僧侶女
傷ついた仲間を癒す女僧侶。
教典に従って常に目を閉じている。
僧侶男とは違い、癒しを罪だとは考えていない。
前作では僧侶男に取って代わられたが、本作では再び共存している。
僧侶としてはこちらの方がむしろ主流であり、前作以外だと皆勤賞である。
特徴
僧侶、つまりヒーラーである。本作ではヒロインといっていいピリリカが回復魔法を覚え、なおかつサポートタイプといっていい性質なので、ピリリカをそのまま回復役として運用するなら僧侶は要らないのでは、と考えがち。
とはいえ、本作ではヒールでも経験値が貰えるため、育てやすい。ピリリカは攻撃技も覚えるため、ヒーラー専門として僧侶を育てておくのは悪くない。
僧侶男と比べると意外なことにHPやATKが高い。代わりにDEFは低いので物理面で言えばどちらが強いとも言い難いところか。
当然どちらもヒール系は覚えてくれるし、覚える補助魔法も僧侶男と一緒である。
覚える固有技は3種類は僧侶男と共通であるが、共通の中で最大HPを増やす「オーバーライフ」や致死ダメージを受けた際に一度だけHP1で耐える「セイクリッドフォース」は他の技で代替が効かない優秀な技。
僧侶女の固有「フェザーステップ」は最大SPを上昇させるとともに移動タイプを飛行にし、ジャンプ力を高めるという少し変わった効果。
移動タイプが飛行になると障害物などをすり抜けていくことができ、ジャンプ力も高まるため移動しやすくなるものの、移動力アップの効果はない点に注意が必要。
僧侶男の固有である「ヒロイズム」と比べ火力に直接寄与することはないが、特に序盤ネックになりやすいジャンプ力を補うことが出来るため、高所への移動が楽になる。
とはいえ、大抵の性能はどちらも大きな差がないため、好みで選んでも構わない。
いずれにしても、僧侶男女とも、攻撃系の特殊技や魔法は一切覚えないため、最終的に攻撃役として利用しようとすると魔法か武器技に頼ることになる。
適性・耐性
パラメータ・装備適性
魔ビリティー
種類 | 名称 | カテゴリ | 効果 | コスト | 習得条件 |
---|
固有 | 練達の癒し手 | 回復 | 回復属性の特殊技使用時、回復量+100% | 1 | - |
汎用 | レジストマスタリ | 能力アップ | RES装備適正+20% | 2 | ランク2 |
レジストアロー | その他 | 弓武器装備時、通常攻撃の依存ステータスがRESとHITになる | 3 | ランク3 |
慈愛の心 | 能力アップ | 回復効果の特殊技で対象のHPを最大まで回復した時、自身のRES+10%(3ターン) | 3 | ランク4 |
活力の矢 | その他 | 弓武器装備時、通常攻撃の与ダメージを反転する | 3 | ランク5 |
アドバンスヒール | 回復 | 回復属性の特殊技使用時、追加で対象のHP25%回復 | 5 | ランク6 |
固有魔ビリティー「練達の癒し手」は回復魔法の回復量を+100%、つまり2倍にしてくれるというもの。
事実上2回分の回復を1回でできてしまうということなので、回復要員の削減や下位のヒールを利用することによるSP節約が可能である。
この魔ビリティーの効果により、序盤は単純な回復量でいえば僧侶男やピリリカよりも強力なヒーラーとして運用できる。
もっとも、僧侶男の「メディカルヒール」は状態異常回復もできるため、状態異常も受けたがHPも減っているような場面では僧侶男の方が役立つことも。
汎用魔ビリティーの「レジストマスタリ」はRESの装備適性を高める効果。
装備適性を高めることで恩恵を感じられるほど装備品が強力であればまだしも基本的には不要といっていい。
「レジストアロー」は弓の依存ステータスをATKとHITからRESとHITに変更するもの。
ただ、変更されるのは通常攻撃のみであり、武器技には効かないため、なんとも微妙なところ。
僧侶女で弓を使っているのであれば通常攻撃は確かに強化されるが、コスト3なので余程戦闘向けにしたくなければ優先度は低い。特に装備する魔ビリティーがないというのであれば候補に挙げても良い程度だろう。
「慈愛の心」は回復魔法で対象のHPを最大まで回復すると自身のRESを高めるというもの。
RESを高めれば回復魔法の効果も高まるため悪くはないが、効果量は10%と少し物足りないところ。コスト3なので優先度はあまり高くないか。
「活力の矢」は弓の通常攻撃のダメージを反転させるものであり、つまり弓の通常攻撃を回復効果に変える。
僧侶男の「癒しの杖」の弓バージョンだが、弓は武器技があり、そちらの効果は反転しないため、攻撃手段がなくなるわけではないという意味で言えば「癒しの杖」よりはまだマシといえなくもない。
しかしながら、結局のところは「癒しの杖」と同様、活用できる場面がほとんどないという結論に落ち着く。
そもそもダメージ反転であればヒール系を使えばよく、僧侶女が利用するのであればヒール系であれば「練達の癒し手」の効果が乗るのでSPがないという場面でなければ使う必要もない。
「アドバンスヒール」は回復魔法の利用時に相手の最大HPの25%分追加で回復する。
HPの絶対量に対して回復量が十分である内は不要と思われるが、エキスを利用してHPの絶対量が大きくなると恩恵が大きくなる。
また、回復量の追加がHPに依存しているため、極端な話RES1のヒールであっても対象の最大HPの1/4は確実に回復出来るため、弱いヒーラーであってもつけておきさえすれば使える場面は多い。
特にHPの絶対量が多くなるやり込み時には回復役にセットしておきたいところ。
弩ビリティー
名称 | 効果 |
---|
RES依存防御 | 防御依存ステータスがRESになる |
防御面が完全に変わってしまうため、戦士系や重騎士系がかなり打たれ弱くなる。
攻撃依存は変更されないため、攻撃側としては気にしなくて良いが、魔法系は打たれ強くなる傾向にあるため利用するのであれば先に魔法系は仕留めておくといいだろう。
対策
いわゆるヒーラーなのでそれ程厄介な相手ではないが、回復量が多くなりがちなので、他の敵のトドメを刺せなかった時に一気に回復されてしまいやすい。