駿河侵攻を契機に武田と北条の同盟関係も終わった。 武田信玄は北条の本拠地である小田原城を囲む。 しかし、難攻不落を誇る小田原城を落とすには至らず、武田軍は甲斐への帰途についた。 武田信玄「さて、氏康はどう出るかね?」 武田軍は甲斐と相模の国境近くの三増峠に差し掛かる。 その先には北条軍の最前線を守る津久井城があった。 津久井城の動向次第では、狭い三増峠で北条軍の追撃部隊に挟まれる危険もある。 真田昌幸「津久井の様子を偵察してまいりましょう。場合によっては、敵の動きを封じられるかと。」 武田勝頼「そうだな、せめて味方を無事に退却させねば・・・。よし、私も共に行こう。」 真田昌幸「勝頼様自ら・・・いや、よろしいでしょう。ですが、無茶はなされますな。」