半蔵(はんぞう) Edit

CV:山本兼平

国立半蔵学院の改名の由来にもなった「伝説の善忍」。その実力は年老いた今でも失われていないが、実態はただのスケベジジイ。

また半蔵は寿司職人としての顔も持っており、寿司屋を営んでいる。ちなみに彼の寿司屋は「Berst」(蛇女編)、任務4ー8のノベルパートに登場。

店がすいているので一見流行ってないように見えるが、いわく「ウチが混みだすのは夜9時以降じゃ」とのこと。また、飛鳥は夕食を半蔵の寿司屋で調達しているらしい。

・余談

半蔵を演じる山本兼平氏は、斑鳩の義兄である村雨の声も担当している。ただしアニメ版での村雨の担当声優は安元洋貴氏である。

霧夜(きりや) Edit

CV:藤原啓治

国立半蔵学院の教師。現在も忍として高い能力を持つが、後進の育成の為に一線を退いている。若く見えるが実年齢は40歳。

なお「真影」と「Berst」(半蔵編)の忍務2ー1のノベルパートには霧夜の過去が描かれている。飛鳥達との会話パートも結構あるが、あくまで彼の過去(回想パート)に絞って内容をまとめると次のようになる。

凛は霧夜の最初の教え子だった。
ある時彼女に「忍になった理由」を問われた霧夜は両親が忍だったからと答え、凛も自身が忍になろうとするのは「スーパーニンジャ」になり世界を平和にするためと明かす。
 
霧夜が最上忍でありながらも教師になったのは「忍の任務で死ぬことはあっても、教師の仕事で死ぬことはない」という理由からであった。
 
そして凛の最終試験。
霧夜は彼女に気づかれないようこっそりと手助けしていた。
無論、純粋に「凛の夢を叶えてやりたい」という思いからである。
その結果もあってか結果は合格。凛の翌日からの配属先も決まった。
 
しかしその数ヵ月後。
霧夜は校長から、凛が自ら難しい忍務に志願して死亡したことを聞かされる。
 
「…オレのせいだ……オレが……凛を殺したんだ……!」
 
激しい後悔と自責の念の中、彼はただ慟哭するばかりであった……。
 
(回想終わり)
 
Berst以降の作品にて凛の生存と彼女が志願した忍務が「妖魔殲滅作戦」だったことが明かされた。
だが凛は「忍として生き恥を晒せない」という事情から「鈴音」と名を改め、霧夜とも一切会っていない。このため、彼は現在に至るまで「凛は死んだ」と思い込んでしまっている。

道元(どうげん) Edit

CV:寺井智之
秘立蛇女子学園の出資者で、蛇女のみならず多岐にわたる業種に多額の出資を行う謎の男。
 
元々は忍であり、傀儡の術に長けている。
貪欲に力を追い求めるがために妖魔について研究し、怨楼血の復活を目論む。その目的は転生の珠、つまりかぐらの力を使って人間を越えた存在となり「最強の力を手に入れること」そして「妖魔の力で世界を掌握する事」。
 
様々な方面へ「一個人で」大企業並の出資を行う経済力を持ちながらもその資金の出所は謎だったが、妖魔を量産して各国に売り捌く「闇商人」とでもいうべきビジネスによって荒稼ぎしていた模様。
 
burstでは声のみ登場。
方向性の違いから対立していた選抜メンバーの様子見に訪れ、「それぞれで戦い、勝った方に従えば良い」と進言。その後蛇女子学園と半蔵学院の決戦の最中にも現れ、焔に自身の目論見を明かす。
仲間を利用された事を知り激昂した彼女に斬り捨てられるが、変わり身の術で逃れていた。
 
真紅では黒幕として本格的に登場し、今度こそ野望を達成せんと暗躍。
 
かぐらの覚醒を促進すべく「妖魔衆」を差し向けつつ自らも妖魔の力を得、さらに計画の障害となる忍学生達を倒そうと次々と妖魔を召喚。しかし二度の直接対決では敗北し、巨大妖魔さえも打ち破られる。
だが道元は巨大妖魔をも容易く倒した焔達の力量に狂喜し、その力を我が物にしようと自ら怨楼血と一体化。飛鳥と焔の仲間達に加えて奈楽をも取り込む。
 
激闘の末敗れた怨楼血は異空間に撤退するが覚醒した神楽に引きずり出され、彼女の術「イザナギ」によりついに倒された(この時同時に道元も消滅)。
力に魅入られ、野望に呑まれた男の末路。それはあまりにも無様なものであった。

