分類性能
メーカー/国籍アバルト/イタリア総排気量----cc全長4,520mm
カテゴリー1N100最高出力75PS/5,500rpm全幅1,650mm
カテゴリー2ノーマルカー/空力実験車両最大トルク10.2kgfm/4,000rpm全高1,380mm
内装あり駆動形式FR車両重量870kg
年式1952吸気形式NATM4速
入手方法セッティング他
ディーラーCr.100,000,000制限---
その他---特記---

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  • 1952年のトリノ・モーターショーで公開されたコンセプトカー。デザイナーは当時ベルトーネに在籍していたフランコ・スカリオーネ氏。
    正式名称は「アバルト 1500ビポスト」だが、連作となったため後に「B.A.Tコンセプト」と呼ばれる事になる。
  • 車名のB.A.Tとは「Berlinetta Aerodinamica Tecnica」の頭文字から取られており、すなわち「空力実験車両」の意。
    学生時代に航空機学を学んでいたスカリオーネ氏は、2度の世界大戦を経て大きく発展した航空力学を、自動車に取り入れようとしたのである。
    一見奇抜なデザインだが、行われた風洞実験では良好な結果を示し、「1950年代初めで既に空気の流れを読んでいた」と絶賛を浴びたという。
  • B.A.TコンセプトはNo1~11まで存在し、その内No1・No5・No7・No9をスカリオーネ氏が手掛けた。収録車両は最初期のB.A.T1である。
    シャシーはフィアットのものを使用しており、エンジンはアバルトがチューンした1.5リッターの4気筒エンジンが搭載された。
    その後、B.A.Tコンセプトはアルファロメオ・1900Cのシャシーを用いて、数々の進化を続けていく事になる。
  • ショー後、B.A.T1はアメリカのパッカードに買い取られ、数回オーナーを変えた後、30年に渡って死蔵された。
    それをイギリスのクリス・ドレイク氏が完璧なまでにレストアし、2010年のペブルビーチ・コンクール・デレガンスに出品。
    見事グランツーリスモ・トロフィーを受賞し、本作に収録されたのである。



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