分類性能
メーカージャガー総排気量4,994ccPP582
国籍イギリス最高出力509PS/7,600rpm全長4,483mm
カテゴリプロトタイプレーシングカー/WSCC-GT Prototype最大トルク53.4kgfm/6,300rpm全幅1,854mm
モデル高品質駆動形式MR全高965mm
ギャラリー対応吸気形式NA車両重量998kg/46:54
内装再現PWR1.92kg/PSTM5速
入手方法カスタム/チューン制限
ディーラーCr.2,000,000,000カスタムペイント:可、ホイール交換:不可、エアロ装着:不可
プレゼントシーズナルイベントチューンターボキットのみ可

XJ13.jpg

  • 1960代中頃、ジャガーがル・マン24時間レースに参戦するために総力を挙げて開発した、世界にたった1台しか存在しない幻の名車。
  • 曲線で構成されたデザインは、E-TYPEやXJS(未収録)を手掛けた故マルコム・セイヤーによるもので、空力に優れていたとされる。
  • 曲線で構成されたデザインは、EタイプやXJSを手掛けた故マルコム・セイヤーによるもので、空力に優れていたとされる。
    エンジンは当時最新鋭で、後のジャガーV12気筒の基となった5.0リッターV12DOHC。これをジャガー初となるミッドシップにマウントした。
    最高出力は500馬力を超え、同世代の330P4Mark IVと互角以上に渡り合える性能を持っていたとされている。

    最高出力は500馬力を超え、同世代の330 P4Mark IVと互角以上に渡り合える性能を持っていたとされている。
  • しかし、XJ13がル・マンに出場する事はなかった。BMCとの合併騒動でレース活動が停止されてしまったためである。
    また、直6エンジンを搭載するE-TYPEの販売の都合上、当時のジャガー代表がV12エンジンの存在が外部漏洩を恐れたという都合もあった。

    また、直6DOHCを搭載するE-TYPEの販売の都合上、当時のジャガー代表がV12エンジンの存在を外部に漏らしたくなかったいう都合もあった。
    諦めきれなかった開発チームはその後も開発とテスト走行を続けたが、1967年夏にGT Prototypeクラスの排気量が3000ccに制限されてしまう。
    こうしてXJ13は、ル・マンへの参戦が完全に不可能となった。
  • 1971年、ジャガー首脳陣はE-TYPEシリーズ3(未収録)の販売促進用のプロモーションに、保管されていたXJ13を利用する事を思い付く。
  • 1971年、ジャガー首脳陣はE-TYPEシリーズ3の販売促進用のプロモーションに、保管されていたXJ13の利用を思い付く。
    シリーズ3に搭載されたV12SOHCエンジンは、XJ13用に開発された5.0リッターV12DOHCを、デチューン且つSOHCに改良したものであった。
    1972年に5年ぶりにサーキットを走行する事になったXJ13だが、長らく死蔵されていた車両がまともに走れるはずもなく、リアホイールの破損により225km/hでクラッシュ・大破してしまった。
    これを嘆いた関係者は、苦心の末に開発したXJ13を破棄する事ができず、修復を決意。実に2年以上もの歳月を掛けてほぼ完全な形に修復した。
  • 現在XJ13は、イギリスのジャガー本社工場内にある資料館に丁重に保管されている。
    ル・マン参戦は叶わなかったが、故エンツォ・フェラーリ元社長に世界一美しいクルマと言わしめたほどの流麗なボディデザインと、そのあまりにも悲劇的な開発経緯から、最も人気の高いレーシングカーの一つとして語り継がれている。

    本車用に開発された5.0リッターV12DOHCは、その後改良を重ねつつ20年以上も生産され続け、E-TYPEシリーズ3・XJ-6(未収録)・XJSといった数多くの車両に搭載された。ジャガーの歴史を語る上で欠かす事のできない名車と言えよう。

    ル・マン参戦は叶わなかったが、流麗なボディデザインと、そのあまりにも悲劇的な開発経緯から、最も人気の高いレーシングカーの一つとして語り継がれている。

    本車用に開発された5.0リッターV12DOHCは、その後改良を重ねつつ20年以上も生産され続け、E-TYPEシリーズ3・XJ-6・XJSといった数多くの車両に搭載された。ジャガーの歴史を語る上で欠かす事のできない名車と言えよう。

+  余談



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