|CENTER:BGCOLOR(#e0e6eb):90|340|CENTER:BGCOLOR(#e0e6eb):70|220|CENTER:BGCOLOR(#e0e6eb):70|180|c |>|~分類|>|>|>|~性能| |メーカー/国籍|トヨタ/日本|総排気量|2998cc|全長|4,380mm| |カテゴリー1|N300|最高出力|340PS/5,800rpm|全幅|1,865mm| |カテゴリー2|ノーマルカー/スポーツカー|最大トルク|51.0kgfm/1,500rpm|全高|1,295mm| |内装|あり|駆動形式|FR|車両重量|1,520kg| |年式|2019|吸気形式|TB|TM|8速| |>|~入手方法|>|>|>|~セッティング他| |ディーラー|Cr.10,000,000|制限|>|>|---| |その他|---|特記|>|>|---| //-備考: #region(←カラーバリエーションを表示) |>|>|>|~カラーバリエーション| |White Metallic|Silver Metallic|Ice Gray Metallic|Black Metallic| |Prominence Red|Lightning Yellow|Deep Blue Metallic|☆Matte Storm Gray Metallic| #endregion ---- #ref(grsupra.jpg,nolink) ---- -[[先代スープラ>スープラ RZ '97]]の生産終了から17年後の2019年、デトロイトモーターショーで発表された5代目スープラ。 先代までとは違って本モデルから"GR"スープラという車名となり、GRシリーズ初のグローバルモデルとして世界中で販売される。 エンジンやシャシーといったハードウェアをBMW Z4と共用しつつも、トヨタ独自のチューニング・外装デザインが施されている。 事実、外装内装共にZ4との共通点はあまり見当たらない。 -開発指揮を執った多田チーフエンジニアによれば「全ての歴代スープラはFR+直6のパッケージングを採用しており、五代目スープラでもそれは踏襲する」とのことで、新型スープラも直列6気筒エンジンを搭載したFRというレイアウトは受け継がれる事となる。 北米などでは直6ターボ仕様のみがラインナップされるが、日本では直4ターボのSZ、ハイチューンバージョンの直4ターボを搭載するSZ-R、直6ターボのRZの3種類のグレードが用意される。本作に収録されるのは勿論フラッグシップモデルのRZ。 80スープラとはグレード名こそ同じだが、あちらとは違い新型では全グレードにターボが搭載されている。 //必要?→--RZに搭載される直列6気筒ターボエンジンは、最高出力こそ340馬力といういささか控えめの数値であるが、最大トルクは51.0kgfm。これは[[レクサス RC F>RC F '14]]の5L V8 NAエンジンに匹敵する数値である。 --先代スープラの前後重量配分は53:47とややフロントヘビーであったが、本車では直列6気筒を搭載するRZで「ドライバーが乗車した状態で」という条件付きではあるが、50:50の高バランスを実現。 前述の多田チーフエンジニアによれば、直列4気筒グレードは完全な50:50を実現したうえに100kg近く軽く仕上がっているため、ダウンヒルの楽しい「隠れたコーナリングマシン」になっているとのこと。 //ここも必要か?→-ボディのねじり剛性は[[86>86 GT '15]]の''2.5倍''。スチールボディであるにも関わらず、そのねじり剛性は''カーボンモノコックを採用するレクサス LFAのそれを凌駕している''という。 // -本車のワイド&ショート&ローコンセプトについては、同クラスの車両はもちろん同社の「86と比べて」という意味も含んでおり、(86よりも)ワイドトレッドかつ重心高を下げて安定性を上げつつ、ホイールベースを詰めて旋回性能を向上させるというもので、「FR車クラストップのコーナリングマシン」を目指すという設計方針のもとに開発されている。 事実、本車のホイールベースは86よりも100mm短い2470mmであるのに対して、トレッドは86よりも74mm広い1594mm。 ホイールベースをトレッドで割った数字がこのクラスのスポーツカーとしては他に類を見ない''1.55''である事からもそれが読み取れる。 --兄弟車であるBMW Z4の先代のホイールベースは2496mmで、フロントミッドシップに直6エンジンを置く車両としては限界レベルの短さと言われていたのだが、そこからさらに26mmも短縮しており、BMW側の開発チームもトヨタ側の「先代のZ4よりショートホイールベースにしたい」という意見にビックリしたという。 ---- #region(GRスープラのモータースポーツ参戦) -スープラ開発の指揮を執った多田チーフエンジニアによれば「ワンメイクレースやFIA-GT4等様々なレースへの参加を検討し、その為の設計も市販車のスープラに盛り込んである」との事で、次世代スープラはTOYOTA GAZOO Racingのイメージリーダーとして今後、数多くのカテゴリーへの参加が期待されている。 -2018年3月のジュネーブショーで発表された[[GRスープラ レーシングコンセプト>GRスープラ レーシングコンセプト '18]]は新生レーシングスープラ第1号にして、新生スープラそのものとしても最初にお披露目されたモデルであった。 -2018年7月にはNASCARのジュニアカテゴリーに位置づけられるNASCARエクスフィニティ・シリーズ参戦用のマシンが発表され、2019シーズン以降カムリに代わって参戦する事が公表された。 だが、前後デザインがスープラになっているだけで、それ以外は全くの別物(NASCARのレギュレーションを考えれば当然なのだが)ではあるが。 --2月24日に開催されたNASCARエクスフィニティ第2戦ではクリストファー・ベルがステージ1~3すべてを制し圧勝。新生レーシングスープラに記念すべき初勝利をもたらした。 -2018年10月には翌年の市販車発売に先駆け、ニュルブルクリンク耐久選手権最終戦に参戦。 2600cc以上4000cc以下の市販ターボ車クラスであるSP8Tクラスに参戦し、無事完走を果たしている。 -2019年1月11日に開幕した東京オートサロン2019において、2020年から新規定へと移行するSUPER GT GT500クラスへの14年ぶりの"復帰"が正式発表。 2020年から参戦するマシンをイメージした「GRスープラ SUPER GT コンセプト」がお披露目された。 とはいえこのマシンは16年型RC F GT500のカウルをGRスープラにスキンチェンジし、GT500 2017年規定で定められたリヤウィングをつけただけのプロトタイプであり、あくまで実戦参加するマシンとは別物。実戦仕様のマシンは2019年夏のシェイクダウンが予定されている。 --また、同年のオートサロンでは2019年のニュルブルクリンク24時間耐久レースへの参戦も発表。参戦するのは前年10月と同じSP8Tクラス。 ドライバーは86/BRZ Raceやピレリスーパー耐久シリーズなどに参戦する佐々木雅弘、同レースの参戦経験が豊富なウヴェ・クリーン、トヨタ・モーター・ヨーロッパ所属のヘルフィ・ダーネンス、トヨタ自動車社員の矢吹久の4人。 -レーシングコンセプトの発表から丸1年後となる2019年3月のジュネーブモーターショーでは、FIA-GT4規定のデザインスタディモデルである「GRスープラ GT4 コンセプト」がお披露目された。 -2019年3月23日のD1GPオールスターシュートアウトでは世界初となるドリフト仕様のGRスープラがお披露目され、デモ走行が行われた。 #endregion ---- #region(余談) -トヨタ自動車としては[[86>86 GT '15]]/[[BRZ>BRZ S '15]]に続く共同開発スポーツカー第二弾とでもいうべきスープラだが、バッジと足回りのセッティング、一部外装以外はほぼ同一車であった86/BRZとは違い、スープラと兄弟車に当たるZ4との関係は共通のコンポーネントを使いながらも全く違う車に仕上げたという事で、アウディ R8と[[ランボルギーニ ウラカン>ウラカン LP 610-4 '15]]の関係が近いといえる。 -車体リヤ中央のスープラエンブレムの書体は、一見すると先代A80型スープラの物そのものに見えるが、微妙にアレンジが加えられている。 SUPRAの"S"は[[ニュルブルクリンク北コース>ニュルブルクリンク#Nur_N]]のとあるS字コーナーをトレースした物であるという。 -本車のデザインはコンセプトモデルであるFT-1の要素が多く見られるが、実はトヨタスポーツの始祖、トヨタ2000GTのモチーフも多く取り入れられている。 --ルーフ中央部が凹んだパコダ・ルーフや前後ランプ類を内側に寄せてフェンダーをボリューミーに見せ凝縮感あるデザインとする手法などが挙げられる。 #endregion ---- |