冬の陣で幸村は真田丸を根城に八面六臂の活躍を見せた。 だが、茶々は早々に豊臣不利の和睦を結んでしまう。 次こそは、と軍備を整える徳川軍の前に豊臣の面々は、勝ち目のない戦いを予感していた。 そんな状況にあっても、幸村は諦めていなかった。 徳川との決戦は避けられない。 ならば最善を尽くし、勝利を勝ち取るのみ。 戦い抜く覚悟を決める幸村に、茶々はある命を下す。
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