|CENTER:BGCOLOR(#e0e6eb):70|340|CENTER:BGCOLOR(#e0e6eb):70|220|CENTER:BGCOLOR(#e0e6eb):70|180|c
|>|~分類|>|>|>|~性能|
|メーカー|トヨタ|総排気量|1,998cc|PP|407|
|国籍|日本|最高出力|200PS/7,000rpm|全長|4,240mm|
|カテゴリ|ノーマルカー/スポーツカー|最大トルク|20.9kgfm/6,400-6,600rpm|全幅|1,775mm|
|モデル|''高品質''|駆動形式|FR|全高|1,300mm|
|ギャラリー|''対応''|吸気形式|NA|車両重量|1,230kg/53:47|
|内装|再現|PWR|6.11kg/PS|TM|6速|
|>|~入手方法|>|>|>|~カスタム/チューン制限|
|ディーラー|Cr.3,000,000|カスタム|>|>|ペイント:可、ホイール交換:可、エアロ装着:可|
|プレゼント|---|チューン|>|>|---|
//-備考:

#region(←カラーバリエーションを表示)
|>|>|>|>|~カラーバリエーション|
|''Satin White Pearl''|''Sterling Silver Metallic''|''Lightning Red''|☆''Orange Metallic''|''Dark Gray Metallic''|
|''Galaxy Blue Silica''|''Crystal Black Silica''|---|---|---|
#endregion
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-[[初期コンセプト>FT-86 コンセプト '09]]から[[改良型コンセプト>FT-86II コンセプト '11]]を経て2011年11月27日に富士スピードウェイにて開催されたトヨタGAZOO Racingフェスティバルで先行展示されたのが本モデル。欧州では「86GT」と呼ばれる。
FT-86から前半のFT(Future-Tyota)を取り除いたネーミングとなった86は、コンセプトカーのイメージを色濃く残したまま世に出ることとなった。
車名の「86」は往年の名車AE86型[[カローラレビン>カローラレビン GT-APEX (AE86) '83]]/[[スプリンタートレノ>スプリンタートレノ GT-APEX (AE86) '83]]に由来するが、クルマの名称以外にも開発コードが「086A」となっており、わざわざ開発コードに「86」が含まれるまで待ったといわれている。

-しかし、トヨタは86をAE86型レビン/トレノのリメイク版とは位置づけず、あくまでAE86型のように「長年ユーザーに愛されるモデルとなって欲しい」という願いが込められているということである。

-本モデルの開発は富士重工業(スバル)と共同で行われ、開発費もスバルと折半している。
搭載されるエンジンは当初の発表どおりスバル製のFA20型水平対向4気筒エンジンだが、1Lあたり100psをNAで達成するためにトヨタのポート噴射+直噴技術を組み合わせたD-4S仕様である。
D-4Sにより環境性能を犠牲にすることなく、スロットルレスポンスとパフォーマンスを向上させた。

-7400rpmという高回転を許容するため、ブロックとシリンダーヘッド、ピストンが再開発、コンロッド形状も変更されクランクピンの直径は50mmとされた。
また独特のノーズが低いデザインに対応するためにエアインテークやエキゾーストマニホールド、オイルパンも専用品となっている。

-FRのハンドリングを追求するために他車種との部品共用は限りなく抑えられ、共通部品はわずか9%となっている。
ただしこのエンジンを採用しながらもローノーズというスタイルを要求されたため、車体もかなり無茶な設計を余儀なくされ、サスペンションアーム長がかなり犠牲になっている他、スペースの都合上、メーカー量産レベルでのターボ化が困難となるなどの事態を招いている。
フロントのハブユニットには、なぜかドライブシャフトを通すための穴が開いているが、これはコストダウンの関係で[[インプレッサ WRX STI>インプレッサ WRX STI '07]]から部品を流用したため。
これがあるせいでGT-FOURが出るんじゃないかと噂されているが、前出の通りエンジンの位置がギリギリな配置のため、実現性は低いと言われている。
リア周りもほとんどがインプレッサからの流用品。

//エンジンの再設計については高回転に対応するため。
//-またスバルが制作しているターボエンジンであるFA20DITがボア・ストロークとクランク以外はFBをベースにしているレベルでの再設計を余儀なくされているなど、パッケージがエンジンまでに悪影響を及ぼしている。

-86とBRZはルックスとセッティング以外の性能は同じだと言われるが、実は86の最上級グレードであるGTリミテッドのみフロントのブレーキパッドが専用品となっている。

