Top > コート・ダジュール
*概要 [#x94b4e8e] 日本語で「紺碧海岸」を意味するコート・ダジュール(Côte d'Azur)の代表的高級リゾート地であるモナコ公国・モンテカルロを舞台とした市街地コース。 正式名称は「モンテカルロ市街地コース (シルキュイ・ド・モナコ/Circuit de Monaco)」だが、GTシリーズではライセンス料回避の関係か変名となっている。 1929年より行われるF1モナコGPはインディ500やル・マン24時間レースと並ぶ世界三大レースの一つで、"モナコでの1勝は他のGPの3勝に値する"と称される。 -アルバート大公通りからボウ・リバージュを登り、ロウズヘアピンを抜けて海岸沿いへ。 トンネルを潜りシケイン・クランクを経てホームストレートに戻る道幅の狭いテクニカルコース。 -[[Wikipedia モンテカルロ市街地コース>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%AD%E5%B8%82%E8%A1%97%E5%9C%B0%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%82%B9]] *コース攻略 [#o7edb307] **コート・ダジュール [#Monaco] |&ref(Cote.jpg,nolink);|&color(Red){1};.メインストレート&br;&color(Red){2};.Sainte Devote&br;&color(Red){3};.Beau Rivage&br;&color(Red){4};.Massenet&br;&color(Red){5};.Casino&br;&color(Red){6};.Mirabeau Haute&br;&color(Red){7};.Fairmont Hairpin&br;&color(Red){8};.Mirabeau Bas&br;&color(Red){9};.Portier&br;&color(Red){10};.Tunnel&br;&color(Red){11};.Nouvelle Chicane&br;&color(Red){12};.Tabac&br;&color(Red){13};.Louis Chiron&br;&color(Red){14};.Piscine&br;&color(Red){15};.La Rascasse&br;&color(Red){16};.Anthony Noghes|>|~コース情報| |~|~|~分類|シティーコース| |~|~|~所在国|フランス(モナコ)| |~|~|~コース長|3351m| |~|~|~ストレート長|243m| |~|~|~高低差|44.7m| |~|~|~コーナー数|26| |~|~|~ピット|あり| |~|~|~天候変化|なし| |~|~|~|温度 29℃| |~|~|~時間変化|なし| |~|~|~|時刻 10:00| |~|~|~備考|所在国はフランスと表記| -''全般'' 道幅が非常に狭く、いずれのコーナーもブラインドで非常にタイト。 ランオフエリアがないので、僅かなミスが壁への接触・大幅ロスに繋がるシビアさもある。 全体的に低速コーナーが多いので、小回りでクリアし早めにアクセルオンしていくことを心がけよう。 ギア比はクロス寄りを推奨するが、大トルク車では変速を省く為にワイドにセッティングし下のギアのみ使う手もあり。 -''Sainte Devote''(サン・デボーテ)(&color(Red){2};) ブレーキが遅れるとアンダーが出やすい。早めに減速をして、イン側の縁石を掠めるように抜けていこう。 コーナーの後は上り坂になっているので、クリップに付く手前辺りから加速し始められるようにしていきたい。 -''Beau Rivage''(ボー・リバージュ)(&color(Red){3};) きつい登り勾配の緩いS字コーナー。最短距離を走る感じで可能な限り直線的に進みたい。 --因みに現実のF1級ではハンドルを絶えず左右に細かく切り続ける必要のある意外な難所。 -''Massenet''(マッセンネ)(&color(Red){4};) GT6ではガイドラインは少し手前でブレーキすることになっているが、これはほぼ無視して構わない。 AIのブレーキングも早いので、オーバーテイクがしやすいポイントの一つである。 