• 総排気量:4968cc
  • 最高出力:423ps(438ps)/6600rpm(7200rpm)
  • 最大トルク:51.50kgfm(49kgfm)/5200rpm(5200rpm)
  • 最高出力:423ps/6600rpm
  • 最大トルク:51.50kgfm/5200rpm
  • 駆動形式:FR
  • 全長:4660mm
  • 全幅:1815mm
  • 全高:1415mm
  • 車両重量:1690kg
  • 重量バランス:54対46
  • 価格:Cr.7,660,000
  • Lv:10
  • PP:469(464)
  • PP:510
  • 備考:トランスミッションは8速
  • 備考:ダート走行不可
  • 備考:レーシングモディファイ可能
  • 備考:レーシングモディファイ可能

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  • 2005年に登場した2代目ISは初代と比較してボディサイズ・質感ともに大幅に上昇したが、これは3代目GSや12代目クラウン(通称:ゼロクラウン)等とプラットフォームを共通化したことも大きく影響している。
    また、2007年に本モデル「IS F」や、2009年にはコンバーチブル仕様の「IS C」がラインナップに追加され、レクサスのラインナップの中ではコンパクトスポーツを前面に押し出したモデル展開を行っている。
  • IS Fはレクサス初のスポーツモデルでISをベースに開発され、レクサスブランドのスポーツモデルを意味する「F」が車名に付加されている。
  • 以下はIS Fに関する解説である。
  • 実は開発が始まったのは初代ISが販売されていた頃の2003年である。
    チーフエンジニアの矢口氏がJTCCのチェイサーを運転した際に「もし市販のクルマでこんな走りを達成しつつ、イージーなスタートができたのなら、もっと走ることを楽しめる人たちが増えるのではないか」ということを考えた。それを形にするために初代IS300にGT500用の5.2L V8エンジンを押し込んだのが始まりである。当初はたった2人で開発をしていた。
  • IS Fは、レクサス初のスポーツモデルである。
    上記のとおり同社セダンのISをベースに開発され、レクサスブランドのスポーツモデルを意味する「F」が車名に付加されている。
  • 2代目ISベースではあるもののエクステリアからIS F専用に作り直されており、ISに比して盛り上がったボンネットには同社LS600等のエンジンをベースにヤマハと共同開発された2UR-GSE型V8エンジンが納められている。スポーツ走行に対応するため各バンクにスカベンジポンプを搭載するなどカタログスペックの向上以外にも細かいチューニングが行われた。
    また環境性能についても北米燃費でGas Guzzler TaxをクリアしULEV IIを取得、国内排ガス規制でも平成17年度基準排ガス75%低減レベルをクリアしている。ヤマハの資料によれば4.0Lクラスの環境性能と6.0Lクラスの運動性能を両立したとされる。
  • ISベースではあるもののエクステリアからIS F専用に作り直されており、ISに比して盛り上がったボンネットには同社LS600等のエンジンをベースに開発された2UR-GSE型V8エンジンが納められている。
    組み合わされるトランスミッションは8速AT「8-Speed SPDS」のみ。いわゆるトルコン式ATだが、1速を除く2速から8速までのギア段においてシフトチェンジ以外のタイミングで常時ロックアップされ、エンジンの動力をロスなく伝達する凝った仕様となっている。
  • 組み合わされるトランスミッションは8速AT「8-Speed SPDS」のみ。いわゆるトルコン式ATだが、1速を除く2速から8速までのギア段においてシフトチェンジ以外のタイミングで常時ロックアップされ、エンジンの動力をロスなく伝達する凝った仕様となっている。
    変速時間はわずか0.1秒とフェラーリ599とほぼ同じで同社のLFAの最速モデルよりも0.05秒短くなっており、最新のデュアルクラッチトランスミッションと同等の性能を持っているとされる。
    またトルコン式ATはNレンジ以外では常にトルクが伝達されるため、加速が途切れることなくトップスピードに達する。

    1速でロックアップを行わないのはトルコン式AT特有のトルク増幅作用を利用するためであり、加速性能向上に役立っている。
  • 足回りはトヨタ初のブレンボ製ブレーキ(ドリルドローター&アルミ製キャリパー)が採用されフロント6ポッド、リア2ポッドと非常に強力。ヘビーウェットの路面でも軽々と速度を落としていく。
    装着されるBBS製19インチホイールは放熱効果を狙い左右で回転方向が指定されており、前後左右で装着箇所が決まっている珍しい仕様となっている。
  • 空力面でも空気抵抗の削減しながら最適なダウンフォースを得られるように外見だけでなく見えない部分にまで工夫されている。
    リアスポイラーによるダウンフォース確保や、フロントバンパーのエアインテークからブレーキパッドへと空気を流しブレーキの冷却効率を高めるなど徹底して空力面が煮詰められている。
    強力なダウンフォースはエンジンアンダーカバーだけでも200kgもの負荷がかかることになるため、レーシングカー用のグラスファイバー素材などが使用されている。
  • 2011年モデルからは日産 GT-R '07同様、カーナビを利用したサーキット内におけるスピードリミッター解除機能も実装された。
  • 2011年モデルからはGT-R同様、カーナビを利用したサーキット内におけるスピードリミッター解除機能も実装。2011年8月には足回りのセッティングが見直され、ショックアブソーバーの変更などが行われ走行性能が格段に向上した。
  • 2011年8月には足回りのセッティングが見直された。ショックアブソーバーの変更やセッティングの見直しなどが行われ走行性能が格段に向上した。
  • 2012年にはIS F CCS-Rが東京オートサロンに登場。コンセプトは「免許を取った直後の人でも本格的なレーシングカーを運転できる車」。CCSとは「サーキットクラブスポーツ」の略。
    ボディ各部をカーボンに、ウィンドウをポリカーボネイトに置き換え300kg以上の軽量化を実現。スポット増しでボディ剛性をさらに高め、120Lの安全燃料タンクを装備。エアジャッキシステムも搭載した。

    ボディ各部をカーボンに、ウィンドウをポリカーボネイトに置き換え300kg以上の軽量化を実現。スポット増しでボディ剛性をさらに高めエアジャッキシステムも搭載した。
    このIS F CCS-Rは同年7月にバイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムに参戦した。

  • 2010年にはニュルブルクリンク24時間レースに出場。グランツーリスモの生みの親である山内氏もハンドルを握った。
    レースの間、エンジンや8速ATには一切トラブルがなかったという。
  • レクサスFシリーズの象徴であるフロントのメッシュグリル。
    そこにはIS Fにだけ”ある文字”がさりげなく潜んでいるという。
  • レクサスFシリーズの象徴であるフロントのメッシュグリル。そこにはIS Fにだけ”ある文字”がさりげなく潜んでいるらしい。
  • チーフエンジニアの矢口氏が自分がレースカーに乗った時の衝撃を共有するためにいくつかのプロトタイプが作られている。そのうちの1台はDTMレギュレーションに合わせて作られた本格的なレーシングカーで、おそらくIS Fレーシングコンセプトのことだと思われる。
  • この手の車としては珍しく電子制御式サスペンションを搭載していない。この事について訪ねたところ「自分の好みに合わせて取り替えてください」と回答したが、それまでのトヨタ系列では考えられない回答だったことも含め、やはり不満だと答えるライターが多かった。そんな中唯一とも言える大絶賛をしたライターが居た。もちろんそれは普通の雑誌でなく、Optionへの寄稿をしているライターだったが。

  • カラーバリエーション:Exceed Blue Metallic,Red Mica Crystal Shine,White Pearl Crystal Shine,Premium Silver,Dark Gray Mica,Black


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