-2012年2月2日、トヨタ自動車は86を記者発表し、[[BRZ>BRZ S '12]]の販売から8日遅れの同年4月6日に発売された。
グレード構成は3タイプあり本モデルは「GT」と呼ばれる上級グレードである。

-86は仕向地によって名称が異なり、北米では「[[FR-S>FR-S '12]]」、欧州では「GT86」となる。海外でも「久々のトヨタスポーツ」として人気のようだ。

-86とBRZの違いはフロントの形状とサスペンションのセッティングと専用カラーのみ。専用カラーは86はオレンジメタリック、BRZはスバルお馴染みWRブルーマイカ。
サスペンションのセッパィングは簡単に言うと86は弱オーバーステア、BRZは弱アンダーステア傾向とのことだが、反応が機敏すぎて背筋が凍ったりすることや、逆にノーズが思うようなラインの少し外側しか行かないというようなことは両者とも無い。

-「Top Gear」内ではジェレミー・クラークソンが読書しながらのドリフトを披露していた。その後のタイムアタックのタイムは遅かったものの、「神の子」(Stig)曰く「結果が何位であろうと笑顔でドリフトすればよい」とのこと。
また、イギリスの自動車雑誌では「崇高なる一台」と評された。

-この車は英国ではこのグレードのみが販売され、小売価格が約387万円から(オプションなし)と少々お高め。

-ちなみに86のチューニングカーは数えきれないほど存在する。
エンジンをシルビアのSR20やクラワンなどに積まれる2GR-FSE、中にはコルベットのLS1に載せ替えるチューナーまでいる。更にはエンジンを廃しバッテリーを積み込みEV化させた個体が存在する。元はEV車限定のレースに出場するために作られたのだが、驚くことにナンバー取得済みなので公道での走行も可能である。
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#region(レース活動)
-ニュルブルクリンク24時間レースでも活躍している。2012年の第40回ニュルブルクリンク24時間レースでは、[[GAZOO Racingから出走した86>GAZOO Racing トヨタ 86 #166 '12]]がクラス優勝を飾っている。2013年もGAZOO Racingから「LFA」1台と「86」2台の体制で出場した。だが予選2日目、飯田章選手が乗る135号車がコースオフレフロントを大破。幸いにも飯田選手は無事だったが、マシンに受けたダメージは大きく、決勝までに修復が不可能と判断され、決勝には136号車のみの出場となった。決勝では天候の影響で何度もレースが中断されポジション上げに苦しんだものの、総合64位・クラス2位でゴールした。他にもプライベートチームから7台の86が出場した。

-ちなみに、開発段階でVLN(ニュルブルクリンク耐久シリーズ)に出場したことがあり初レースでクラス3位を獲得した。このレース車両はFT-86名義での出場だったが外観は86とほぼそっくりであった。恐らくカモフラージュしてあったことからプロトタイプモデルだと思われる。

-D1グランプリには、谷口信輝選手、日比野哲也選手、そしてエンジンを織戸学選手がコルベットのLS1、今村陽一選手がTRD製NASCAR用V8エンジン、野村謙選手が2JZ-GEに載せ替えて参戦している。
--ちなみに谷口選手の86はD1GPでは珍しく2台用意されている。
2号車として用意されているマシンはターボにスーパーチャージャーを加え、ミッションが別タイプの物に変更されているとのこと。区別方法として装着されているヴァレンティ製テールランプが赤いマシンが1号車、ブイックのマシンが2号車との事。ドリフト仕様とはいえ、1号車はセッティングの小変更だけで[[筑波サーキット]]57秒1をたたき出している。
#endregion
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#region(TMGがまたやった)
-2014年、WRCに突如としてゼロカー((これからラリーカーが走行しますよという合図を行う車))として86のグループR仕様が出現、全世界の度肝を抜いた。
ラリーカーらしく4WD化しているが、その方法は予想通りというかなんというかインプレッサからの部品流用。
ただ、それを行うためにエンジン搭載位置を前方に大幅にずらすという大改造を行っている。
位置をどれだけずらしたかは86とインプレッサのエンジン位置を勘案するに'''おおよそエンジン1台分'''。もちろん補器関係まで含めるとエンジンルーム内再設計レベルのシロモノ、確かに市販レベルで86 GT-FOURが簡単に考慮されないのもうなずける。
#endregion
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