コーナーの終わりで膨らむと次のCasinoコーナーで態勢を崩しやすいので、最初はアウト側、後半はインを走ろう。 -''Casino''(カジノ・スクエア)(&color(Red){5};) グラン・カジノ前の広場を回り込む右コーナー。 ここはAIですらスピンすることがあるスピン多発地帯なので、アクセルワークには注意。 アウトインアウトを心掛ければよい。壁の接触には気を付けること。 --カジノ〜ミラボー間の短いストレートの左側には側道への交差点があり、そこにはマーキングと共に大きな隆起が存在する。 その為、現実ではその隆起を避けるように右側へ大きく蛇行するラインを取るのが普通だが、GTでは気にする必要はない。 -''Mirabeau Haute''(ミラボー)(&color(Red){6};) 下りながらの右ヘアピンコーナー。可能な限りスムーズに進入・脱出し、次の左ヘアピンでの安定した減速姿勢へと繋げたい。 -''Fairmont Hairpin''(フェアモント・ヘアピン)(&color(Red){7};) 非常に緩いS字コーナーからの急な左ヘアピンコーナー。基本的に一速に入れることになる為、旋回・脱出時の加速には注意。 GT6では鈴鹿のヘアピン同様にオーバーテイクが容易な箇所だが、内側の縁石は現実より高く、姿勢が乱れやすい点も要注意。 --名前の由来は目前にあるホテルから。ホテルの改名に伴い「ロウズ」「グランドホテル」「フェアモント」と変遷してきた。 他に、近くに鉄道(地下鉄)の駅があることから"ステーション・ヘアピン"の名前でも呼ばれる。 -''Portier''(ポルティエ)(&color(Red){9};) ヘアピンから下って迎える右コーナー2つ。1つ目は内側の縁石を使ってしっかりとアウトインアウトし、2つ目に備えよう。 2つ目は丁字路を右折する直角コーナーだが、速度が乗りはじめるタイミングでのブレーキングとなるので思わぬミスに注意。 -''Tunnel''(トンネル)(&color(Red){10};) 超高速の右コーナーで、モナコ最高速を計測する地点。 ハイダウンフォースのレースカーならどうとでもない地点だが、市販車レベルだと途端に厳しくなる。 --現実では路面が荒れており、ドライバー側からの要望で2011年のF1から採用されているDRSが使用禁止になった。 2012年まではDRSはフリー走行、予選時はコース内のどこでも自由に使えた(このトンネルとスパのオー・ルージュは禁止)。 2013年以降はレギュレーション変更で全てのGPでFIAの指定した範囲外での使用は禁止となった。 -''Nouvelle Chicane''(ヌーベル・シケイン)(&color(Red){11};) 昔は右側から左側に抜けるだけの高速シケインだったが、1986年から今のレイアウトになった。 突っ込みすぎると、コーナーの脱出時に減速してしまうため、ここは素直に曲がろう。 AIが壁に突き刺さりやすい地点その1。シケイン入り口でぶつかり横向きになるため、後続車の回避は難しい。 --ショートカット防止のため、ゲームでは壁が設置されている。 -''Tabac''(タバコ)(&color(Red){12};) ブラインドの中速左コーナー。意味はそのままで、正面のスタンドの裏手あたりにタバコ屋がある。 -''Louis Chiron''(ルイ・シロン)(&color(Red){13};)〜''Piscine''(&color(Red){14};) この2ヶ所まとめて"プールサイドシケイン"と呼ばれる。由来はそのまんま。ただし空撮映像でもなければみえないが。 縁石が低めなため積極的に縁石を使い通過速度を上げて行きたい所だが、壁が近く難所。 --現実では縁石の内側が広く改修されている。 -''La Rascasse''(ラスカス)(&color(Red){15};) 緩く左に回りながらのブレーキングになるので、RWD車は挙動を乱しやすい難所。 ブレーキングが遅れると膨らんでしまいタイムロスになるので注意。 -''Anthony Noghes''(アントニー・ノーズ)(&color(Red){16};) AIが壁に突き刺さりやすい地点その2。最後の最後でAIが壁に刺さって順位が入れ替わることも珍しくは無い。 もちろん自車も例外ではないので、並んだ時もあまり粘らないようにしよう。 -''参考動画'' [[GTPlanet's WRS week 33 D4,2&1 Podiums:http://www.youtube.com/watch?v=nQjyk7PGJDU]] *開催される主なレース [#rf9b15fd] **現実で開催される主なレース [#mc34a94a] -F1・F2・F3 モナコGP -ポルシェ・カレラカップ -Formula E モナコGP(2015年〜2019年まではショートレイアウト((ボー・リバージュに向かわず海沿いを通り、ヌーベルシケイン近辺で折り返していた。))を使用) -WRC 世界ラリー選手権(主にラリー・モンテカルロのエキシビジョン・コースとして) **グランツーリスモ6内で開催されるレース [#fc3785b3] |CENTER:300|c |~国内Aクラス| |イタリアン・フェスティバル | |~国際Bクラス| |ヒストリックレーシングカーカップ| *小ネタ [#u885966f] -レコードタイムは2021年のF1でルイス・ハミルトン(メルセデス)が記録した1分12秒909。 -2003年のピットガレージの増改築・コースレイアウトの微修正が反映されていないことから、コース取材は2003年以前のGT3開発時に行われたのみと思われる。 --道幅も現実より広く、縁石の高さなどの細部も大きく異なる。レイアウトはピット出口が異なる他、ラスカスの入口が2003年以降よりもきつめになっている。 --建物の窓に反射した背景のテクスチャは[[東京・ルート246]]からの流用であり、日本の東京都が写っている。他に[[ロンドン市街地コース]]にも全く同じ流用がある。 --また、GT2のデモ版には開発初期のデータが存在しており、当初の構想ではGT2での収録予定が何らかの事情で頓挫し、最終的にGT3で完成し収録された様子。 -上記の通り、現実の所在地はモナコ公国だがGTシリーズでは隣国のフランス扱いになっている(フランスとモナコは隣国同士で、日本のコースが韓国になっているようなもの)。 モナコ公国は独立国ではあるが、フランスの政治的影響下にある。言うなれば終戦直後の沖縄はアメリカ領のようなもの。モナコ国民からは大ブーイングだろうが・・・ --2015年発売の『Project CARS』でもGTと全く同じ事案が起こった事から、実物収録に伴うライセンス関連に何らかの高い壁が存在するものと推測されている。 -前述通り、現実の所在国であるモナコは歴とした独立国だが、GTシリーズではモナコの隣国で政治的影響下にも置いているフランスが所在国として扱われている。 --2015年発売の『Project CARS』でもGTと同様の変名収録がされた事から、実名収録に伴うライセンス関連に何らかの高い壁が存在するものと推測される。 -GT3では当時のF1を真似た「フォーミュラカップ」の最終戦でこのコースが登場していたが、F1においてモナコGPが最終戦となったことは一度も無い。 周回数もF1に即した78周だったが、タイヤの耐久性が悪い方に現実離れしていた((GT3のフォーミュラカーは全種レーシングミディアム固定なので10数周しかもたない。))為にピット回数が嵩み現実よりも時間が掛かる厄介なイベントだった。 また、耐久レースにも「ミストラル・78laps」という名前でコートダジュールを78周するレースがあったが、こちらの相手車種は普通のGTカーであった。 -GT3では当時のF1を真似た「フォーミュラカップ」の最終戦でこのコース(78周)が登場していたが、現実のF1においてモナコGPが最終戦となった事は一度も無い。 他にGTカー相手の耐久レース「ミストラル・78laps」もあったが、どちらもタイヤの耐久力が現実より低い為にピットが嵩み非常に時間の掛かるイベントだった。 ---- IP:157.107.47.131 TIME:"2023-09-09 (土) 19:44:07" REFERER:"http://wikinavi.net/gran-turismo6/index.php" USER_AGENT:"Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; Win64; x64) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/116.0.0.0 Safari/537.36" |