-総排気量:5998cc -最高出力:660ps/7800rpm -最大トルク:67.04kgfm/5500rpm -駆動形式:MR -全長:4702mm -全幅:2035mm -全高:1147mm -車両重量:1255kg -価格:Cr.100,000,000 -Lv:15 -PP:584 -備考:トランスミッションは6速 -備考:アクティブリアウイング搭載 -備考:エアロパーツ装着可能 ---- #ref(エンツォ前.jpg,nolink) #ref(エンツォ後ろ.jpg,nolink) -↓アクティブリアウイング:高速走行時に作動する #ref(エンツォおしり.jpg,nolink) -原寸大のモックアップとして東京都現代美術館で初めて披露されたプロトタイプFXを経て、2002年フェラーリが創業されてから55年、創始者の名を取り命名されたこの車は、レースで培って来た技術の粋を結集して作られた。 -なおデビュー以前には、F60という名称が各メディアで使用されたが、車名が正式発表となった際には驚きの声が上がった。 --最もこの車自体”先代F50の進化版”でしかないという実情もあるため、そのネガティブなイメージを払拭させるために創始者であるエンツォの名前を持ち出した、というのが真相の模様。 -当時ピニンファリーナに在籍していた日本人カーデザイナー奥山清行氏によるデザインは、明らかにF1を意識したと解るフロントノーズ、フェラーリ伝統の丸形テールランプを削り出したかのように露出させたテールエンド、エアインテークを兼ねる大きく張り出した前後フェンダーなど大胆かつ明快なもので、見るからにスーパーカー、レーシングカーを思わせる造形をしている。 --ちなみにF1風フロントデザインが採用された背景には当時のフェラーリF1の圧倒的好成績があったからと言われている。現実に普通なフロントまわりのデザインも制作されており、F1の成績次第では別デザインのフロント周りになっていたとされる。 -バカ長いフロントオーバーハング(フロントタイヤ中心からバンパー先端までの距離)や異常に幅広なリヤまわりなど市販ロードカーとしてみればネガティブな要素も少なからず存在しているが、それでも一級品の性能を持ち合わせているあたりはフェラーリのフラッグシップの面目躍如といったところ。 -349台が生産され追加生産で50台の合計399台が生産され、そのうち日本国内正規輸入台数は33台である。今のところこれ以上の台数を生産する予定はなく、新車価格は邦貨換算7850万円とも言われているが、そのプレミア性のために1億円以上の価格をつけることも珍しくない。 -上記にもあるとおりこの車は60周年記念車という扱いで誕生した車なのだが、実際はかなーり前倒しで発売されている。これにはフェラーリの苦しい内情が関係しているとされる。ようするに主な販売先である米国の超高級車バブルがはじける前にとっとと作って儲けてしまおう、ということ。(F1は絶頂期だったが、親会社フィアットの不振など市販車部門は苦しかった模様) --余談の部類かもしれないが、この車を作るきっかけになったのはアウディ傘下に入って飛躍的に完成度を高めたランボルギーニ社のスーパーカー [[ムルシエラゴ>ランボルギーニ ムルシエラゴ LP 640 '09]]の存在が背景にあったと言われている。 ---- -カラーバリエーション: Rosso Scuderia,Rosso Corsa,Rosso Mugello,Rubino Micalizzato, Nero Daytona WB,Nero,Bianco Avus,Giallo Modena |