|CENTER:BGCOLOR(#e0e6eb):90|340|CENTER:BGCOLOR(#e0e6eb):70|220|CENTER:BGCOLOR(#e0e6eb):70|180|c
|>|~分類|>|>|>|~性能|
|メーカー/国籍|日産/日本|総排気量|3,498cc|全長|4,315mm|
|カテゴリー1|N300|最高出力|315PS/7,000rpm|全幅|1,815mm|
|カテゴリー2|ノーマルカー/スポーツカー|最大トルク|36.5kgfm/5,000rpm|全高|1,315mm|
|内装|あり|駆動形式|FR|車両重量|1,480kg|
|年式|2007|吸気形式|NA|TM|6速|
|>|~入手方法|>|>|>|~セッティング他|
|ディーラー|Cr.3,630,000|制限|>|>|---|
|その他|---|特記|>|>|---|
//-備考:

#region(←カラーバリエーションを表示)
|>|>|>|>|~カラーバリエーション|
|Premium Passionate Orange (3P)|Burning Red|Monterey Blue (CPM)|Dark Blue (P)|Diamond Black (P)|
|Blade Silver (M)|☆Brilliant Silver (M)|White Pearl (3P)|---|---|
#endregion
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#ref(20190117225134.jpg,nolink)
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-2000年に[[Z32型>フェアレディ Z 300ZX TwinTurbo 2seater (Z32) '89]]が廃止され、2年の空白の後にデビューしたZ33型は、様々な意味で先代の反省点を踏まえたクルマとなった。
V型エンジンをフロントミッドシップに配置することを前提にしたFR-Lプラットフォームや、サスペンションやエンジン等の主要部品をV35型スカイラインやM35型ステージアと共有し、ベースモデルで300万円から(初期型)と安価な価格設定を可能とした。
また、本モデル発表時には「Zは毎年進化する」と公言し、その言葉通り、ロードスターの追加や各種限定モデルの追加が行われ、計4回に渡るエンジンスペックの向上がなされた。

-Z33型の搭載エンジンは前期型はVQ35DE型、後期型はV36型に採用されたVQ35HR型となり、後者は最高出力313psに達している。
エンジン変更によりエンジンブロック全高が高くなったため、後期型のボンネットフードには初代S30型を彷彿とさせるバルジが設けられた。

-また日産のフラッグシップスポーツの役割を担っていた[[R34>スカイライン GT-R V・spec II Nur (R34) '02]]が廃止された為、本車はGT-R亡き後の日産スポーツの象徴としてJGTCのGT500クラスGT300クラスの両クラスで戦った。(他に両クラスに参戦したマシンとしては[[NSX>NSX Type R '92]]、[[R35>GT-R Premium edition '17]]、[[RC F>RC F '14]]が該当する)。
また、後述するGT300では後継のZ34が登場して以降もZ33型がベース車両に使われた。

-走りに振るがあまり、リアトランクスペースにはもはやフレームと呼ぶのが正しい太さのストラットタワーバーが鎮座している。
これのせいでトランクスペースは上下幅が非常に狭く、容量の割に荷物が入らない。
具体的に言うとタイヤが縦に入れられないため、タワーバーの下に寝かして1本、上に無理やり1本が限度である。ドリフト派にとっては頭の痛くなる問題であった。
--そんな声かユーザーから多くあったためか、後継モデルであるZ34型フェアレディZでは廃止されている。

-収録モデルは後期型にあたり、「Version S」と呼称されるスポーツグレードである。
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#region(余談)
-グランツーリスモシリーズ生みの親、山内一典氏が所有している。