なお道元は村雨同様アニメ版とゲーム版で声優が異なり、ゲーム版では寺井智之氏、アニメ版では小杉十郎太氏が声を担当している。
 
※道元は全形態の台詞が資料室の「音声再生」に収録されているため、ここでは記載しない。|

道元(妖魔) Edit

妖魔を喰らってその力を体内に取り込み、みずからも異形と化した道元。

妖魔の力によって肉体が肥大しており、髪もたてがみのようになった。

大振りの連続パンチが強力だが、実はまだその力を(完全には)使いこなせていないらしい。このため攻撃には隙がある。

彼が妖魔を喰らうシーンはなかなかグロテスクである。

秘伝忍法 Edit

  • アルス・マグナ?

両拳を地面に叩きつけ、前方に衝撃波を放つ技(と思われる)。

専用演出なし。

道元(傀儡) Edit

道元が妖魔化した肉体に傀儡の術をかけ、自身の肉体の限界を解放した姿。

体形は道元(妖魔)とあまり変わらないが、体色が青く変化したほか、肩や肘、膝に管状の突起があるのが特徴。また、たてがみのような後ろ髪はさらに伸びた。

傀儡の術の副作用で全身が異常硬化している一方で、動きが非常に素早い。なおこの形態と道元(妖魔)の声は少し加工されている。

秘伝忍法 Edit

  • デウス・エクス・マキナ?

胸部から強力なビームを放ち、
前方の広範囲を薙ぎ払うように攻撃する。

専用演出があり、発動時に「デウス・エクス・マキナ!」と叫んでいる。
デフォ音量ではやや聞き取りにくいので、BGMや効果音の音量を
低くして挑めばお分かりいただけるだろう。

妖魔(ようま) Edit

忍同士の戦いから生まれた膿のような存在。

忍結界内で忍が流した「血」を糧に現世に誕生する。

様々な種類がいるが、そのいずれも古来より人々に仇なす存在として恐れられてきた。

妖魔衆(ようましゅう) Edit

第壱座 / 第弐座 / 第参座 / 第四座 / 第五座 / 第六座 / 第七座 / 第八座 / 第九座 / 第十座

道元によって召喚された10体の人造妖魔。飛鳥達忍の血が与えられており、それぞれの特徴を引き継いでいる。

そのため戦闘スタイルや扱う武器は彼女達に似ている。

ちなみに名前の数字が小さい者ほど上位で、道元いわく壱座から四座は特に秀でているという。

なお言語能力は無いが、圧倒的な戦闘能力で目的を無慈悲に遂行し続ける。

その妖気は数十メートル先でも震え上がる程に感じられる。

・余談 

妖魔の生命エネルギーが結晶化したものは「赤珠」と呼ばれ、かぐらはこれを食べて成長・覚醒するのだが、道元によると「妖魔衆の赤珠は忍の血が加わった分効果が大きい」とのこと。

彼は妖魔衆(の赤珠)を文字どおりの「エサ」としてかぐらに取り込ませて成長・覚醒を早め、彼女が使命を果たし「転生の珠」に戻ったところでそれを奪う算段だったらしい。

秘伝忍法 Edit

十体とも技の名称は不明。以降は一体毎の技の大まかな見た目。

第壱座 / 両刀に気を溜め目の前に三発叩きつけ斬り。
第弐座 / 両刀で回転なぎ払い斬り。
第参座 / 鴉を召喚して周囲に回転させて攻撃。
第四座 / 斬りながら乱舞しつつ最後に縦方向に連続回転斬り。
第五座 / 回転しながら蹴りつつ突進。距離は短め。
第六座 / 飛び上がりこちらの頭上に落下突きしてくる。
第七座 / 黒いイカを召喚して真っ直ぐに飛ばしてくる。速度は速め。
第八座 / 逆立ちをして回転蹴りしながら足元の銃で射撃しつつ突進。距離は短め。
第九座 / 黒い兎に乗り真っ直ぐに突進。速度は速め。
第十座 / 傀儡の上に乗り回転させながら突進。

