分類性能
メーカー/国籍フェラーリ/イタリア総排気量6262cc全長4,702mm
カテゴリー1N1000最高出力963PS/9,000rpm全幅1,992mm
カテゴリー2ノーマルカー/スーパーカー*1最大トルク71.4kgfm/6,500rpm全高1,116mm
内装あり駆動形式MR車両重量1,255kg
年式2013吸気形式NATM7速
入手方法セッティング他
ディーラーCr.160,000,000制限ダート走行不可
その他---特記デフォルトでダウンフォースが存在(0:200固定)
アクティブエアロシステム搭載
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  • ↓アクティブエアロシステム:高速旋回時やブレーキング時に作動する
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  • それまでのフェラーリのハイパフォーマンス車両(F40F50、エンツォ)とは異なり、"○周年記念モデル"という風に銘打つことを止め、単純に「エンツォの後継」の新スポーツフラッグシップとして開発された。
    開発には、2013年当時スクーデリア・フェラーリに在籍していたF1ドライバーのフェルナンド・アロンソとフェリペ・マッサの意見が反映されている。
    • 2012年の5月に「エンツォの後継はハイブリッド」というプレスリリースを出し、9月のパリサロンでモノコックを披露、12月にティザーサイトを公開し、翌2013年のジュネーブショーで完成車両を公開。という具合にエンツォまでとは異なる非常に速いペースで実車発売に至った。
  • デザイン面では「1960年代のプロトタイプレーシングカーを意識した」とのことで、330 P4や412Pなどの意匠をオーバラップさせるような見た目も取り入れたとのこと。
  • このマシンはフェラーリの市販ロードカーで初めてハイブリッドシステムを搭載したマシンでもある(ハイブリッドシステム"HY-KERS"の実験は2010年に599を用いて行われていた)。
    F12ベルリネッタ用の6.3L V12 NAエンジンを800PSまでチューンナップし、それにF1の技術をフィードバックしたHY-KERSシステムをドッキング。
    モーターの出力163PSを加えシステム総出力963PSを達成した。
    本車両のHY-KERSは2つのモーターを搭載しているのが特徴で、トランスミッション(7速DCT)と一体化させた1つ目のモーターの他に、エンジン前方に2つ目のモーターが配置されている。そして、減速時にモーターがジェネレータの役割を持ち、エネルギー回生を行うという点は一般的なハイブリッドシステムとほぼ同じである。
    副次効果としてノンハイブリッド車両より二酸化炭素排出量を削減することに成功し、エコな車両にもなった。しかし、「この車両のコンセプトに合わない」ということからEVモードは搭載されていない*3
  • シャシーはエンツォとほぼ同様のカーボンモノコックにエンジンマウント用のフレームを伸ばした構造だが、こちらもF1技術のフィードバックによりボディ剛性が向上している。
    また、前後のスポイラーだけではなく、アンダーパネルやディフューザーもアクティブにコントロールするエアロシステムも搭載している。
    その結果、本車のフィオラノ・サーキット*4でのラップタイムはエンツォより5秒早くなったという。
  • 2016年にはスパイダー(オープン)仕様の"アペルタ"を発表した。

+  余談



*1 ハイブリッドカー
*2 本来は499台で生産完了のはずだったが、イタリア国内で発生した地震の復興チャリティー用に1台追加生産された。
*3 Youtubeに電力のみで走行する場面の動画がアップロードされていたことから、EVモードが搭載されるのではないかという憶測を呼んでいた。
*4 スクーデリア・フェラーリのテストトラックとして知られる。

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