-総排気量:3999cc -最高出力:420ps/8300rpm -最大トルク:40.79kgfm/3900rpm -駆動形式:FR -全長:4615mm -全幅:1804mm -全高:1418mm -車両重量:1655kg -重量バランス:50対50 -価格:Cr.9,240,000 -Lv:8 -PP:488 -備考:トランスミッションは6速 -備考:ダート走行不可 ---- #ref(M3クーペ前.jpg,nolink) #ref(M3クーペ後ろ.jpg,nolink) -5代目3シリーズクーペをベースに開発された4代目となるE92型M3クーペは2007年のジュネーブショーにおいてコンセプトカーを発表、同年から市販が開始された。 パワートレイン系においてベースモデルから流用されたのはリアサスペンションのロアアームだけであると謳うように各部に徹底的な手が加えられ、M3の名に恥じないハイパフォーマンスぶりを見せ付けた。 -M3としては初となるV8エンジンの採用や2代目M6同様にカーボンファイバー製ルーフの採用などトピックは多い。 また、当初は6速MTしか選択できなかったが2008年6月から7速DCTも選択できるようになり、ATが多数を占める日本市場においては強力な追い風となった。 #hr -以下は派生モデル(GT5未収録)についての記述である。 -2007年10月に発表されたM3セダンは2代目M3以来の登場となり、M3クーペとほぼ同等のスペックを持つが、カーボン製ルーフの採用は見送られた。 -2008年3月に発表されたM3カブリオレは先代と異なり電動油圧式リトラクタブル・ハードトップを備えている関係で車両重量は1885kgとやや増加しているものの、基本的なメカニズムは共通である。 ただし、残念ながら日本においては導入されていない。 -2009年11月に発表されたM3 GTSは、M3クーペの性能を更に引き上げたモデルとなる。 後席を省略するなどして約140kgの軽量化を成し遂げたほか、排気量を4.4Lに拡大し最高出力は450PSに達する。 残念ながら日本国内には導入されなかったものの、外見的に類似したモデルとして「M3クーペ コンペティション」が国内に導入されている。 奇しくもカラーリングが[[クリスマスプレゼントカー>BMW BMW M3 Coupe クロムライン]]に類似しているが、関連はないようだ。 -ヨーロッパで開催されている「GT4 European Cup」などで適用されるFIA-GT4規定((日本には同種のレースカテゴリが無いため馴染みは薄い。他のGT4仕様レース車両には[[コルベット>シボレー コルベット Z06 (C6) '06]]、[[エヴォーラ>ロータス エヴォーラ '09]]、[[370Z>日産 フェアレディZ (Z34) '08]]などがある。))のレース専用車両である「BMW M3 GT4」も存在している。 -また、そのM3 GT4をベースとした車両で2012年にDTM・ドイツツーリングカー選手権に復帰したBMWは、エースドライバーのブルーノ・シュペングラー(Bruno Spengler)の手で復帰初年度でチャンピオン獲得((ちなみに''ドライバーズタイトル''(ブルーノ・シュペングラー)、''チームタイトル''(BMW Team Schnitzer)、''マニュファクチャラーズタイトル''(BMW)の3冠達成。))という華々しい成績を収めた。 後にシリーズ制覇記念の特別仕様車「DTMチャンピオンエディション」が発表された。世界限定54台((BMWがDTMで重ねた勝利数と同じ数(2012年終了時点)。))、内日本導入台数は10台とのこと。 -日本国内のレースシーンでは余り見掛けることのないM3であるが、ベースモデルの320iクーペをベースにした車両が2009年よりD1GPにて上野高広選手のドライブで活躍中(優勝歴もある)である。 #hr -2013年1月に開催されたデトロイトモーターショーにおいて、3シリーズクーペの後継モデルとなるコンセプトカー「4シリーズコンセプト」が発表、クーペモデルは3シリーズと切り離されることとなった。 それを受けて2013年7月に生産終了(コンバーチブルモデルは同年9月)を発表。M3クーペの歴史にひとまず終止符が打たれることとなった。 ---- -カラーバリエーション:Alpinweiβ,Silverstone II Metallic,Spacegrau Metallic,Sparkling Graphite Metallic,Interlagos Blau Metallic,Jerez Schwarz Metallic,Schwarz,Melbourne Rot Metallic |