第2コーナー 4.コカコーラコーナー 5.100R 6.ヘアピン 7.300R 8.ダンロップコーナー 9.第13コーナー 10.プリウスコーナー 11.パナソニックコーナー | コース長 | ストレート長 | 高低差 | コーナー数 | ピット | 天候変化 | 時間変化 | コース種別 | 4526.0m | 1475.0m | 37.0m | 14 | あり | なし | なし(16:00) | リアルサーキット |
- 全般
コースのほとんどはFコースと同じなので、攻略方法もそちらを参照。
- ダンロップコーナー(8)
Fコースと唯一異なる箇所。二本のストレートを繋ぐシンプルなレイアウトとなっているので、
Fコースの時ほどの強いブレーキングは必要ない。
セオリーどおりアウト・イン・アウトで抜けていこう。
開催される主なレース
現実で開催される主なレース
- F1グランプリ(1976年、77年、2007、08年のみで現在は開催されていない・'76年、'77年の開催は旧コース)
- 全日本選手権フォーミュラ・ニッポン
- 全日本選手権スーパーフォーミュラ (旧称 フォーミュラ・ニッポン)
- SUPER GT
- D1グランプリ
- スーパー耐久
- FIA世界耐久選手権(WEC)マウントフジ6時間レース
グランツーリスモ5内で開催されるレース
小ネタ
小ネタ
- GT5内各種レースで使用されているのは全てFコース。
- 2004年発売のGT4では当時リニューアル前の新コースが改修前のコースと併せて収録されていた。
- 2004年発売のGT4では当時リニューアル前の新コースが改修前のコースと併せて収録されていた。工事が終わる前の取材だったため、未完成部分は図面から直にモデリングされた。
- 改修後のコースは「富士スピードウェイ 2005F」「同 2005GT」の名称で収録されていた。
また、改修前のコースは「富士スピードウェイ '80s」「同 '90s」として収録されていた。
また、改修前のコースは「富士スピードウェイ '80s」「同 '90s」として収録されていた。ただし'80sというが、実際には83年にBコーナー設置→86年に1コーナー改修→87年にAコーナー設置とされたため、AコーナーとBコーナーをカットしても当初のレイアウトには戻らない。
- 1970年代に旧コースで2回、そして2007、8年にF1グランプリが開催されたことがある。
- 鈴鹿サーキットのF1契約が切れた為に2007年、08年にF1が開催されたが、2007年の決勝は大雨で、レッドブルのマーク・ウェバーはセーフティーカー先導中にトロ・ロッソのセバスチャン・ベッテルに接触されリタイヤ。「最悪なコース」と吐き捨てられた。(要出典)
また翌年には当時ウェバーのチームメイトであったデビッド・クルサードも「最悪なグランプリ」と発言した。(要出典)
- 現実では死亡事故など重大事故が多く(要出典)、新旧コース通じて時折ホームストレートでも大クラッシュが発生することもある。また、山の麓なだけに天候が安定せず、特に大雨の時はしばしば濃霧に包まれて開催に支障を来している。
- F1中継で「世界最長のストレート」と言われることがある(誰?)。 これはF1で使用されるサーキットの中で最長のストレートを持つという意味であると思われる。
(モンツァ:1268m 富士:1457m)
- 2007年にF1が開催されたことに対して、未だに根に持っている人が多い。
- F1中継で「世界最長のストレート」と言われることがあるが、これはF1で使用されるサーキットの中で最長のストレートを持つという意味であると思われる。(モンツァ:1,268m 富士:1,457m)
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