| 分類 | 性能 | 
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 | メーカー/国籍 | スバル/日本 | 総排気量 | 2212cc | 全長 | 4,365mm |  | カテゴリー1 | N300 | 最高出力 | 294PS/6,200rpm | 全幅 | 1,770mm |  | カテゴリー2 | ノーマルカー/スポーツカー | 最大トルク | 38.8kgfm/3,000rpm | 全高 | 1,390mm |  | 内装 | あり | 駆動形式 | 4WD(35:65) | 車両重量 | 1,270kg |  | 年式 | 1998 | 吸気形式 | TB | TM | 5速 |  | 入手方法 | セッティング他 | 
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 | ディーラー | Cr.5,000,000 | 制限 | --- |  | その他 | --- | 特記 | ドライバーズ・コントロール・センターデフ搭載 |  
  
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| カラーバリエーション | 
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 | ☆Sonic Blue Mica | --- | --- | --- | --- |  
  
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- WRCで95年・96年・97年と3連覇を成し遂げたインプレッサWRC97を、ロードカーとして再現したものがこの22Bである。
 
22Bの由来は拡大された排気量や、スポンサーロゴの「555」を16進数に変換すると「22B」になる事等とされている。  
- クーペボディ(リトナ)をベースに鋼板プレスの専用フェンダーパネル及び前後バンパーを採用、更に車幅を1,770mmまで拡張。
 
これによりエクステリアがWRカーの意匠にほぼ統一、明確に異なる点は2段階に可変するリアスポイラー程度である。  
- パワートレインは、22B専用の水平対向4気筒「EJ22改」2,212ccエンジンを搭載。
 
最高出力は280psに留まるも、排気量の拡大によって標準仕様のSTiバージョンに比べてドライバビリティが向上した。  
- 足回りは専用チューンされたビルシュタイン製ダンパーに、アイバッハ製スプリングが組み合わせられたサスペンションを採用。
 
中に納まるフロントブレーキは16インチ対向4ポット、リアは15インチ対向2ポットで、キャリパーは赤く塗装されている。 
またSTiバージョンIVにオプション設定されていたスーパークイックステアリングギアを標準採用し、ハンドリングが向上した。  
- トランスミッションは、ファイナルギアレシオを4.444に設定しクロスミッション化されている。
 
本車最大の弱点がこのミッションで、その脆さゆえ「ガラスのミッション」と揶揄された程。 
後期型で一応は改良されたものの相変わらず脆く、結局GC8最初期からGDBにフルモデルチェンジするまで延々と続く持病となっていた。  
- 400台限定販売の22Bであるが、当時の新車価格は500万円だったにも関わらず瞬く間に完売し、現在でも高額で取引されている。
 
現在の22Bの中古車価格は応談、若しくは新車価格の500万円を超える物件が殆どである。  
 
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 |   | GC型全体について
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- グループAに移行したWRCにレガシィで参戦していたが、ランチア デルタに比べ大柄なボディゆえに小回りが利かないのが弱点で*1、レガシィよりひと回り小さな(カローラなどと同じセグメントの)ファミリーセダンのサイズにレガシィ譲りのドライブトレインを搭載した車両を開発し、1992年よりインプレッサとして販売開始。日本国内販売はセダンとステーションワゴンの展開で、クーペモデルは後述のリトナ投入まで国内販売がなかった。
 
- 販売当初はEJ20を搭載するハイパフォーマンスモデルの"WRX"はセダンのみの展開だったが、スバルのお家芸の年次改良で1993年モデルよりワゴンにもWRXが設定されるようになる。
 
- 1994年、セダンのWRXをベースにさらなるハイパフォーマンスモデルとして"WRX STi"が限定生産(持ち込み改造車扱い)される。またWRXをベースに、快適装備をほぼオプション化した競技用車両の"WRX RA STi"の生産も開始。このRAに、「ドライバーズ・コントロール・センター・デフ(DCCD)」を初採用。
 
- 1995年、本車両のベースとなるクーペモデル"リトナ"の国内販売開始。
 
- 1996年の年次改良でEJ20Kエンジンになり280馬力を達成。リトナに変わりクーペのハイパフォーマンスモデル"WRX TypeRA STi"を投入。この年の"WRX STiバージョンIII"以降の"WRX STi"はカタログモデルになる。
 
- 1997年からWRカー規定の導入により市販車段階でのターボエンジン+4WDの搭載の必要がなくなったが、PWRC(ほぼ無改造クラス)向け車両として"WRX STi"の生産を継続。一方でWRCの競技用車両に近づけたのが本車両(22B)であるということは上記までに記した通り。
 
- 以降"WRX STi"が1999年の"WRX STiバージョンVI"まで毎年なんらかの年次改良を施し投入された。
 
- 2000年には、STiによるサーキット走行を意識したコンプリートカー"S201 STiバージョン"が限定生産、この車両で持ち込み改造車扱いながら2.0Lの国産市販車としては初めて300馬力の大台を達成、以降(GD型でも)S20Xシリーズが限定生産されている。
 
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