|CENTER:BGCOLOR(#e0e6eb):70|340|CENTER:BGCOLOR(#e0e6eb):70|220|CENTER:BGCOLOR(#e0e6eb):70|180|c
|>|~分類|>|>|>|~性能|
|メーカー|マクラーレン|総排気量|6,064cc|PP|608|
|国籍|イギリス|最高出力|636PS/7,400rpm|全長|4,288mm|
|カテゴリ|ノーマルカー/スーパーカー|最大トルク|66.4kgfm/5,600rpm|全幅|1,820mm|
|モデル|''高品質''|駆動形式|MR|全高|1,140mm|
|ギャラリー|''対応''|吸気形式|NA|車両重量|1,140kg/47:53|
|内装|再現|PWR|1.79kg/PS|TM|6速|
|>|~入手方法|>|>|>|~カスタム/チューン制限|
|ディーラー|Cr.100,000,000|カスタム|>|>|ペイント:可、ホイール交換:可、エアロ装着:可|
|プレゼント|[[スーパークラス・ハーフスター>プレゼントカー#u68afade]]|チューン|>|>|ダート走行不可&br;ボンネットのみ不可&br;デフォルトでダウンフォースが存在(200:450、調整不可)|
-備考:[[空力ブレーキシステム>車両の特徴#ue7fefa4]]搭載
//-備考:

#region(←カラーバリエーションを表示)
|>|>|>|>|~カラーバリエーション|
|Marlboro White|Base Silver|Magnesium Silver|Mercedes Brilliant Silver|Platinum Silver|
|Historic Orange|XP Dark Green Metallic|☆Jet Black Metallic|Carbon Black|---|
#endregion
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-↓空力ブレーキシステム:高速走行からのブレーキング時に作動する

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-[[ヴェイロン>ヴェイロン 16.4 '09]]が登場するまでの長い期間、全ての車の頂点に立ち続けた伝説とも言えるマシン。本作でも市販車最強クラスの性能を持っている。
尚、ヴェイロン登場まで"世界で最も出力の高い車"としてギネスブックに登録されていた。

-販売当初は約1億円だったが今では約3億円以上の価格がついている。

-変則的な3人乗りだが、ドライバーが真ん中に位置することで重量バランスの最適化を図る為であり、エンジンベイを放熱効率の良さを求めて一面を金で覆う、ワイパーフィンにカーボンを採用するなど一切の妥協も図られ無かったことが伺える。

-車体下部にサクションファンを搭載しているファンカーであるが、サイズの小ささ故に強力なダウンフォースはなく、効果は整流程度である。また、ダウンフォースを生み出すと同時にエンジンを冷却する効果も持つ。

-速さと同時に快適性も確実に両立し、今までのスーパーカー・スポーツカーの概念を大きく塗り替え、後のマシンに多大なる影響を与えた。&br;しかし、ABSやTCSなど一般的な電子制御機器はほとんど搭載されていないため、技術の低いドライバーでは乗りこなせない、というレーシングカー的側面も持っている。
特に運転のしやすさという面ではスーパーカーとは思えないほど優れている。66.3kgfm以上のトルクを4000rpmから7000rpmの全域で発生させるトルクフルなエンジン。軽い踏力で特別意識しなくても扱えるクラッチ。シフトフィーリングに優れ扱いやすいトランスミッション。横幅1820mm(NSXよりも1cm大きい)という扱いやすい車体サイズ。ドライバビリティに優れた点を挙げればきりがない。
6.1Lという排気量と可変バルブタイミング機構のおかげでアイドリング時でもトルクは必要十分で発進も容易。6速に放り込めば2000rpmで100km/h巡航ができ、高級セダンよりも穏やかに運転できてしまう。
シフトダウンしスロットルを踏み込めばF1でのみ許された世界を体験できる。フライホイールが無いためレスポンスも抜群で、イギリスのオートカーの試乗記によれば全開走行は自制心との闘いとのこと。

-尚、この車を設計したゴードン・マーレイ氏によれば当初はホンダにエンジン供給を依頼していた模様。ホンダ側の固辞(自前のNSXで赤字を出していたため社外に供給する余裕がなかったとされる)により実現せず、BMW製のV12ユニット(お蔵入りとなったBMW・8シリーズ(未収録)の"M仕様"用に用意されていた物)に落ち着いた、という経緯がある。
1988年〜92年のF1グランプリにおいて、エンジンサプライヤーとしてホンダはアイルトン・セナを通じてマクラーレンと非常に親密な関係にあった。&br;また、ゴードン・マーレイ氏がF1の開発に際して[[NSX>NSX '90]]を所有し、快適性を備えたスーパーカーの指標としていたことも無関係ではないと思われる。

-丁度マクラーレンF1が登場した頃、当時のGTレース界はプロトタイプから市販GT車に回帰していた時期でもあり、そのハイスペック及び出自からサーキットでの活躍を期待されたマクラーレンF1は周囲の期待通りに1995年の国際格式のレースシリーズである"BPR・GT選手権((後のFIA-GT選手権))"に現れ、いきなりの快走を見せると同年の[[ル・マン>マクラーレン F1 GTR - BMW (国際開発UKレーシング) '95]]にも現れた。近年希に見る荒天に見舞われたル・マンで見事マクラーレンF1はデビューウィンを達成(その優勝クルーの一人はル・マン日本人初優勝となった関谷正徳氏)している。

-このレースを境にGTレース界は一気呵成に盛り上がり、ポルシェ911GT1、メルセデスベンツCLK-GTR、[[日産R390GT-1>R390 GT1 レースカー '98]]といった化け物級GTカーが誕生する契機にもなった。その波は当時GTレース界からは身を離していたフェラーリさえもF50を開発するに至っている。俗にこの一連の流れを"マクラーレンF1ショック"と表現される事がある。それまでに影響力の強い車なのである。
尤も、デザイナーであるマーレイ氏は当初からマクラーレンF1をサーキット車としてはいない。'95年のル・マンも信頼性に問題があるから(ギヤボックスが保たない、と言われていた。実際には荒天でスローペースなレース展開が優勝をもたらせた、とされる)走らせたく無かった模様。
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#region(余談)
-この車には他に別の仕様があり、ひとつがル・マン用にロングノーズ・ロングテール、ワイドボディを纏った"[[F1-GTR>マクラーレン F1 GTR レースカー '97]]"、もうひとつがル・マン優勝記念車の"F1-LM"。
このうち後者のF1-LMは2008年F1王者ルイス・ハミルトンの憧れの車として有名。ロン・デニス元代表は「ワールドチャンピオンに3回なったらプレゼントする」という約束をしていた・・・が、ロン・デニスが代表を退任しハミルトンがマクラーレンを離れた今、この約束がどうなっているかは不明。
また、XP3、XP4、XP5やGT、LMXP1、High Downforce Packageなどの仕様もある。

-ちなみに、この車にはMcLaren F1 Mercedes-Benz V12 Prototypeというマニアックなプロトタイプもあった。

-大の自動車好きとして知られるローワン・アトキンソン(Mr.ビーンのビーン役などで有名)もこのクルマを所有しており、2度事故を起こして(一度目は追突、二度目は自損事故)大破させた。
--一度目は小破程度だったらしいが、''全身カーボン製''というこの車の性質上修理費用は高額で、ほぼ新車購入額並の代金を請求されたというのは有名な逸話。
#endregion
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