分類性能
メーカー日産総排気量1,989ccPP373
国籍日本最高出力160PS/7,000rpm全長4,330mm
カテゴリノーマルカー/スポーツカー最大トルク18.0kgfm/5,600rpm全幅1,665mm
モデル簡易駆動形式FR全高1,370mm
ギャラリー非対応吸気形式NA車両重量1,100kg/59:41
内装簡易PWR6.87kg/PSTM5速
入手方法カスタム/チューン制限
ディーラーCr.8,000,000カスタムペイント:可、ホイール交換:可、エアロ装着:可
プレゼント---チューン---
+  ←カラーバリエーションを表示

2000GT-R.jpg

  • 1968年に誕生した3代目スカイライン、通称「箱スカ」は、日産とプリンス自動車が合併(1966年)後に初めて販売されたスカイラインであった。
    設計統括は「スカイラインの父」として知られる桜井眞一郎氏である。

    初登場は1968年に開催された第15回東京モーターショーで、「スカイラインGTレーシング仕様」という名のコンセプトカーで出品された。

    そして、翌1969年に販売開始されたのがスカイラインGT-Rで、当初は4ドアセダンのみであった。
  • 日産とプリンス自動車の合併から2年後の1968年に登場した3代目スカイライン。通称「ハコスカ」で世界的に知られる。
    先代のS5型スカイラインGT-Bで確立したスポーツセダンのイメージを受け継ぎ、よりスポーティな内外装が採用された。

    1969年、そんな3代目スカイラインに、スポーツグレード「GT」以上のスパルタンモデルとして『GT-R』が追加された。
  • 4ドア仕様に変わって収録モデルである2ドアハードトップ仕様(KPGC10型)が発売されたのは1970年。
    4ドアに比べて70mm短縮されたホイールベースに、リアフェンダーのサーフィンラインをカットしてまで装着されたオーバーフェンダー等、市販型として許される範囲で性能を追及した結果、当時としては強烈な性能および存在感を誇った。
  • リアフェンダーにはオーバーフェンダーを装着し、ホイールや内装は無駄な装飾や装備を排した非常に質素な物を採用。
    搭載する2L直6のS20型エンジンはレースカー「R380」直系とされ、当時としては非常に高い最高出力160PSを発揮した。

    無駄を排した軽量化、ボディ剛性や足回りの強化も行う事で、当時の国産車としては強烈な性能および存在感を誇った。

    レースでも本車両は猛威を振るい、1969年からの3年間で45回以上の驚異の連勝を重ね、累計勝利数は57勝を記録した。
  • 搭載された直列6気筒2リッターS20型エンジンはレーシングカーR380直系とされ、当時としてはハイパワーとなる最高出力160psを発生させたうえ、1100kgの軽量な車体と相まって高い運動性能を発揮した。
    ただし、日産はカタログ等でS20型エンジンをレース直系と謳っていたが、実際はコストの関係等でレース仕様の部品は殆ど使えなかったと後年桜井氏は語っている。
  • 1970年のマイナーチェンジでベース車に2ドアクーペが追加され、GT-Rもベースを4ドアセダンから2ドアクーペに変更。
    4ドアに比べホイールベースが70mm短縮・オーバーフェンダーが大型化、車重も20kg軽量化し、走行性能を更に上げた。
  • その車両本体価格は当時150万円であった。
    現代の貨幣価値に換算すれば約800万円相当であり、とても一般人が購入できる代物ではなかった。

    そのため、ノーマルのスカイラインにGT-Rロゴを装着する等、見た目だけGT-Rっぽくモディファイする通称R仕様が流行ったとされている。
  • 当時の車両本体価格は150万円、現代の貨幣価値に換算すれば800万円相当と、一般人が購入できる代物ではなかった。
    設計統括者の桜井眞一郎氏曰くこれでもコストダウンされており、S20型もレース用部品はほぼ使われていないとの事。

    だが、その高い性能による人気は凄まじく、「スカイラインと言えばGT-R」という後世に続くイメージを作り上げた。
  • 日本を代表するノスタルジックカーのひとつであり、発売から40年以上経った今でもハコスカという愛称で親しまれている。
    少数のチューナーがパーツを製造しているほど人気が高く、状態の良い車両は非常に高い値段で取引されている。
  • なお、本車はスタンダードモデルの中でも、極めてクオリティが高い車両の内の1台である。

+  余談
  • -


    ホーム 一覧 単語検索 最終更新 バックアップ   ヘルプ   最終更新のRSS