Top > ホンダ S2000 '99
  • 総排気量:1997cc
  • 最高出力:250ps(259ps)/8300rpm(8000rpm)
  • 最大トルク:22.20kgfm(23kgfm)/7500rpm(7500rpm)
  • 駆動形式:FR
  • 全長:4135mm
  • 全幅:1750mm
  • 全高:1285mm
  • 車両重量:1240kg
  • 重量バランス:50対50
  • 価格:Cr.3,255,600(走行距離7363km)
  • Lv:3
  • PP:426(434)
  • 備考:トランスミッションは6速
  • 備考:()内の数値はリフレッシュ・OHした際のもの

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  • S800以来長らく途絶えていたホンダの「S」、そして、FRモデル。
    その復活ののろしを上げたのは1995年の東京モーターショーに出展されたコンセプトカー「SSM(Sports Study Modelの略称)」であった。
    SSMは、かつてのラインナップされていた一連のSシリーズを彷彿とさせる2シーターのオープンスポーツカーであるとともに、当時のホンダの販売ラインナップになかった駆動方式のFRを採用していた点が反響を集め、市販化されることとなった。
    開発を担当したのはNSX等を手がけた上原繁氏である。
  • その4年後、ホンダ創立50周年を記念して販売が開始されたのが、本モデル、S2000である。
    S2000は、オープンカーでありながらボディ剛性を飛躍的に高める画期的な技術「ハイXボーンフレーム構造」を採用するなど、その全てが専用設計という非常に贅沢なモデルであった。
    搭載されたエンジンは直列4気筒としては史上最高のNAエンジンとの声も名高いF20C型エンジンである。
    リッターあたり125psを叩き出す高性能を誇っており、レブリミットは9000rpmを許容する高回転型エンジンであった。
    組み合わせられるトランスミッションは6速MTのみで、ATは最後まで用意されなかった。
    ここまでの内容を持ちながらホンダ伝統のタイプRを名乗ることは許されず、タイプRの要求水準の高さが浮き彫りになったことも当時は話題となった。
  • 足回りのセッティングは限界性能を突き詰めており、2001年のマイナーチェンジまでの初期型は「クイックすぎる」「ピーキーで扱いにくい」「テールハッピー」などと言われた。
    しかし「初期型は玄人向けのセッティング」「速い人が乗ればとんでもなく速い」とも言われており、実際NSXのテストドライバーである黒沢元治氏のニュルブルクリンクのテストドライブ動画ではピーキーさは一切見られない。
  • 当初はモノグレードで販売されたが、2000年に追加グレードとしてVGS(可変ギアレシオステアリング)を装備した「Type V」が追加された。
    また足回りのセッティングが標準グレードよりも柔らかいセッティングになっており、マイルドな特性となっている。
  • 最初のマイナーチェンジは2001年である。
    エンジンチューニングの変更によりフィールが向上し、サスペンションを柔らかくするセッティング変更が行われた。これにより標準グレードでもTypeVのようなマイルドな特性となった。
    2003年に2度目のマイナーチェンジ。フロントの意匠変更やテールランプへのLED採用などが行われた。
    17インチホイール採用に伴ってボディ剛性の強化や足回りのセッティング変更が行われ、さらにマイルドな味付けとなった。カーボン製シンクロナイザー採用によりシフトフィーリングが改善された。
  • 2005年のマイナーチェンジでは、主に北米からのリクエストにより搭載エンジンの排気量を2.2リッターに拡大してF22C型とし、車両型式がAP2型と改められた。
    最高出力は下がってしまったが、低中回転でのトルクが向上し乗りやすさが向上した。この変更は北米では2004年に行われており、エンジン形式は日本とは違いF20C2となっている。
  • 2007年にはS2000では初となるVSA(横滑り防止機構)が採用された。
    また、北米仕様である「CR(クラブ・レーサー)」の国内仕様として「タイプS」が設定され「Type V」が廃止となった。
    ちなみに、CRもTypeSもGT5未収録である。
    両者とも専用エアロを備えるがサスセッティングに相違があり、サーキット走行を重視したCRと、日常使用でのワインディング走行を重視したタイプSとに分かれている。
    また、北米仕様のCRのみソフトトップを廃してアルミ製ハードトップを採用している。
    なお、TypeSは上原繁氏が本田技術研究所在職最後に手掛けた車となった。
  • 2ドア2シーターという形式が災いしたかサーキットのレースシーンではスーパー耐久で見かける程度に終わった。
  • 余談だが、グランツーリスモシリーズ生みの親、山内一典氏が所有しており、その関係からかグランツーリスモ2のオープニングムービーではやはり当時の愛車であったランエボVとともにメインを張っている。
    また、筑波サーキットを1分1秒台で周回するらしい。

  • カラーバリエーション:
    Silverstone Metallic,Midnight Pearl,Monte Carlo Blue Pearl,
    Grand Prix White,Indy Yellow Pearl,New Formula Red,Berlina Black


*1 モデル差の少ない年式、国籍違いの車両が多数収録されていることから水増しと言われている

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Last-modified: 2017-05-18 (木) 17:29:51 (2534d)