巨大妖魔(きょだいようま) Edit

強大な力を持つ大型妖魔の総称。通常の妖魔同様、血を糧として現世に出現する。

ただしその巨体ゆえに召喚や存在維持に必要となる血が多く、現世においては忍結界内の血が限界まで溜まった「忍血塊」と呼ばれる空間によって存在を保っているとされる。
 
一応の言語能力はあるようで、よく耳を澄ますと(非常に不気味な声ではあるが)様々な台詞を聞ける。
なお、妖魔の鳴き声の音量は「効果音」、台詞の音量は「音声」で調節可能。
台詞は戦闘中にしか聞けないので、編集者が確認した台詞を各自の項目に記す。

怨楼血(おろち) Edit

道元によって呼び出された妖魔で、様々な無念を残した忍の怨念の集合体。
しかし不完全な状態で召喚された為、足りない部分を城の残骸などで補っており本来の姿とはかけ離れている。
かろうじて喋ることが出来る程度の知能はあるようで、一人称は「我」。
体の大部分が瓦礫の寄せ集めだからか自立することも出来ず、蛇のように這って襲ってくる。
なお怨楼血は醜悪な竜のような姿をしているが、完全体である「真ナル怨楼血」は異形の巨人のような姿を持つ。
 
また、自身は「全ての物質を破壊し、全ての命を否定する、ただそれだけの存在」であるという。口の中には怨念に満ちた不気味な人面がいくつもある。
 
台詞一覧(※戦闘開始時の会話の台詞は含まない)
「我ハ…怨楼血」
「我ハ…全てヲ…破壊すル」
「我ハ…全てノ命ヲ…否定スる」
「中かラ…喰らッテ…やロう」
「我二…糧を」
「苦痛ヲ…楽しメ」
「怨みヲ受け入レロ」
「永劫ノ…苦しミヲ」
「我二…平伏セ」
「血ヲ…吸ッテ」
「死ヲ…撒キ散らセ」
「こノ怨み…晴ラさデオくベキか……」(撃破時)

十羅(じゅうら) Edit

巨大な影の胸の部分から転げ落ちてくる鞠のような妖魔。球体が本体で、球体が倒されると影も同時に絶命する。
また、鞠のような外殻を破壊すると巨大な顔だけの「核」が露になる他、外殻の模様は十羅に倒された忍や侍、傀儡等で構成されている。
 
性格はどちらも無邪気かつ残酷で、影と球体はそれぞれ独自の思考を持つ。
十羅の正体は大人に憧れながらも死した幼い少女達の無念の集合体であり、無邪気なのはともかく、残酷な性格は(妖魔だからということもあるのだろうが)「大人になりたい」というあどけない願いすらも叶うことなく死んでしまった少女達の運命の残酷さを表しているのだろうか。

なお十羅の挙動や模様をもとに蹴鞠が誕生したと伝えられる事から、千年以上前から存在していたと思われる。
 
また、凛いわく「かつて妖魔殲滅作戦で戦った妖魔と同クラス」とのこと。
戦ったのは別の種類だが、彼女はこの任務の際に返り討ちにあって瀕死に追い込まれたため、間接的ながら因縁の相手ということになる。
 
台詞一覧
◆赤
「わらワの獲物じャ」
「ネェ、遊ぼ」
「待ッて待っテ~!」
「鞠ノ模様が大好キ!」※
「末代まで…祟ッテやる…!」(撃破時)
◆青
「遊んデ遊ンで~!」
「追っカけッこしよ?」
「ワれの番ジゃ」
「ワれの絵をちょウだイ」※
◆共通
「ネェ、遊ぼ」
「見イつケた」
「カ~ご~メか~ゴ~め~♪」
※この台詞は非常に聞き取りにくいため誤記の可能性あり

鬽髪(みかみ) Edit

上半身は人、下半身はムカデの姉妹妖魔。
姉は風を、妹は雷を操る能力を持ち、彼女達が戯れに巻き起こす突風や轟雷は忍結界の外にまで影響を及ぼすほど強力。
美しくないものを嫌い、美しいものを妬み、美に対する執着と歪みは人の姿を妖魔に変えた。
 
元々は数百年前に存在した美しき忍の姉妹だったと伝えられているが、最早それを確かめる術はない。
おぞましい妖魔と化した今なお、姉妹は互いの美しさを競っているという。
 
台詞一覧 
◆緑(姉、ステージ左側の個体)
「永遠ノ若さガ欲シいノよ!」
「若さハ女ノ命!」
「なんテ醜い……」
「ほラ、美しいデしょ?」
「キレイになリタい……」
「お前ヲ汚しテやル!」
「ひまづくデしょ?」※
◆黄(妹、ステージ右側の個体)
「永遠ノ美しさガ欲シイノヨ!」
「美しさハ女ノ命!」
「なんてみすぼらしい……」
「なめらかデしょ?」
「お前を貶シてヤル!」
「美しくナりたイ……」
「ほら、キレイデしょ?」
◆共通
「ワタシ、美しいワヨネ?」|
※聞き取りにくいので誤記の可能性あり

