|CENTER:BGCOLOR(#e0e6eb):70|340|CENTER:BGCOLOR(#e0e6eb):70|220|CENTER:BGCOLOR(#e0e6eb):70|180|c |>|~分類|>|>|>|~性能| |メーカー|ジェイ レノ|総排気量|29,333cc|PP|532| |国籍|アメリカ|最高出力|990PS/-rpm&br;(900PS/3,000rpm)|全長|---mm| |カテゴリ|ノーマルカー/ホットロッド|最大トルク|207.4kgfm/-rpm&br;(218.4kgfm/2,500rpm)|全幅|---mm| |モデル|簡易|駆動形式|FR|全高|---mm| |ギャラリー|非対応|吸気形式|NA|車両重量|---kg(3,500kg)/64:36| |内装|再現|PWR|3.88kg/PS|TM|6速| |>|~入手方法|>|>|>|~カスタム/チューン制限| |ディーラー|Cr.190,000,000|カスタム|>|>|ペイント:不可、ホイール交換:不可、エアロ装着:不可| |プレゼント|---|チューン|>|>|全項目チューン不可| //-備考: ---- -アメリカのコメディアンであり、世界的カーマニアとしても知られるジェイ・レノ(本名ジェームズ・ダグラス・ミュア・"ジェイ"・レノ:James Douglas Muir "Jay" Leno)氏が個人的に所有する奇想天外な''超ド級ホットロッド''。 --なお、"ホットロッド"とは、アメリカ合衆国で1930年代に生まれた、カスタムカーのジャンルのこと。語源は不明であるが一般的にはhot roadster「熱いロードスター」あるいはhot pushrod「熱いプッシュロッド」が短縮されたものと言われており、本場アメリカではオープンカーやOHVエンジンを搭載された車両が多い。 -ホットロッド製造者のランディ・グラッブが、ジェイ・レノ氏にホットロッドシャシーを売りに来たところ、''たまたま戦車のエンジンを持っていた''ジェイ・レノ氏は「ホットロッドシャシー+戦車エンジン」という奇想天外な車を依頼し、その結果、本当にできてしまった車である。 -エンジンは排気量1,790ci(キュービックインチ)、つまり29,333ccを誇るオールアルミ製V12ガソリンエンジンで、もともと40tにも達する重量の戦車を駆動させるエンジンであるため、最高出力は810PSと非常に高い。本車に搭載されてからは吸排気系の大幅な簡略化により913PSにパワーアップしたとのこと。 --このクルマには後に全体に大幅な改良が施されたようで、エンジンにも燃料噴射装置の搭載やツインターボ化(もっとも目的はパワーアップではなく燃費の向上であるとのこと)が施された。 その結果、最高出力は''当初の2倍の1,600PS以上''にまで向上した。 -"タンク カー"という名前はあくまで通称で、正式名称を''『ブラストリーン・スペシャル』''という。"タンク カー"という通称は、心臓部に"M47パットン戦車用のエンジン"を搭載していることに由来している。 --M47パットン戦車とは第二次世界大戦終結後にアメリカ軍が開発した戦車である。 後継モデルとなる『M48パットン』に更新される形でアメリカ陸軍から退役した後、研究・評価用に極少数を導入した日本・スイスを含む22カ国に売却・供与され、1974年のトルコによるキプロス侵攻の際にトルコ軍から1両鹵獲((簡単に言えば敵の装備を奪うこと。その兵器をを自分の勢力化に置けると同時に、敵の軍事力を研究し情報を得られるメリットもあるが、ブービートラップに引っ掛かって思わぬ被害を出してしまったり、自軍の規格に合わない場合も多く使い捨てを余儀なくされたりとデメリットも多い。))したキプロスを含めた23カ国で実質的に運用された。 詳しくはこちら→[[M47パットン - Wikipedia>https://ja.wikipedia.org/wiki/M47%E3%83%91%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%B3]] ---れっきとした兵器であるが、詳細な経緯は不明なるも退役した車両の一部が、上記のとおり民間人であるジェイレノ氏の手に渡った模様である。 日本人の感覚からすれば有り得ないことかもしれないが、海外では退役した車両が戦闘能力を封印された状態で民間人のコレクターの手に渡ることは「対価さえ支払えば」そう珍しいことでは無かったりする。ジェイ・レノ氏の場合は「自身が富豪+おそらくエンジンのみ」ということもあり、左程敷居は高くなかったのかもしれない。 -TMは6速AT。なぜMTじゃないのかと思った人もいるだろうが、余りのトルク&馬力のため、MTだとまともに扱えないためである。 -サイトによっては車両重量が違う(前述wikiにおいては9,500ポンド≒4,300kg表記)が、これは[[車両重量の計測方法が複数存在する>GT6 用語集/1#dfc983da]]ために違いが出ているためと考えられる。 -このクルマがグランツーリスモシリーズに収録された経緯についてであるが、どうやら『GT4開発チームがサウンド収録のためにジェイ・レノ氏のガレージを訪れた際に偶然このクルマを発見してたいへん驚き、その場でGT4への収録を決めた』というのが真相のようである。 --参考:[[Blastolene Special - Wikipedia>https://en.wikipedia.org/wiki/Blastolene_Special]] (英語) ---- #region(GT6における本車) -GT6では、そのあまりの巨体ゆえピットインを行った際にグラフィック上の不具合が散見されるが、それもまた一興・・・なのかもしれない。 --ピットクルーが車体に潰されたり、普通サイズのタイヤとはかけはなれた大きさのタイヤを平然とピットで運んでいたり、タイヤが部分的に地面に埋まったりしている描写が見受けられる。 -「タンク」だけに、GT6収録車種中最もデカい&重いマシンとなっている。GT6での代表的な"ネタ車"である。 --しかし、ただのネタ車で終わっている訳ではなく、このクルマが参戦可能なドリフトトライアルにおいては、このクルマは上位層御用達になっている。 --ただし現在のイベントは、全長制限があるものが多く、使用する場面は減りつつある。 --収録車種中で全長が最も長いクルマだが、正確な数値は不明である。数値が判明しているクルマで、最も長い車は[[アウトウニオン V16>アウトウニオン V16 タイプC ストリームライン '37]]である。 -タイヤが露出しているため、タイヤを変更するに応じて、溝があるタイヤになったりスリックタイヤになったりするのが分かりやすい。 #endregion ---- #region(もう一台のタンク・ビークル) -実はこのタンク カー(ブラストリーン・スペシャル)の他にも、M47パットンのエンジンが搭載されたクルマが存在する。 その名も『ブラストリーン・インディスペシャル』。このクルマはホットロッドシャシーではなく、1950年代のインディカーのスタイリングを模して作られている。 製作者はタンク カーと同じくランディ・グラッブ。 [[Blastolene Indy Special - Wikipedia>https://en.wikipedia.org/wiki/Blastolene_Indy_Special]] (英語) #endregion ---- |