分類性能
メーカーシトロエン総排気量425ccPP209
国籍フランス最高出力12PS/3,500rpm全長3,780mm
カテゴリノーマルカー/4ドアセダン最大トルク3.1kgfm/3,500rpm全幅1,480mm
モデル簡易駆動形式FF全高1,600mm
ギャラリー非対応吸気形式NA車両重量495kg/58:42
内装簡易PWR33.00kg/PSTM4速
入手方法カスタム/チューン制限
ディーラーCr.2,100,000カスタムペイント:可、ホイール交換:可、エアロ装着:不可
プレゼント---チューンパワーリミッターの調整不可
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  • 2CVは1949年から1990年までの非常に長い間に、のべ378万台が生産され、フランス車の象徴ともされた一世を風靡した大衆車である。
  • 1949年から1990年までの40年間に約378万台を生産し、フランス車の象徴ともされた一世を風靡した大衆車が2CVである。
    車名はフランス語で「2馬力(ドゥ・シーヴォー)」を意味し、英語名の「ツーシーブイ」と共に世界的に知られている。
  • 2CVの名の由来は「2馬力」。フランス語で「ドゥシーヴォー」あるいは「ドゥシュヴォ」と発音する。
    発表当初はシトロエンらしからぬその奇抜なデザインから「ブリキの缶詰」「乳母車」などさんざんな言われようであった。

    快適な装備もなく、夏は暑くて冬は寒い。さらに、ワイパーはおまけ程度の性能でしかない。
  • 発表当初はシトロエンらしからぬその奇抜なデザインから「ブリキの缶詰」「乳母車」など散々な言われようであった。
    だがしかし、何故そのようなクルマが伝説となり得たのか。それは設計者、ピエール・ブーランジュの心意義にあった。

    彼は「車が買えない・無くとも馬車で良い」という南フランスの農民の実情を知り「農民や庶民の為の車」の開発を決意。

    1936年に開発が開始された2CVは、一時は第二次世界大戦の戦火に巻き込まれ開発が停滞するが、終戦後に無事完成した。
  • だがしかし、何故そのようなクルマが伝説となり得たのか。それは設計者、ピエール・ブーランジュの心意義にあった。
    ブーランジュは南フランスの農民の生活を見て嘆いた。これだけクルマが普及しているのに彼らは馬に荷馬車をひかせている。彼らは車を買えず、またクルマなど無くても良いと思っているのだ。そして彼らのためのクルマを作ろうと決意した。

    「農民の為のクルマ」という構想で作られ、簡易な構造を有する。非常に軽量で低馬力、壊れにくく整備性も高い、低燃費、そして何より安価である。車内も快適で広々としている。素材は各所に布を配し、驚くことにシートは鉄パイプと吊りゴムである。しかし、現代の高級車の革張りシートなんか足下にも及ばぬ快適性を実現させた。また驚くほどクラッチが繋ぎ易くエンスト知らずで有名である。

    ありとあらゆるゼイタクを切り捨て、存在意義を「走りの便」ではなく「生活の便」に求めた。そうして誰でも買うことが出来、誰でも乗ることが出来るクルマとして農民だけでなく、当時の若者たちに絶大な人気を博すことになるのだ。
  • 構造は極単純で整備性も高く、低馬力だが非常に軽量で壊れにくく低燃費、そして何より安価になるように設計された。
    贅沢を切り捨て、存在意義を「走りの便」ではなく「生活の便」に求めた2CVは、農民だけでなく若者達の人気をも得た。

    特にシートや足回りはシンプルながら他に類を見ないほど乗り心地が良く、生花店や洋菓子屋、公的機関にも重用された。

    軽量・頑丈な為に極地走行にも重宝され、オイル交換無しで10万km走行、水没車を乾燥しただけで始動した事例もある。
  • 1949年〜1953年まで作られたのがタイプAで375ccで9psを発生させた。
    1953年〜1970年までは排気量を拡大し425cc 12ps(1964年以降は16.4ps)になったタイプAZが登場した。ちなみに2CVが遅いと思われている原因はこのタイプAZである。

    1970年〜1978年までに作られたのが2CV-4で435ccに排気量が拡大され24psを発生させた。

    また1968年〜1990年までは2CV-6という606ccに排気量を拡大させ、馬力を29psにアップさせたモデルが登場した。

    1980年にはチャールストンと言うモデルも追加された。

    この2CV-6およびチャールストンは現代の高速道路でも余裕で走ることができるほどの性能を持っている。

    1988年にフランスでの生産が終了、そして1990年にはポルトガルでの生産も終了し2CVの歴史は幕を閉じた。
  • 2CVは40年間のモデルライフ中に改良を繰り返しており、初量産型「2CV-A」は375ccエンジンで最高出力は9PSであった。
    最後の大改良となった1970年に追加された「2CV-6」では、602cc・33PS(後に29PSへと抑制)のエンジンが搭載された。

    しかし各種規制の都合もあり、2CVは1988年にフランス、1990年にポルトガルでの生産を終了し、歴史に幕が閉じられた。

    フランスや欧州、また世界中の大衆車の歴史を語る上で、VW・ビートルミニと共に欠かす事の出来ない名車と言える。
  • 独特のサスペンションは類を見ないほど乗り心地がよく、生花店や洋菓子屋が重用した。走破性が高く、オランダ土地干拓省は干拓地の連絡用に2CVを使った。北欧の一部の郵便局は田舎道を走るのに2CVを使った。軽量なこともあって氷上を渡ることにも使われた。中には、オイル交換をせず10万kmを走った事例や、水没後乾かしただけでエンジンが始動したという事例もある。
  • 本作の2CVは名前が「A」となっているが、スペックは1954年に登場した425cc・12PSの「AZ」のものになっている。
  • フランスのクルマの歴史を、ヨーロッパのクルマの歴史を語る上で、また、大衆車の歴史を語る上で、フォルクスワーゲン ビートルミニとともに欠かすことの出来ぬ一台である。
  • 収録モデルの2CVはスペックや年式がタイプAではなくタイプAZのものになっている。年式やスペック、または車名の設定ミスだと思われる。
  • なお、本車はスタンダードモデルの中でも、特にクオリティが高い車両の内の1台である。
  • 本車はスタンダードモデルの中でも、極めてクオリティが高い車両の内の1台である。



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