• 総排気量:---cc
  • 最高出力:---ps(729ps)/---rpm(6500rpm)
  • 最大トルク:---kgfm(87kgfm)/---rpm(3500rpm)
  • 駆動形式:FR
  • 全長:4459mm
  • 全幅:1838mm
  • 全高:1235mm
  • 車両重量:1150kg
  • 重量バランス:55対45
  • 価格:Cr.295,576,500(走行距離2949km)
  • Lv:23
  • PP:656(652)
  • プレゼントカー入手:配信イベント「PP470/ピックアップトラックレース」をクリア
  • 備考:()内の数値はリフレッシュ・OHした際のもの
  • 備考:トランスミッションは6速

エスペラント前.jpg
エスペラント後.jpg
GTR-1-98-1.jpg
GTR-1-98-2.jpg
  • ダニエル・パノス氏率いる米国の少量生産スポーツカーメーカー、パノス社(正式名称:パノス・オート・ディベロップメント・カンパニー)が'97年にGTレース界、及びル・マン24時間耐久レース・GT1カテゴリーに投入した、トップカテゴリーでは少数派のフロントエンジンのレースカーである。カーNO.よりFIA-GT選手権GT1クラス仕様であることが判る。
  • ダニエル・パノス氏率いる米国の少量生産スポーツカーメーカー、パノス社(正式名称:パノス・オート・ディベロップメント・カンパニー)が'97年にGTレース界、及びル・マン24時間レース・GT1カテゴリーに投入した、トップカテゴリーでは少数派のフロントエンジンのレースカーである。カーNO.より1998年FIA-GT選手権GT1クラス仕様であることが判る。
    • ル・マン初出走となった'97年は全滅を喫したが収録車の年式である'98年は#45号車が335LAPを走りきって総合7位の成績を残している。
      '98年のFIA-GT選手権では、フランスのコンストラクター"DAMS(ルマンにおいてもパノスの実戦部隊を務めた)"によって参戦したが、AMGメルセデス等の猛威に押される形でシリーズランキング5位(6チーム中)に終わっている。

'98年のFIA-GT選手権では、フランスのコンストラクター"DAMS*1"によって参戦したが、AMGメルセデス等の猛威に押される形でシリーズランキング5位(6チーム中)に終わっている。
  • NASCARなどでフォードのワークス格のチームである名門"ジャック・ラウシュ・レーシング"の手によって仕上げられたNASCAR用とも異なるスペシャル仕様のV8エンジンを超ロングノーズに納め、トランスミッションをリアアクスル側に設定するトランスアクスル方式のFR仕様という言わば古典的とも言える車体構成であるが、その見た目に反して前後ダンパー配置はプッシュロッド方式を採用するなど、中身は"FR版フォーミュラカー"とでも言うべき代物である。
    • これは設計を手がけたのがフォーミュラ界で名を馳せていたレイナード社であり、パノス社もアメリカン・フォーミュラであるインディーカーも数多く手がけていることも理由の一つである。
  • これは初期型'97年車の設計を手がけたのがフォーミュラ界で名を馳せていたレイナード社であり、'98年以降自社開発となったパノス社もまたアメリカン・フォーミュラであるインディーカーを数多く手がけていることも理由の一つである。
  • 重量配分等を考慮した結果ドライバーの着座位置は"リアタイヤの目の前"とでも言うべき位置であり、初めてこの車に搭乗したドライバーからは前方視界の悪さ(特にロングノーズ、そして左座席ゆえの右コーナーアプローチ時)をよく指摘されていた。最も、車体構成の関係上最後まで改善はされなかった(出来なかった)ようである。
    • 視界以上にドライバーを苦しめたと言われるのが熱問題。画像からも排気口の位置が判るが、リアタイヤのほぼ目の前に排気口が設置されている。要するに排気で熱せられたマフラーのほぼ真上にドライバーは座らされたのである。
    • ただ、環境を犠牲にまでして得られた操縦性は良好だったらしく、搭乗歴のあるドライバーからは意外と高評価を得ている。
  • '98年一杯でFIA-GT選手権が潰えた後、オープンプロト(パノスLMP-1)に改造されて*2長きに渡ってサーキットで活躍を続けた。
    • 21世紀に入ってから再びクローズドボディが優位になった頃にプライベーターの手でサーキットに戻ってきたが、目立った戦果は残せてはいない。尚、ル・マンのLM-GTEクラスなどで活躍を見せたパノス・エスペランテGTはよく似た名称ではあるが、別物のGTカーである。
  • '98年一杯でFIA-GT選手権が潰えた後、オープンプロト(パノスLMP-1)に改造されて長きに渡ってサーキットで活躍を続けた。
  • 追記として派生車のことを少々。
    • パノスQ9
      • '98年ル・マンにザイテック製モーターと組み合わせてハイブリッド・レーシングカーとして挑戦した一台。外観はほぼ'98車と同じ。重量増が災いして予備予選落ちとなっている。
  • パノスLMP-1 ロードスターS
    • オープンプロト優遇となった1999年以降にル・マン等に投入した車。実はエスペラントGTR-1の改造車であり、屋根を取り払ってのオープン化、操縦性改善のためロングホイールベース化、更にエンジンをより軽量かつ高出力なジャッド製へ換装(2000年以降)などが施されている。
      '99年ル・マン予選ではトヨタTS020に匹敵したタイムを出した事もあり、アウディ以外のワークス撤退となった2000年ル・マンのテレビ中継では"アウディの対抗馬"という扱いを受けた。
  • パノス・エスペラントGT1
    • 名前は似ているが別物のV8を積むFRGT。GTEクラスに切り替えた後の車であり、フェラーリF430GTE、ポルシェ911GT3R、スパイカーC8などと激戦を繰り広げた。

  • 余談
    • 同時期のGT1クラスレースカーが"まずレースカーありき、ロードカーは参戦する手段に過ぎなかった"事が多かったことに対して、パノス社は"まずロードカーありき"というスタンスで車造りをおこなっている。パノス社のレースに対する姿勢の現れ、とも見て取れるエピソードの一つである。
    • 代々のパノスのレーシングカーは内装の夜間照明が美しいことで知られているが、GTではスタンダード収録であるため黒塗りで済まされており、残念なことにゲーム内では堪能する事が出来ない。後世でのプレミアム化が望まれる一台である。
    • 当時既にMR全盛となって久しかったGTレーストップカテゴリーにフロントエンジン車を持ち込んだ理由を聞かれた際、チームオーナーのドナルド・パノス氏(通称ドン・パノス氏:現在ALMS代表。ダニエル・パノス氏の父親)はこういった名言を世に残している。
    • 当時既にMR全盛となって久しかったGTレーストップカテゴリーにフロントエンジン車を持ち込んだ理由を聞かれた際、チームオーナーのドン・パノス氏*3はこういった名言を世に残している。
      "君は"馬が馬車を押す光景"を見たことがあるかね?"と。



*1 ルマンにおいてもパノスの実戦部隊を務める。
*2 屋根を取り払ってのオープン化、操縦性改善のためロングホイールベース化等々。
*3 本名ドナルド・パノス:現在ALMS代表。ダニエル・パノス社長の父親。通称の方が有名

    ホーム 一覧 単語検索 最終更新 バックアップ   ヘルプ   最終更新のRSS