-総排気量:1997cc
-最高出力:250ps(259ps)/8300rpm(8000rpm)
-最大トルク:22.20kgfm(23kgfm)/7500rpm(7500rpm)
-駆動形式:FR
-全長:4135mm
-全幅:1750mm
-全高:1285mm
-車両重量:1240kg
-価格:Cr.3,255,600(走行距離7363km)
-Lv:3
-PP:426(434)
-備考:トランスミッションは6速
-備考:()内の数値はリフレッシュ・OHした際のもの
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-[[ホンダ S800 '66]]以来長らく途絶えていたホンダの「S」、そして、FRモデル。
その復活ののろしを上げたのは1995年の東京モーターショーに出展されたコンセプトカー「SSM(Sports Study Modelの略称)」であった。
SSMは、かつてのラインナップされていた一連のSシリーズを彷彿とさせる2シーターのオープンスポーツカーであるとともに、当時のホンダの販売ラインナップになかった駆動方式のFRを採用していた点が反響を集め、市販化されることとなった。
開発を担当したのはNSX等を手がけた上原繁氏である。

-その4年後、ホンダ創立50周年を記念して販売が開始されたのが、本モデル、S2000である。
S2000は、オープンカーでありながらボディ剛性を飛躍的に高める画期的な技術「ハイXボーンフレーム構造」 を採用するなど、その全てが専用設計という非常に贅沢なモデルであった。
搭載されたエンジンは直列4気筒としては史上最高のNAエンジンとの声も名高いF20C型エンジンである。
リッターあたり125psを叩き出す高性能を誇っており、レブリミットは9000rpmを許容する高回転型エンジンであった。
組み合わせられるトランスミッションは6速MTのみで、ATは最後まで用意されなかった。
ここまでの内容を持ちながらホンダ伝統のタイプRを名乗ることは許されず、タイプRの要求水準の高さが浮き彫りになったことも当時は話題となった。

-当初はモノグレードで販売されたが、2000年に追加グレードとしてVGS(可変ギアレシオステアリング)を装備した「[[type V>ホンダ S2000 Type V '00]]」が追加された。

-2005年のマイナーチェンジでは、主に北米からのリクエストにより搭載エンジンの排気量を2.2リッターに拡大してF22C型とし、車両型式が[[AP2型>ホンダ S2000 '06]]と改められた。
最高出力は若干下がったもののトルクは増大し、扱いやすさが増した。

-2007年にはS2000では初となるVSA(横滑り防止機構)が採用された。
また、北米仕様である「CR(クラブ・レーサー)」の国内仕様として「タイプS」が設定され「type V」が廃止となった。
ちなみに、CRもタイプSもGT5未収録である。
両者とも専用エアロを備えるがサスセッティングに相違があり、サーキット走行を重視したCRと、日常使用でのワインディング走行を重視したタイプSとに分かれている。
また、北米仕様のCRのみソフトトップを廃してアルミ製ハードトップを採用している。
なお、タイプSは上原繁氏が本田技術研究所在職最後に手掛けた車となった。

-S2000が生産を終了したのは2009年で、再びホンダのラインナップからFR車が消えることとなった。
約9年間の生産台数は国内累計2万台、全世界累計11万台以上とされている。
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-カラーバリエーション:
Silverstone Metallic,Midnight Pearl,Monte Carlo Blue Pearl,
Grand Prix White,Indy Yellow Pearl,New Formula Red,Berlina Black


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