妖魔(ようま) Edit

仔蜘蛛 / 女郎蜘蛛 / 髑髏 / 赤鬼 / 青鬼 / 蛇女 / 雪女 / 化蟹 / 木霊 / 花魄 / 塗壁

忍同士の戦いから生まれた膿のような存在。

忍結界内で忍が流した「血」を糧に現世に誕生する。

様々な種類がいるが、そのいずれも古来より人々に仇なす存在として恐れられてきた。

妖魔衆(ようましゅう) Edit

第壱座 / 第弐座 / 第参座 / 第四座 / 第五座 / 第六座 / 第七座 / 第八座 / 第九座 / 第十座

道元によって召喚された10体の人造妖魔。飛鳥達忍の血が与えられており、それぞれの特徴を引き継いでいる。

そのため戦闘スタイルや扱う武器は彼女達に似ている。

ちなみに名前の数字が小さい者ほど上位で、道元いわく壱座から四座は特に秀でているという。

なお言語能力は無いが、圧倒的な戦闘能力で目的を無慈悲に遂行し続ける。

その妖気は数十メートル先でも震え上がる程に感じられる。

・余談 

妖魔の生命エネルギーが結晶化したものは「赤珠」と呼ばれ、かぐらはこれを食べて成長・覚醒するのだが、道元によると「妖魔衆の赤珠は忍の血が加わった分効果が大きい」とのこと。

彼は妖魔衆(の赤珠)を文字どおりの「エサ」としてかぐらに取り込ませて成長・覚醒を早め、彼女が使命を果たし「転生の珠」に戻ったところでそれを奪う算段だったらしい。

秘伝忍法 Edit

十体とも技の名称は不明。以降は一体毎の技の大まかな見た目。

第壱座 / 両刀に気を溜め目の前に三発叩きつけ斬り。
第弐座 / 両刀で回転なぎ払い斬り。
第参座 / 鴉を召喚して周囲に回転させて攻撃。
第四座 / 斬りながら乱舞しつつ最後に縦方向に連続回転斬り。
第五座 / 回転しながら蹴りつつ突進。距離は短め。
第六座 / 飛び上がりこちらの頭上に落下突きしてくる。
第七座 / 黒いイカを召喚して真っ直ぐに飛ばしてくる。速度は速め。
第八座 / 逆立ちをして回転蹴りしながら足元の銃で射撃しつつ突進。距離は短め。
第九座 / 黒い兎に乗り真っ直ぐに突進。速度は速め。
第十座 / 傀儡の上に乗り回転させながら突進。

巨大妖魔(きょだいようま) Edit

強大な力を持つ大型妖魔の総称。通常の妖魔同様、血を糧として現世に出現する。

ただしその巨体ゆえに召喚や存在維持に必要となる血が多く、現世においては忍結界内の血が限界まで溜まった「忍血塊」と呼ばれる空間によって存在を保っているとされる。
 
一応の言語能力はあるようで、よく耳を澄ますと(非常に不気味な声ではあるが)様々な台詞を聞ける。
なお、妖魔の鳴き声の音量は「効果音」、台詞の音量は「音声」で調節可能。
台詞は戦闘中にしか聞けないので、編集者が確認した台詞を各自の項目に記す。

怨楼血(おろち) Edit

道元によって呼び出された妖魔で、様々な無念を残した忍の怨念の集合体。
 
醜悪な竜のような姿をしているが、本来は異形の巨人のような妖魔。
召喚された際は不完全な状態だったため足りない部分を城の残骸などで補っていた。
口の中には怨念に満ちた不気味な人面がいくつもある。

かろうじて喋ることが出来る程度の知能はあるようで、一人称は「我」。
体の大部分が瓦礫の寄せ集めだからか自立することも出来ず、蛇のように這って襲ってくる。
 
また、自身は「全ての物質を破壊し、全ての命を否定する、ただそれだけの存在」であるという。
 
台詞一覧(※戦闘開始時の会話の台詞は含まない)
「我ハ…怨楼血」
「我ハ…全てヲ…破壊すル」
「我ハ…全てノ命ヲ…否定スる」
「中かラ…喰らッテ…やロう」
「我二…糧を」
「苦痛ヲ…楽しメ」
「怨みヲ受け入レロ」
「永劫ノ…苦しミヲ」
「我二…平伏セ」
「血を…吸ッて」
「死ヲ…撒キ散らセ」
「こノ怨み…晴ラさデオくベキか……」(撃破時)

十羅(じゅうら) Edit

巨大な影の胸の部分から転げ落ちてくる鞠のような妖魔。球体が本体で、球体が倒されると影も同時に絶命する。
鞠のような外殻を破壊すると巨大な顔だけの「核」が露になる他、外殻の模様は十羅に倒された忍や侍、傀儡等で構成されている。
 
性格はどちらも無邪気かつ残酷で、影と球体はそれぞれ独自の思考を持つ。
 
十羅の正体は大人に憧れながらも死した幼い少女達の無念の集合体であり、残酷な性格は「幼いゆえに持つ残酷さ」、妖魔としての怨念、そして「大人になりたい」というあどけない願いすらも叶うことなく死んでしまった少女達の運命そのものも暗示しているのだろう。

