フェニックス
【概要】
- 生存欲の理由
若返って人生やり直したいからの手段が目的化
- 概要
醜い老婆と蛾を足したような顔に手足を生やし、蛾のような触覚や燃え盛る羽根を持つ魔物。
名前は不死鳥だが、見た目は蛾。
- ストーリー
つまらない人生を送った老婆が居た。
老婆は蛾を飼育し羽根から薬を作る薬師の母親と酒浸りの元兵士(恐らく退役兵士)の間に産まれた。
町外れのあばら屋で、母親の手伝いをやらされていた。父親の酒代の為に。
老婆は旅人と出会い、愛し合うようになり、共に遠くへ行こうとするが、母親にバレて軟禁されてしまい、旅人は町を去っていった。
両親が亡くなった後、老婆は後継として独り立ちをしていた。
大人になった老婆は気づいていた。
母親が調合していた薬は服用すると幻覚を見せる効用があり、表に出て良いモノでは無かったことに。
そして自分が親から受け継いだ生業が罪深いことに。
数十年が経ち、シワだらけの老婆になった老婆は自身の人生を嘆き、自暴自棄になって飼育小屋に火をつけ炎に身を投じ、死を待つ際に聖杯が現れる。
だが、老婆が周りを見渡しても代償に出来るものが無かった。
そんな時、燃え盛る小屋に人影が入ってきた。それは老婆が若かりし頃に町を去っていった旅人だった。
旅人は彼女が忘れられず、長い年月の末に再び町へやってきたのだ。
旅人は我が身を顧みず、愛する老婆の為に炎の中に身を投じた。
知り合った頃より年老いた旅人は老婆を抱え、脱出しようとした。
そんな旅人を見つめ、老婆は微笑んだ。まだ捧げられる物があった。そう、自分の意思を。
老婆と旅人の体は燃え盛る炎に包まれ、灰となった。
そして、灰が一点に集まり、その中心に1人の人間が居た。
老婆は新生した。老婆は生まれ変わり若返った。
老婆は今までの分を取り戻すように彼女は人生を謳歌した。
しかし若返りの効果は長くは続かず、誰かを犠牲ににして自らに若返りの炎を灯す事を繰り返す。
その度に老婆は老化に敏感になり、少しでも兆候が見えると新生の炎を纏った。
だが、矢継ぎ早に新生し続けた為に行き過ぎた結果になっていた。10代前半まで年齢が戻り、また蛾の特徴が表れだした。
せっかく蛾から解放されたのに、また「蛾の因縁」に苦しめられると思った老婆はひたすら新生の炎を灯すが、逆効果でやればやるほどに蛾の特徴が現れだした。
そして新生の炎を纏いすぎて幼児まで退行し、老化速度も早めた。瞬く間に老化し老婆となる程に。
いつしか常に新生し続けるようになり、常に生まれ変わり続ける姿になった。
老婆は今も炎を灯し続ける。そして絶えず新生し続け、老婆と赤子を遷移し続けている。
- 小ネタ
彼女の見た目が蛾なのは、生前に継がされた家業の薬師のせいで、蛾を飼育したり鱗粉を薬にしたりで人生の大半を蛾と一緒に過ごしていた事による模様。
- 元ネタは紛うことなく不死鳥フェニックス。こちらも炎に飛び込み蘇る。
- 余談
「飛んで火にいる夏の虫」という諺があるが、この虫も蛾のことだったりする。
【攻略】
耐性 |
部位 | 無 | 熱 | 冷 | 雷 | 石 | 毒 |
尻尾(呪部) | 40% | 80% | 20% | 50% | 50% | 50% |
その他 | 50% | 80% | 30% | 50% | 50% | 50% |
- 減衰率なので数値が低い方が弱点。
- 例:元ダメージ100で耐性20%部位へ攻撃すると80ダメージを与えられる。
弱点属性 | 呪部 | 凶呪部 | 主な状態付与攻撃 |
冷 | 頭 | 尻尾 | Flame |
【攻略】
- ペガサスと同骨格。
翼を持っている他の魔物とは違い、そこまで行動は素早くないので遠距離から攻撃すると大分楽に倒せる。
