分類性能
メーカー/国籍日産/日本総排気量2568cc全長4,600mm
カテゴリー1N300最高出力341PS/7,500rpm全幅1,785mm
カテゴリー2ノーマルカー/スポーツカー最大トルク47,8kgfm/4,500rpm全高1,360mm
内装あり駆動形式4WD車両重量1,560kg
年式2002吸気形式TBTM6速
入手方法セッティング他
ディーラーCr.6,100,000制限---
その他---特記デフォルトでダウンフォースの調整が可能(0:30~80)
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r34.jpg

  • 10代目スカイラインであるR34型が発売された翌年の1999年、BNR34型スカイラインGT-Rがデビューした。
    R33R32に比べて性能は向上したものの車体の大型化が不評を買ったため、R34ではボディサイズを絞りつつ車体の剛性が高められた。
    ボディサイズが絞られた事で車重が50kgほど増えてしまっているが、これは衝突基準の改正に合わせたためである。
    元々この対策で100kg程度割増となっていたらしく、当時のユーザーからは「たった50kg増で済んだ」という評価となっている。
  • エンジンは、最高出力こそ280PSのままながら、改良を加えた事で最大トルクは40.0kgfmの大台に達した。
    無理やり280PSに絞り込んでいるという表現が一番正しく、ノーマル状態でも慣らし後ダイナモに乗せるだけで300PSを叩き出す。
    吸排気系の封印を解き放つとノーマルタービンのまま500PSに達するというレベルであった。
  • トランスミッションにはスカイライン初のゲドラグ製6速MTが組み合わせられ、様々なシチュエーションへの適応能力強化が図られた。
    先立って搭載されたスープラと同様に本体価格こそ高いが、6MT化による日常での使いやすさと優れた許容馬力から高い評価を得た。
    当時のニスモからも「ゲドラグコンバージョンキット」としてR32、R33へのスワッププログラムが提供されていた。
  • 可変リアスポイラーとブレーキ冷却を意識したエアロパーツの他、更にVスペックでは量産車初のカーボン製リアディフューザーも採用された。
    内装はマルチファンクションディスプレイを標準装備した上、R32以来ほぼ手付かずだったシートさえも改良、サイドサポート部が拡大された。
    2000年に追加された「Vスペック II」においては、更にNACAダクトを備えたカーボン製ボンネットまで与えられた。
  • BNR34型は、2001年にR34型スカイラインが僅か3年で次期モデルにバトンタッチとなった後も、継続して生産されていた。
    しかし翌年8月に施行された排出ガス規制により、BNR34型の生産終了も決定。かつてのケンメリGT-Rとほぼ同じ末路を迎える事となった。
    日産は既に次期GT-Rに関連するコンセプトカーを発表しており、後に再びGT-Rの名が復活するが、それは5年後の事である。
  • 収録モデルは、「Mスペック Nur」と共にBNR34型最終モデルの一つとして発表された「Vスペック II Nur」と呼ばれたモデル。
    第2世代GT-R開発に多大な影響を与えたニュルブルクリンクの名を冠し、N1仕様のRB26DETT型エンジンを搭載する。
    当初は1グレード300台限定販売の予定だったが、好評につき最終的に全グレード合計1000台まで増産、それでも即日完売という人気を誇った。

+  車載されているMFDについて



*1 前期型と後期型で製造会社の違いがあるが、それぞれが別の問題を抱えており、シャープ製の前期型はモニター表面に貼られたフィルムが太陽光の熱などでしわくちゃになる事があり、東芝製の後期型はモニターに縦線のドット抜けが出現する事があった。

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