なお十羅の挙動や模様をもとに蹴鞠が誕生したと伝えられる事から、千年以上前から存在していたと思われる。
 
また、凛いわく「かつて妖魔殲滅作戦で戦った妖魔と同クラス」とのこと。
戦ったのは別の種類だが、彼女はこの任務の際に返り討ちにあって瀕死に追い込まれたため、間接的ながら因縁の相手ということになる。
 
台詞一覧
◆赤
「わらワの獲物じャ」
「待ッて待っテ~!」
「鞠ノ模様が大好キ!」※
「末代まで…祟ッテやる…!」(撃破時)
◆青
「遊んデ遊ンで~!」
「追っカけッコしよ?」
「ワれの番ジゃ」
「鞠の絵をちょウだイ」※
◆共通
「ネェ、遊ぼ」
「見イつケた」
「カ~ご~メか~ゴ~め~♪」
※この台詞は非常に聞き取りにくいため誤記の可能性あり

鬽髪(みかみ) Edit

上半身は人、下半身はムカデの姉妹妖魔。
姉は風を、妹は雷を操る能力を持ち、彼女達が戯れに巻き起こす突風や轟雷は忍結界の外にまで影響を及ぼすほど強力。
美しくないものを嫌い、美しいものを妬み、美に対する執着と歪みは人の姿を妖魔に変えた。
 
元々は数百年前に存在した美しき忍の姉妹だったと伝えられているが、最早それを確かめる術はない。
おぞましい妖魔と化した今なお、姉妹は互いの美しさを競っているという。
 
台詞一覧 
◆緑(姉、ステージ左側の個体)
「永遠ノ若さガ欲シいノよ!」
「若さハ女ノ命!」
「なんテ醜い……」
「ほラ、美しいデしょ?」
「キレイになリタい……」
「お前ヲ汚しテやル!」
「ひまづくデしょ?」※
◆黄(妹、ステージ右側の個体)
「永遠ノ美しさガ欲シイノヨ!」
「美しさハ女ノ命!」
「なんてみすぼらしい……」
「なめらかデしょ?」
「お前を貶シてヤル!」※
「美しくナりたイ……」
「ホら、キレイでシょ?」
◆共通
「ワタシ、美しいワヨネ?」
※聞き取りにくいので誤記の可能性あり

茣蓙(ござ) Edit

水場に出現する巨大なタコ型の妖魔で、その姿は暗闇の海では艶めかしい巨大な女性の裸体に見えるという。
普段は狭間の洞窟に潜んでいるが獲物を見つけると現世に出現し、胴体に描かれた顔で惑わせている隙に船に取り付いて喰らい尽くす。
茣蓙に取り付かれた船はその一部となり、新しい獲物がかかるまで永遠に彷徨い続ける事となる。
 
なお「茣蓙」は本来の名ではないが、本来の名は人間では発音できないとされる。
 
台詞一覧
「アナタ…お食事?」
「あなた…オヤツ?」
「オ前…美味シそウ……」
「お前…丸カジり」
「いタだきマス」
「食べチャうぞ」
「オ腹…空いタよ……」
「ギヒヒヒヒ……!」(ピヨリ時)

真ナル怨楼血(しんなるおろち) Edit

複数の手足を持つ異形の巨人で、怨楼血が覚醒した真の姿。背後の2つの円環は仏像のようなレリーフが刻まれ、顔も能面のような感じになっている(左右に半分の顔が2つずつあり、真ん中にもう一つ顔がある)。
胸元には道元がいるが、完全体として甦った怨楼血を召喚した後一体化した模様(傀儡道元や真神楽と戦うステージの背景に停止状態の真ナル怨楼血らしきものがいる)。
 
攻撃方法が多彩で、鬼火飛ばし、突進、薙ぎ払い、ビーム攻撃と遠近共に隙がない。
手足を失うと弱体化するが部位破壊は不可(撃破後のアニメーションでは上半身のみになり腕も一部が欠損している)。また、手足を失っても異空間に逃げ込むことで復活するという。
そのため忍の力だけでは滅ぼすことができず、完全に滅するには神楽の力が必要となる。
この時真ナル怨楼血は異空間に逃れていたが、神楽が引きずりだしたのか、神楽を取り込もうと自ら出てきたのかは不明。
 
神楽の術「イザナギ」で道元共々滅ぼされた。
 
台詞一覧
「全てノ命ハ我の贄とナる」
「死ヲ受け入レロ」
「黄泉へオ行きなサい」
「甘美な死ヲ享受ナさイ」
「恐怖ハ増幅スる」
「我は全てヲ破壊スる者なリ」
「我ハ全テの命ヲ否定すル者ナり」
「滅ビはスぐソこに」
「魂二苦痛を」
「天ハ濁り 地は裂ケ 人ハ…息絶エる」
「常世デ…オ前を待ッてイルぞ……」



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