分類性能
メーカー/国籍ホンダ/日本総排気量1,797cc全長4,380mm
カテゴリー1N200最高出力201PS/8,000rpm全幅1,695mm
カテゴリー2ノーマルカー/スポーツカー最大トルク19.0kgfm/6,500rpm全高1,330mm
内装あり駆動形式FF車両重量1,080kg
年式1998吸気形式NATM5速
入手方法セッティング他
ディーラーCr.2,360,000制限---
その他---特記
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  • 3代目インテグラが1995年にマイナーチェンジされたと同時に追加グレードとして登場したタイプRは、NSX-Rの走行性能に憧れながらも手が出なかったユーザーにとって待望のモデルとなった。
    ボディタイプは3ドアクーペと4ドアハードトップセダンの2種類である。
    なお、北米アキュラブランドにおいてリリースされたタイプRはベースモデル前期型(丸目4灯ヘッドライト)同様の外装となっている。
  • タイプR登場までのスポーツグレードであったSi VTECをベースに、B18C型エンジンは手作業によるポート研磨等の専用チューニングが施され最高出力は200psを発生させ、カムカバーに施された赤の結晶塗装が特別なエンジンであることを示していた。
    トランスミッションはクロスレシオ化された5速MTのみで、トラクション性能向上のためヘリカルLSDが標準装備された。
    サスペンションは前後ダブルウィッシュボーン式で、専用デザインの15インチアルミホイールが標準装備された。
  • 外装については大型リアスポイラーをはじめとした専用のエアロパーツに身を固め、内装は、タイプRならではの赤を基調としたものと黒色の内装が選択可能であったが、赤色の内装は3ドアのみの特権であった(つまり4ドアは黒色のみとなる)。
    また、高回転型エンジンならではの装備としてフルスケール10,000rpmのタコメーターを備えたイエロー指針のメータ群を備え、視認性が高いメーターとしていた。
    さらに、NSX-R同様にレカロ製バケットシートを標準装備(色は内装色に準ずる)、シフトノブはチタン製、SRSエアバック非装着車両にはモモ製ステアリングも装備されていた。
    逆に、標準状態では軽量化のため快適装備の多くが省かれており、非常にスパルタンな仕様であった。
  • その走行性能はカミソリと称されるほどFF車とは思えないほど旋回性能が非常に高かったのが特徴で、腕に覚えのあるドライバーならクルマをねじ伏せる面白さ、乗りこなす悦びとなってスポーツファンを魅了した。
    逆に、ビギナーが下手に扱うと事故を多発したほど乗り手を選ぶクルマでもあった。
    後々考えてみると、一昔前のFF車らしい、「フロントが接地していればリアは付いてくるだけでいい」というレベルの強オーバーステアなセッティングとなっている。そのため鈴鹿の130Rで横を向くレベルだったらしく、前出の大型ウィングはこれに対処するための物である。
  • 1998年にマイナーチェンジを受けたインテグラ Type Rは、通称98specとして、大規模な仕様変更を受けた。
    さすがにコストがかかる手作業によるポート研磨は廃止されたが、本モデル最大の特徴であるステンレス製4in1等長エキゾーストマニホールドの採用や、タイヤの大型化、大径化(16インチ採用)やそれに伴うブレーキサイズの拡大等により走行安定性が増し、ロードカーとしての質感が向上したが、前期型の魅力であった荒々しい乗り味は薄められた。
    そのため、外見的な特徴としてハブが5穴となっている。
    それ以外にも、モノコックの高剛性化、足回り、ECUの見直し、ファイナルギアレシオのローレシオ化など多岐にわたる変更がなされている。



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