|CENTER:BGCOLOR(#e0e6eb):70|340|CENTER:BGCOLOR(#e0e6eb):70|220|CENTER:BGCOLOR(#e0e6eb):70|180|c
|>|~分類|>|>|>|~性能|
|メーカー|ホンダ|総排気量|2,156cc|PP|423|
|国籍|日本|最高出力|242PS/7,800rpm|全長|4,135mm|
|カテゴリ|ノーマルカー/[[オープンスポーツカー>車両の特徴#xfb59319]]|最大トルク|22.5kgfm/6,500rpm|全幅|1,750mm|
|モデル|''高品質''|駆動形式|FR|全高|1,285mm|
|ギャラリー|''対応''|吸気形式|NA|車両重量|1,250kg/50:50|
|内装|再現|PWR|5.23kg/PS|TM|6速|
|>|~入手方法|>|>|>|~カスタム/チューン制限|
|ディーラー|Cr.3,780,000|カスタム|>|>|ペイント:可、ホイール交換:可、エアロ装着:可|
|プレゼント|[[国内Aライセンス・クリア>プレゼントカー#h139296c]]|チューン|>|>|---|
-備考:フラットフロア装着可能

#region(←カラーバリエーションを表示)
|>|>|>|>|~カラーバリエーション|
|☆''Grand Prix White''|''Sebring Silver Metallic''|''Silverstone Metallic''|''Moon Rock Metallic''|''Deep Burgundy Metallic''|
|''Berlina Black''|''Royal Navy Blue Pearl''|''Nurburgring Blue Metallic''|''Bermuda Blue Pearl''|''New Indy Yellow Pearl''|
|''New Formula Red''|---|---|---|---|
#endregion
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#ref(S2000.jpg,nolink)

-↓走行時にソフトトップ化
#ref(S2000T.jpg,nolink)
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-[[S800>S800 '66]]以来長らく途絶えていたホンダの「Sシリーズ」、そしてFRモデル。
その復活ののろしを上げたのは1995年の東京モーターショーに出展されたコンセプトカー「SSM(Sports Study Modelの略称)」であった。
SSMは、かつてのラインナップされていた一連のSシリーズを彷彿とさせる2シーターのオープンスポーツカーであるとともに、当時のホンダの販売ラインナップになかった駆動方式のFRを採用していた点が反響を集め、市販化されることとなった。
開発を担当したのは[[NSX>NSX '90]]等を手がけた上原繁氏である。

-その4年後、ホンダ創立50周年を記念して販売が開始されたのが、本モデル、S2000である。
S2000は、オープンカーでありながらボディ剛性を飛躍的に高める画期的な技術「ハイXボーンフレーム構造」を採用するなど、その全てが専用設計という非常に贅沢なモデルであった。
搭載されたエンジンは直列4気筒としては史上最高のNAエンジンとの声も名高いF20C型エンジンである。
リッターあたり125psを叩き出す高性能を誇っており、レブリミットは9000rpmを許容する高回転型エンジンであった。
組み合わせられるトランスミッションは6速MTのみで、ATは最後まで用意されなかった。
ここまでの内容を持ちながらホンダ伝統のタイプRを名乗ることは許されず、タイプRの要求水準の高さが浮き彫りになったことも当時は話題となった。

-足回りのセッティングは限界性能を突き詰めており、2001年のマイナーチェンジまでの[[初期型>S2000 '99]]は「クイックすぎる」「ピーキーで扱いにくい」「テールハッピー」などと言われた。
しかし「初期型は玄人向けのセッティング」「速い人が乗ればとんでもなく速い」とも言われており、実際NSXのテストドライバーである黒沢元治氏のニュルブルクリンクの[[テストドライブ動画>http://www.youtube.com/watch?v=HX2YshiPMro]]ではピーキーさは一切見られない。

-当初はモノグレードで販売されたが、2000年に追加グレードとしてVGS(可変ギアレシオステアリング)を装備した「[[Type V>S2000 Type V '00]]」が追加された。
また足回りのセッティングが標準グレードよりも柔らかいセッティングになっており、マイルドな特性となっている。

-最初のマイナーチェンジは[[2001年>S2000 '01]]である。
エンジンチューニングの変更によりフィールが向上し、サスペンションを柔らかくするセッティング変更が行われた。これにより標準グレードでもType Vのようなマイルドな特性となった。

-[[2003年>S2000 '03]]に2度目のマイナーチェンジ。フロントの意匠変更やテールランプへのLED採用などが行われた。
17インチホイール採用に伴ってボディ剛性の強化や足回りのセッティング変更が行われ、さらにマイルドな味付けとなったほか、カーボン製シンクロナイザー採用によりシフトフィーリングが改善された。

