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Top > ザイテック Z11SN グリーブスモータースポーツ '13
分類 | 性能 |
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メーカー | 日産 | 総排気量 | 4,494cc | PP | 607 | 国籍 | 日本 | 最高出力 | 456PS/7,000rpm (456PS/7,000rpm) | 全長 | ---mm | カテゴリ | プロトタイプレーシングカー/FIA-LMP2 | 最大トルク | ---kgfm/--- (58.1kgfm/4,000rpm) | 全幅 | ---mm | モデル | 高品質 | 駆動形式 | MR | 全高 | ---mm | ギャラリー | 対応 | 吸気形式 | NA | 車両重量 | ---kg(900kg)/50:50 | 内装 | 再現 | PWR | 1.97kg/PS | TM | 6速 | 入手方法 | カスタム/チューン制限 |
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ディーラー | Cr.150,000,000 | カスタム | ペイント:不可、ホイール交換:不可、エアロ装着:不可 | プレゼント | GTアカデミー2015 Rd.3 | チューン | 全項目チューン不可 車高のセッティング不可 |
- ザイテック(Zytek)はイギリスの老舗レースコンストラクター。会社組織としては「Zytek Automotive」と「Zytek Motorsport」という2つの部門に分かれていた。
2014年10月にドイツのコンチネンタル社*1に買収され、Motorsport部門はギブソン・テクノロジー(Gibson Technology ) と改称されている。
古くはアイルトン・セナのF1デビューマシンとして知られるトールマン・ハートのエンジンマネージメントを担当し、ル・マンを制したジャガーXJR-9のエンジン制御ECUや、
SUPERGT 2013年のシリーズチャンピオンを獲得したホンダCR-Z GTのハイブリッドシステムは、いずれもZytek製と多くの実績を誇る。
そのZytekがスポーツカー分野に本格的に進出するきっかけになったのが2002年に倒産したレイナードの資産を一部買い取ったことから始まる。
- Zytek・Z11SNは元は2007年に投入した「Zytek 07S」がベースとなるシャシーで、2011年から大幅に変更されたレギュレーションに対応させてアップデートされた車体。
2013年時点ですでに「旧式」と称される古い設計ながら熟成された高い信頼性を武器に毎年使用チームを上位に送り込んでいる。
収録の2013年仕様から愛嬌ある「ぎょろ目」のフロントマスクとなった。
- 搭載エンジンはかつて日産のGT500に搭載されていたレース用のVK45DEエンジンを耐久レース用に再調整したもの。
「速い・壊れない・安価」と三拍子揃ったこのエンジンは他エンジンメーカーのHPDやジャッドよりも圧倒的に優れLMP2クラスを席巻した。
2016年まで「LMP2常勝エンジン」「LMP2もといLMP2issanだ(2015ルマンではLMP2エントリー19チーム中14チームがこのエンジンをチョイス)」などの名を欲しい侭にしていた。
尚、Zytekは2011年からNISMOと共同でVK45DEエンジンの欧州における販売及びメンテナンスを担当している。
レギュレーション上2メーカー以上のエンジンを搭載できないといけないため一応他のエンジンも搭載できるが、2013年度に関してはザイテック Z11SNを使うユーザーは皆ニッサンエンジンを採用している模様。
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| | レースでの活躍
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- 2013年のル・マン24時間レースにグリーブスモータースポーツからエントリーし、カーナンバーはNo.42である。
ドライバーはミハエル・クルムにGTアカデミー卒業者であるルーカス・オルドネスとヤン・マーデンボローを加えた3名。
予選を総合20位・クラス12位で通過した本車両は無事24時間を走りきり、総合10位・クラス4位でフィニッシュしたが、後に26号車G-Driveレーシングのオレカ03・ニッサン(ロマン・ルシノフ/ジョン・マーティン/マイク・コンウェイ組)に燃料タンク規定違反が発覚、
同チームはリザルトを抹消され総合9位・クラス3位に繰り上がっている。
- またグリーブスはELMS(ヨーロッパ・ル・マン・シリーズ)の第1戦シルバーストン3時間と第2戦イモラ3時間にもスポット参戦している。
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| | 2015年以後
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- 2015年からZytek・Z11SNはギブソン社のメジャーアップデートキットを用いて「Gibson 015S」の名称で参戦継続。
2015年ル・マンではJOTAから参戦した#38が並み居る強豪を押しのけ総合10位・クラス2位を射止めている。
- LMP2はコスト削減から2017年からシャシーコンストラクターが絞られることになり、次期コンストラクター候補にギブソン社の名は無かった。
Gibson 015Sはザイテック-ギブソン系列のプロトタイプとしては最終作になる可能性が高い。
- ギブソン社は2017年シーズンからのLMP2クラス用のエンジン(GK428・4.2リッターV8NAエンジン。約600ps)をワンメイク供給している。
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| | GT6におけるZ11SN
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- 「他LMP(ザウバーC9など)に比べると性能が低い。例えばPP750のレースや配信レースでも「Z11SNは非推奨」」とよく言われるが、それらと同クラスの車体ではなく下位クラスの車体なので仕方ない所はある。
GTで例を上げると「GT500イベントではGT300は話にならない」という当たり前なことを言っているようなもの。
- かといって同クラスのPPである各種GTカー等と比較すると馬力で劣るにもかかわらず速すぎてこちらでも奨められることはまずない。
「GTカー」と「プロトタイプレーシングカー」の格の違いが良く解る一例ではあるが。
- 価格の問題もあり非常に残念な箸にも棒にもかからない立場である。同カテゴリの別の車体が居れば話は違ってくるかもしれないが・・・。
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