分類性能
国籍/メーカーイタリア/アバルトPP264.67総排気量---cc
カテゴリーその他/空力実験車両最高出力75PS/5,500rpm最大トルク10.1kgfm/4,000rpm
カータイプ#ロードカー吸気型式NA駆動型式RR
年式1952車両重量870kg/55:45TM4速
入手方法セッティング他
レジェンドCr.100,000,000(1,363km)制限---
その他---特記---

BAT1.jpeg

  • 戦後間もない1952年、イタリアで開催されたトリノ・モーターショーにて公開されたコンセプトカー。
    デザイナーは当時ベルトーネに在籍し、後にティーポ33/2ストラダーレ等の名車を手掛けるフランコ・スカリオーネ氏。
    正式名称は「アバルト 1500 ビポスト」だが、連作となったため後に「B.A.Tコンセプト」と呼ばれる事になる。
  • 車名のB.A.Tとは「Berlinetta Aerodinamica Tecnica」の頭文字から取られており、すなわち「空力実験車両」の意。
    学生時代に航空学を学んでいた氏は、2度の大戦を経て大きく発展した航空力学を、自動車に取り入れようとしたのである。
    一見奇抜なデザインだが、風洞実験では好結果を示し、「1950年代初めで既に空気の流れを読んでいた」と絶賛されたという。
  • B.A.TコンセプトはNo1~11まで存在し、その内No1・No5・No7・No9を氏が手掛けた。収録車両は最初期のB.A.T1にあたる。
    シャシーはフィアットのものを使用しており、エンジンはアバルトがチューンした1.5リッターの4気筒エンジンが搭載された。
    その後、B.A.Tコンセプトはアルファロメオ・1900Cのシャシーを用いて、数々の進化を続けていく事になる。
  • ショー後、B.A.T1はアメリカのパッカードに買い取られ、数回オーナーを変えた後、30年に渡って死蔵された。
    それをイギリスのクリス・ドレイク氏が完璧にレストアし、2010年のペブルビーチ・コンクール・デレガンスに出品。
    審査員の一人である山内一典氏によってグランツーリスモ・トロフィーを受賞し、本シリーズに収録されたのである。



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