分類性能
メーカー/国籍シェルビー/アメリカ総排気量4,272cc全長4,613mm
カテゴリー1N300最高出力309PS/6,000rpm全幅1,732mm
カテゴリー2ノーマルカー/ホモロゲーションモデル最大トルク45.4kgfm/4,000rpm全高1,326mm
内装あり駆動形式FR車両重量1,270kg
年式1965吸気形式NATM4速
入手方法セッティング他
ディーラーCr.40,000,000制限---
その他---特記---
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gt350.jpg

  • レース参戦を目的とするユーザー向けに少数生産された、シェルビー マスタングのホモロゲーションモデル。
    ベース車両の初代マスタングをレース適用のため、ボンネットはFRP、レース用LSD、サスペンションもレース用に強化されたものを装着。

    エンジンは289キュービックインチ(=約4.7L)のフォードウィンザーエンジンのハイパフォーマンスバージョンを装備した。

    このユニットはマスタングのオプション用エンジンをベースに、シェルビーアメリカンが更なるチューンを施したもの。

    通常エンジンよりも高回転で、最高出力は309馬力/6000rpmまでチューニングされた。
  • シェルビー・アメリカンの手によって1965年から1969年まで製造された、フォード マスタングのチューニングカー。
    マスタングのホモロゲーションモデルであると共に、フォードの最上位・フラッグシップモデルという位置付けでもある。
  • 細かいところでは、遮音材・制振材・ヒーター・パワーステアリング等の快適装備は全て排除されてある。
    軽量化のためアルミケースのトランスミッションや、重量配分等を考慮してバッテリーがトランクに、スペアタイアが車内に移動した。

    また、当時のレギュレーションが2座席車であった事等から、リアシートも取り除かれている。
  • エンジンは289キュービックインチの、フォードウィンザーエンジンのハイパフォーマンスバージョンを搭載した。
    このユニットはマスタングのオプション用エンジンをベースに、シェルビー・アメリカンが更なるチューンを施したもの。

    通常エンジンよりも高回転で、その最高出力は300馬力を超えるまでにチューニングされている。
  • 外見的なマスタング・ファストバックとの差は、フロントグリルおよびサイドのバッジとボンネット中央のフードシェイカー。
    リアの中央にある給油口もコブラのエンブレムがある。色は白地のみで、オプションで青ストライプを入れる事が可能。
  • 本車は非常にスパルタンな設計で知られており、遮音材・制振材・ヒーター・パワステ等の快適装備は全て排除されている。
    ディファレンシャルギアやサスペンションはレース用に変更されており、当時のレギュレーションの関係でリアシートも撤去。

    重量配分等を考慮してバッテリーやスペアタイアの位置も変更し、更にはボンネットもFRPに素材転換する徹底ぶりであった。
  • ここまで徹底したモディファイがなされていただけあって、マスタング GT350はレースシーンでは華々しい結果を残した。
    しかし必要以上にレース志向に傾いていた市販モデルは評判が悪く、66年式では一般ニーズにも答えられるよう快適性の向上が図られた。

    足回りやドライブトレインのレース用パーツをオプションに変更し、撤去されたリアシートも折りたたみ式のものが再設置された。

    撤去されたエアコンとラジオもオプションで用意され、トランスミッションもATが追加設定されている。

    エクステリアの違いはボディカラーの選択が可能になった事と、サイドクォーターのウインドウ化のみ。
    • -
      +  余談
      • しかし末期になるにつれて、シェルビー GT350/GT500の評価は徐々に低迷していく事になる。
        フォード・モーターの主力が新モデルのMach 1とBOSSに移っていた他、レースシーンもTras-Amへと舵を切りつつあった。

        不安定な社会情勢やエネルギー問題の浮上、マッスルカー市場の縮小等も加わり、本モデルは69年を最後に幕を閉じた。

        シェルビー マスタングは、モダンマッスルカー路線が始まる2005年前後まで、長い眠りにつく事となる。



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