-モジュール構造の共通化により本車両のフロント部分はV35スカイラインやM35ステージア、フーガやシーマなどのフロント部分の取り付け部分と互換性があり、小加工で本車両のフロント部分を他車に取り付け可能なことから本車両のフロントを他車へ、またはその逆に…、という感じで顔面スワップが行われてる事例がある。知名度はステージアにおけるスカージア(スカイライン顔のステージアの俗称、岐阜県のチューニングショップが特許等を保持)には及ばないものの本車両のフロント部分を移植したステージアの画像がSNSやBBS等に投稿されていたりする。果ては大手の中古車販売サイトに「Z顔のステージア」と説明文付きで出品されていたりする。
#endregion
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#region(派生モデルの解説)
-Type-E
2004年に期間限定で販売された、JGTCのホモロゲーション用の特別仕様車。JGTCマシンの前後オーバーハングを拡大しエアロダイナミクスの向上を目的とし、当時のJGTCの規則上ホモロゲーションモデルが必要であったため、ごく少数が販売された。

-NISMO S-tune GT
Type-Eの発売と同時にNISMOよりリリースされた、Type-Eをベースとしたコンプリートカー。

-NISMO S-tune 
S-tuneキットのパーツを装備したコンプリートカー。
S-tune GTとは違い、Type-Eのエアロは装着されておらず、PDIとニスモのコラボレーションによって制作されたエアロパーツを装着している。
--これは、PDI側がPS2を用いてモニターに出力した際に見栄えが良いモデリングを出し、そのデザインを元にニスモが実車として製作したもので、見栄えと実性能(しっかりダウンフォースを発生する)を両立したデザインとなっている。
NISMO S-tuneはGT4とコラボしており、GT4Pの先行開発版がニスモフェスティバルに提供された際にドライブできる車両としていち早く収録されており、GT4の初回限定版にはニスモの広告のチラシが入れられている。
S-tuneのデザインを元にPDIオリジナルの車両としてGT4Pに収録されたのがZ-tuneである。

-Version NISMO Type 380RS
2007年に発売された、S-tune GTの後継にあたるモデル。Type 380RS-Competitionに搭載されるレース用エンジンをデチューンして搭載しているのが特徴。

-Version NISMO Type 380RS-Competition
スーパー耐久などのレース専用車両として、レース活動を行うチームに直接販売されていたモデル。
#endregion
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#region(レース活動)
-2003年のJGTCにハセミモータースポーツがGT300クラスで運用したモデルは当初ALMS参戦用にFIAの規定に沿って製作された車両で(余談として左ハンドル)、JGTCの規定に比べトレッドが狭く最低地上高も高い物でコーナリング性能に不安があったが、シーズンを戦いながら車両をJGTCの規定限界まで改修(フロントとリアのトレッドをそれぞれ40mmづつ拡張し続け最終的にJGTCの規定上限まで拡大)し、クラスチャンピオンになった。

-SUPER GT(GT300クラス)において、2008年シーズンにはNo.46 MOLA レオパレス Zが、2010年シーズンにはNo.3 TOMICA Z が、それぞれシリーズタイトルを獲得している。
--なお、ハセミモータースポーツの参戦休止やMOLAのGT500へのステップアップなどもあり、2011年シーズンは参戦していない。

-GT500クラスは2004年よりR34からバトンタッチ。3.0L V6ターボエンジン等の主要部分はR34から引き継ぎつつR34以上のコーナリング性能を得るため様々な工夫が施されていた。
-しかし直線のスピードが弱いことが弱点で、特に2006年シーズンはNA勢に比べターボエンジンのリストリクター調整が厳しく「コーナーはダントツのトップだが直線が前年以上に弱い」という状況になり、新たにシーマ用の4.5L V8 NAエンジンであるVK45DEを用いることになり、2006年の最終戦にニスモの1台に先行導入され、翌2007年シーズンは全チームVK45にスイッチした。この際にニスモの開発チームは「直線番長を目指す」というほどで、GT500仕様のZはコーナリング重視型の車両開発だったことがうかがえる。

-2003年からスーパー耐久ST-3クラスに参戦し、2004年・2005年・2007年に同クラスのシリーズチャンピオンを獲得。2005年からはスカイラインGT-Rの後継として特認車両としてではあるがST-1クラスにも参戦を開始。
エンジン排気量を3.8Lとしたホモロゲーションモデル投入を図った結果、2007年にはST-1クラスのシリーズチャンピオンを獲得した。

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