茣蓙(ござ) Edit

水場に出現する巨大なタコ型の妖魔で、その姿は暗闇の海では艶めかしい巨大な女性の裸体に見えるという。
普段は狭間の洞窟に潜んでいるが獲物を見つけると現世に出現し、胴体に描かれた顔で惑わせている隙に船に取り付いて喰らい尽くす。
茣蓙に取り付かれた船はその一部となり、新しい獲物がかかるまで永遠に彷徨い続ける事となる。
 
なお「茣蓙」は本来の名ではないが、本来の名は人間では発音できないとされる。
 
台詞一覧
「アナタ…お食事?」
「あなた…オヤツ?」
「オ前…美味シそウ……」
「お前…丸カジり」
「いタだきマス」
「食べチャうぞ」
「オ腹…空いタよ……」
「ギヒヒヒヒ……!」(ピヨリ時)

真ナル怨楼血(しんなるおろち) Edit

複数の手足を持つ異形の巨人で、怨楼血が覚醒した真の姿。背後の2つの円環は仏像のようなレリーフが刻まれ、顔も能面のような感じになっている(左右に半分の顔が2つずつあり、真ん中にもう一つ顔がある)。
胸元には道元がいるが、完全体として甦った怨楼血を召喚した後一体化したのか、道元が一体化した事で完全体に覚醒したのかは不明。
 
攻撃方法が多彩で、鬼火飛ばし、突進、薙ぎ払い、ビーム攻撃と遠近共に隙がない。
手足を失うと弱体化するが部位破壊は不可(撃破後のアニメーションでは上半身のみになり腕も一部が欠損している)。また、手足を失っても異空間に逃げ込むことで復活するという。
そのため忍の力だけでは滅ぼすことができず、完全に滅するには神楽の力が必要となる。
この時真ナル怨楼血は異空間に逃れていたが、神楽が引きずりだしたのか、神楽を取り込もうと自ら出てきたのかは不明。
 
神楽の術「イザナギ」で道元共々滅ぼされた。
 
台詞一覧
「全てノ命ハ我の贄とナる」
「死ヲ受け入レロ」
「黄泉へオ行きなサい」
「甘美な死ヲ享受ナさイ」
「恐怖ハ増幅スる」
「我は全てヲ破壊スる者なリ」
「我ハ全テの命ヲ否定すル者ナり」
「滅ビはスぐソこに」
「魂二苦痛を」
「天ハ濁り 地は裂け 人ハ…息絶エる」
「常世デ…オ前を待ッてイルぞ……」

朱い(あかい)キャラクター Edit

朱い焔 / 朱い詠 / 朱い日影 / 朱い未来 / 朱い春花

焔達5人の姿を模した人型妖魔で、彼女達の負の部分が分離したような存在。妖魔ではあるがいわば焔達の「影」なので、戦闘における動きや技は各々によく似ている。

また、各々の過去の記憶にシンクロしてトラウマ等を掘り起こし、動揺を誘う精神攻撃も仕掛けてくる。なお戦闘時の台詞は固有のもので、声は少し加工されている。

「Berst」では怨楼血に操られて強い憎しみの心を宿した詠、日影、未来、春花の4人が登場するが、あちらはあくまで本人達なので、「本人の姿を模した妖魔」である「朱い焔」達とは異なる。

ただし戦闘時の台詞が固有のものである点は共通。

ちっちゃいキャラクター Edit

ちっちゃい飛鳥 / ちっちゃい斑鳩 / ちっちゃい葛城 / ちっちゃい柳生 / ちっちゃい雲雀 /
ちっちゃい焔 / ちっちゃい詠 / ちっちゃい日影 / ちっちゃい未来 / ちっちゃい春花 /
ちっちゃい大道寺先輩

いわゆるちびキャラ。ダウンロードコンテンツ「閃乱カグラ2Waistdeep」に登場するが、これをクリアすれば本編でも使えるようになる。

ちなみに「ちっちゃいキャラクター」の正体は、ある理由から未来が赤珠を悪用したことでちびキャラ化した飛鳥達。未来もちゃんとちびキャラ化している。


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