-2005年にはビッグマイナーチェンジを行い、型式名がAP2となった。
このマイナーチェンジでは、主に北米からのリクエストにより、搭載エンジンを排気量を2.2リッターに拡大したF22C型とし、車両型式がAP2型と改められた。
エンジンの換装は、実際には日本に先行して北米では[[2004年>S2000 (US) '04]]に行われており、エンジン形式は日本とは違いF20C2型となっている。
最高出力が250psから242psに、AP1では市販状態でレッド9000回転というぶっ飛んでいた許容回転数も8000回転へと下がってしまったが、低中回転でのトルクが向上し乗りやすさが向上した(ただ、ノーマルだと最大パワーが7800回転で発生、8000回転でレブリミッターに当たる、というようにパワーバンドが極端に狭いため、レブリミッターを8500から8800回転ほどにあげてやると楽しく走れる)。
しかし、やはりぶん回して楽しいエンジンだっただけに賛否両論を巻き起こした。

-2007年にはS2000では初となるVSA(横滑り防止機構)が採用された。
また、北米仕様である「CR(クラブ・レーサー)」の国内仕様として「Type S」が設定され「Type V」が廃止となった(残念ながら、CRもType SもGT6未収録である)。
両者とも専用エアロを備えるが、サスセッティングに相違があり、CRがサーキット走行を重視しているのに対し、Type Sは日常使用でのワインディング走行を重視している。
CRはソフトトップを廃してアルミ製ハードトップを採用している。
なお、Type Sは上原繁氏が本田技術研究所在職最後に手掛けた車となった。

-2009年、S2000は生産を終了。再びホンダのラインナップからFR車が消えることとなった。約9年間の生産台数は国内累計2万台、全世界累計11万台以上とされている。

-本モデルは'06年式とあるが、2006年には国内のマイナーチェンジが無く、北米向けモデルにクルーズコントロールが採用された程度である。

-本車でフォトモードやレースフォトにて車内を撮影しようとすると、メーターにある燃料計が満タンではなく2割程減っている状態になっている(レース中やリプレイでの車内視点も同様)。
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#region(余談)
-S2000は販売終了後もたくさんのチューナーがコンプリートカーやスポーツキットを販売している。今では[[こんなもの>S2000 GT1 ターボ]]まで登場するようになっている。

-2ドア2シーターという形式が災いしたか、サーキットのレースシーンでは[[スーパー耐久>S2000 レースカー '00]]で見かける程度に終わった。
#endregion
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#region(GT6におけるS2000)
-本作に収録されているS2000は以下の通り(''太字''はプレミアムモデル)。
--市販モデル(日本)
---[[99年式>S2000 '99]]
---[[00年式 Type V>S2000 Type V '00]]
---[[01年式>S2000 '01]]
---[[01年式 Type V>S2000 Type V '01]]
---[[03年式>S2000 '03]]
---[[03年式 Type V>S2000 Type V '03]]
---''06年式'' (本車)
--市販モデル(北米)
---[[99年式>S2000 (US) '99]]
---[[00年式 Type V>S2000 Type V (US) '00]]
---[[01年式>S2000 (US) '01]]
---[[01年式 Type V>S2000 Type V (US) '01]]
---[[04年式>S2000 (US) '04]]
--市販モデル(欧州)
---[[99年式>S2000 (EU) '99]]
---[[00年式 Type V>S2000 Type V (EU) '00]]
---[[01年式>S2000 (EU) '01]]
---[[01年式 Type V>S2000 Type V (EU) '01]]
---[[03年式>S2000 (EU) '03]]
--チューンドカー
---[[無限 S2000>無限 S2000 '00]]
---[[スプーン S2000>スプーン S2000 '00]]
---[[オペラ パフォーマンス S2000>S2000 '04]]
---[[アミューズ S2000 ストリートバージョン>S2000 ストリートバージョン '04]]
---[[アミューズ S2000 R1>S2000 R1 '04]]
---[[アミューズ S2000 GT1>S2000 GT1 '04]]
---''[[アミューズ S2000 GT1 ターボ>S2000 GT1 ターボ]]''
---''[[AEM S2000>S2000]]'' (第3回「GRAN TURISMO AWARDS SEMA」受賞車)
--レースカー
---[[スプーン S2000 レースカー>S2000 レースカー '00]]
---[[S2000 LM レースカー]] (GTオリジナル)

-本作には多数のS2000が収録されているが、市販モデルにおいては仕様差の少ない年式、国籍違いの車両が多数収録されていることから水増しと言われてしまっている(もっともGT5の時点で、オンラインプレイ等の都合もあって全世界のバージョンで登場した車種をまとめて収録しなくてはならなかったので、仕方のない事ではある)。
#endregion
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