*概要 [#o009e5ba]
ブラジルのサンパウロ市にあるサーキット。
現在のサーキットの正式名称は「アウトドモーロ・ホセ・カルロス・パーチェ」
この名称は1977年に飛行機事故に巻き込まれ悲運の死を遂げたブラジル人F1パイロットホセ・カルロス・パーチェの名に由来する。
一方のインテルラゴスという名称は「2つの湖の間」という意味のポルトガル語が元。
1980年に一端F1開催が終了、1990年までにコースを現在のレイアウトに改修しF1開催が復帰し現在に至る。
詳細はWikipediaのインテルラゴス・サーキットを参照されたい。

**インテルラゴスサーキット [#b69ead68]
|&ref(Willow.jpg,nolink,150%);|&color(Red){1};.&br;&color(Red){2};.&br;&color(Red){3};&br;&color(Red){4};&br;&color(Red){5};&br;&color(Red){6};&br;&color(Red){7};&br;|>|~コース情報|
|~|~|~分類|リアルサーキット|
|~|~|~所在国|ブラジル|
|~|~|~コース長|4309m|
|~|~|~ストレート長|589m|
|~|~|~高低差|44m|
|~|~|~コーナー数|15|
|~|~|~ピット|あり|
|~|~|~天候変化|なし|
|~|~|~|温度 --℃|
|~|~|~時間変化|なし|
|~|~|~|時刻 00:00~23:00|
|~|~|~備考|---|
-''全般''

-''コース攻略''
現行のコースは、1~2コーナーが最大のオーバーテイクポイントの他、3コーナーから4コーナーかけての区間も高速区間。
インフィールド区間では7コーナーから先、11ターンまでの区間が低速コーナーが続きタイムを安定させるため適度なダウンフォース設定が必要。
14コーナーの脱出速度がホームストレートの伸びに直結するが、アンジュレーションが小刻みで狭いコースもありここでの無理はリスクも大きい。

*小ネタ [#o009e5ba]
余談として、1~2コーナーの名称「エス・ド・セナ」はコース改修のアドバイザーを勤め、1988年にF1世界王者となったアイルトン・セナに由来している。
ホームストレートを短縮し旧コースの(現行の3コーナー)最も標高の低い部分に無理やりバイパスを引いたため雨天時は1コーナー付近から3コーナー付近に向かい滝のように雨水が流れ危険な状態になる。
また旧コースのピットロードを寸断するようにコースを引いたためピットアウトする車両が絡んだ事故も多かったことからピット出口は3コーナー部分に延伸された。

旧コースは現在の1コーナーの先に高速のバンクカーブがあり、外周部がオーバルトラックとしても使用可能だった。
旧ロードコースは全長8キロ、1980年のF1車両でも1周に2分以上かかり、スパや旧ホッケンハイムをも凌ぐF1開催コース1周にかかる時間が最長のロングコースだった。
旧ロードコースは先述のバンクから裏ストレートまでをオーバルコースと同じ部分を走り、
現在の4コーナーの先にある湖の外周部を反時計周りで回り込みインフィールド区画に入り、現在の7コーナー部分に到達。
そこから現在の3コーナー部分までを逆走するように進み、ピット裏にあった直線を経て現在の8コーナー部分に接続するというレイアウトだった。
しかしこのレイアウトはスピードレンジの高さのわりにコース幅が狭く舗装も凸凹していたためグランドエフェクトカー+ターボエンジン搭載のF1やインディカーの走行が危険と判断されてコース改修ということになる。

1990年以降も細かな改修が行われており、10ターンの先を延長したヘアピンの増設、ピット出口の変更、2007年の再舗装などの他、
2011年に国内選手権で2週連続で発生した死亡事故を受けて14コーナー付近のランオフエリアの拡張工事を行っている。
2014年のWECでは、ポルシェ919がバックマーカーのフェラーリ458を14コーナー付近で抜き損ね多重クラッシュを発生させている。

施設の老朽化が激しく、ピットの移設などを含めたコース改修プランが持ち上がっているものの、サンパウロ市の財政難から改修資金が工面できず、
さらにブラジルの国策としてリオデジャネイロに開設予定の新サーキットへのF1開催移行という計画もあり2020年以降のF1開催が危ぶまれている。


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