基本的に近付いてきて火の玉飛ばし、回転突進攻撃を連発をしてくる上、周囲に火の粉が飛び散るので近距離では状態異常に陥りやすい。
燃え盛っている見た目の通り、状態異常Flameになりやすく、放置すると地味に痛いので熱属性鎧魔法を持っていくといい。
- 回転突進攻撃はフェニックスが通った後の道に付着する火にも注意する事。
魔物へ飛び込むように前転回避するとよけられる。
盾魔法でダウンをとることができる。地形隆起魔法ではダウンをとれないが突進をキャンセルさせることが出来る。
- 戦闘中に一定値以上のダメージを与えると、爆発した後あたかも死んだかのように振る舞い地中に潜り、その後地面から飛び出して復活する。爆発は当たると大ダメージなので注意。
- 回転突進攻撃は、フィールドの端や障害物を背にし続ければ被弾せずに一方的な攻撃が出来る。特にこの攻撃を多用する終盤戦に有効な立ち回りとなる。
- 誘惑魔法「青い色欲の実」「猥絵師の絵具」にひっかかる。
2回目以降は一定時間経過しないと拘束できない。その間は誘惑魔法へ向けて回転突進攻撃を繰り返す。
- 束縛魔法「咎人の荊」は、爆発した後地面に横たわるフェニックスへ接続すると、地中へ姿を消した後も繋ぎ続けられる。
【攻撃方法】
- 回転突進
- 付与:Flame
回転しながら突進してくる。使用頻度が高い。瀕死時に多用してくる。
盾装備魔法でダウンをとれる。地形隆起魔法ではダウンをとれないが突進をキャンセルさせることが出来る
- 火の玉飛ばし
- 付与:Flame
前方に向かって三つの火の玉を投げつける。
凶呪部の尻尾が破壊されていると使用しなくなる。
- 竜巻
- 付与:Flame
火の竜巻を発生させてくる。
当たると高く吹き飛ばされる。竜巻へ当たりにいくように前転回避することでよけられる。
盾で防ぐことが出来ないので注意。
- 火の粉
- 付与:Flame
高く飛び上がり、ある一定の高さから火の粉を落としてくる。
それなりに範囲があるので多少離れているからと言って油断していると当たる。
近接武器では攻撃出来ないが、逆に遠距離からは攻撃し放題。
- 爆発
- 付与:Flame
身体を縮こめて丸まった後、爆発して炎を飛ばしてくる。
炎はダメージが高く追尾能力があるので注意。盾で防ぐことを推奨する。
この攻撃を行った後灰になって消滅するが、しばらく経つと爆発地点から飛び出てくる。
飛び出た際の爆発にも攻撃判定があるので、爆発に巻き込まれ瀕死となった仲間の救済時には注意したい。
爆発前の翼をたたんだ状態へ近接溜め攻撃や、直下で「古代の地層」を使うことでキャンセルさせることが出来る(難度11以上でなる凶暴化中は不可)。
- 空間変化
- 付与:Flame
空間を歪ませ、周りを炎上させる。
熱属性鎧魔法を着込むか盾魔法を展開、回避変化魔法で逃げ続ければ状態異常を回避できる。
ペガサスと違い、拘束される状態異常ではない為対策をとるかはプレイヤー次第。
土竜系の空中攻撃中は状態異常を避けられる。
【出現する追体験】
【呪部解体報酬】
【セリフ】
さえない人生だった……
蛾が飛び交う部屋で大半を過ごした……
人との交流さえ許されなかった……
やり直したかった……
だから全てを灰にした……
燃えろ燃えぇろ燃ええぇるぉぉぉぉぉぉお!
火に包まれて私は若返るの
私は永遠の命を手に入れた……!
いつまでも美しくいられるはずだった……
忌々しい蛾が……
私の体に入ってきた……
いつ逃れられるのだろう?
この蛾の呪縛から……
コメント
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