天下統一を目前に、信長は本能寺の炎の中に倒れた。 織田に臣従し、皆で生き延びる--。 その決断は一夜にして白紙に戻り、昌幸は再び選択を強いられることとなった。 大きく成長した息子たちを前にして、昌幸は己の出した答えを語る。 不敵に笑う父の言葉は、信之と幸村にとってまるで理解の及ばぬものであった。
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